多岐にわたる事業展開で規模の拡大を図る総合商社

「ラーメンから戦闘機まで」という言葉で表されるように、総合商社は、身近な食料品から産業の根幹をなす石油や天然ガスなどの資源、さらには金融から宇宙開発まで、あらゆる事業を手がけている。

総合商社の主な役割は、流通(貿易・販売・物流)、金融、情報の3つ。

これまでメインにしてきた流通(仲立ち事業やトレーディング事業)が減少していることから、金融の比率が高まっている。

金融では貿易金融と言われる、代金決済やファイナンス・投資などを行っている。投資対象は、鉱物・エネルギー資源を中心に、不動産・物流・環境・インフラ・メディア・医療などさまざまだ。

特筆すべきは、総合商社の生命線と言われる「情報」。世界各国に幅広く展開する総合商社が築き上げてきた有力政治家・実業家とのネットワークや現地情報の蓄積は、インターネットで情報検索ができる時代においても、貴重な財産である。

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