世の中のほとんどの就活生が不安や焦りを感じている

就活を始める前から、第一志望企業の内定を獲得できると自信をもっている学生はほとんどいません。

どうすれば希望の企業に入社できるのかと不安や焦り感じているはずです。大学受験や資格試験でも同じですが、万全の準備をしても当日は不安になります。

真剣に向き合うほど不安や焦りは募ります。それではどうすれば不安や焦りを解消できるのか。それを知るために必要なのは、就職活動を一つ一つ整理し、自分がどこに不安を感じているのか理解することです。

就活の選考過程における不安・焦りとは

就活ではエントリーシート、筆記試験、一次面接、最終面接など内定を獲得するにはさまざまな選考過程を通過しなければいけません。どの選考過程でも不合格になる可能性はあるため、どうしても不安や焦りを感じてしまいます。そこでまずは、就活の選考過程における不安や焦りを整理していきましょう。

ES(エントリーシート)が書けるか不安

ESの書き方がわからずに悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。企業の人事担当が最初に目にするのがESなので、多くの就活生が中身のある内容を書きたいはずです。そこで記入方法があまりわからない学生は、以下のPREP法(プレップ法)を試してみるのもいいかもしれません。

Point:文章の要点部分。最初に結論を述べる
Reason:「Point」で述べた結論の理由を説明する
Example:「Reason」で述べた理由を裏付ける、具体的な例を説明する
Point:文章のまとめ部分で、最後にもう一度結論を述べる
この方法はビジネスでもよく用いられ、説得力のある説明をするときに使用されます。

「学生時代に力を入れたこと」になにを書けばいいのか不安

ESにもっとも頻出されるテーマ、「学生時代に一番力を入れたこと」。

記入することが豊富な学生であれば困らないかもしれませんが、あまり書く内容がないと感じる学生もいるのではないでしょうか。しかしこのテーマで重要なのは、経験の優劣ではなく、その経験の過程や、過程からなにを学んだかです。そのためアルバイトやサークルに力を注いだのであればその内容を記入しましょう。

グループディスカッションでうまく話せるか不安

グループディスカッションは得意な人と苦手な人に大きく分かれます。話すのが得意な人は、グループディスカッションに緊張せずに挑むことができますが、ここで求められているのは必ずしも話が上手な人ではありません。発言回数や協調性、または独自性や論理的思考力が求められる業界もあります。志望業界や志望企業の評価軸次第では、グループディスカッションが苦手な人でもマイナス評価にならずに選考を通過できます。

集団面接が不安
面接は2名〜4名程度で行われる集団面接と個人面接があります。これらの面接は評価軸がまったく違うため、それぞれで対策を練る必要があります。集団面接は15分から20分で3問程質問をされて終わります。つまり企業が確認したいポイントが既に決まっており、その基準を満たした学生は通過し、そうでない方は落ちるということです。そのため自分が言いたいことは、いつでもわかりやすく説明できるように整理しておきましょう。

圧迫面接が不安

先輩の体験談のなかで、圧迫面接を受けたと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

企業によっては意図をしない場合もありますが、そのほとんどが就活生のことを詳しく知りたいからです。そのために、学生が答えたことに対して「なぜ」を必要以上に追及することがあります。

独特な雰囲気で苦手意識を持っている人もいるかもしれません。通常の心理状態で答えるのは難しいかもしれませんが、どんな質問でも答えられるようにしっかりと準備しておくことが大切です。

最終面接が不安

ESの提出からなんども選考を突破していよいよ最終面接。何とかして内定をもらいたいと考えるのが自然です。しかしいまでは「最終面接=意思確認」ではなく、最後に落とされてしまったという話も聞きます。最終試験まで残っているからもう大丈夫と考えるのではなく、最後まで気を引き締めて、さらに自己分析を深めて面接に臨みましょう。

筆記試験が受かるかどうか不安

勉強が苦手で、筆記試験に対して不安を感じている就活生も少なくありません。

どれだけ面接に自信があっても、筆記試験で落ちてしまえば意味がないというプレッシャーもあるでしょう。また、大手企業になると合格ラインが高く、足切りの意味を持っているともいわれます。

ただし、筆記試験が通らない人のほとんどが、準備不足です。内容は中高で習うものばかりなので解けない問題ではありません。事前にしっかりとSPI問題集を解くなど準備をして本番に臨むようにしましょう。

内定がもらえるか不安

最終面接でも落とされる可能性があると聞くと、志望企業から内定をもらえるのか不安に感じるかもしれません。

そこで意識して欲しいのが「企業担当者の視点」です。学生のほとんどがネットを見て就活対策をしているので、あまり情報量に大きな差はありません。そこで差をつけるのは、どれだけ「考えているか」です。各選考を通過するために積み重ねてきた「思考量の差」が、最終選考では大きな差になっています。

なにが不安かわからないけど不安

就活生がよく漏らす言葉が、「何がわからないのかわからない」「何が不安なのかわからないけど不安」です。これらの発言をする就活生の特徴は、一人で就活を乗り越えようと考えていることです。就活は個人の戦いだと考えている学生もいますが、それは違います。大学にはキャリアセンターがあり、無料で就活のアドバイスをしてくれる専門家の方もいます。
なにが不安かわからない方は、まずはどこに不安を感じているのかを明確にするところから始めましょう。

就活の選考過程における不安・焦りとは

就活前の準備段階での不安・焦り

就活の選考についての不安や焦りもありますが、さらに不安なのは就活の準備段階ではないでしょうか。選考前の準備に失敗すると、他の就活生に比べて大きなディスアドバンテージを背負います。今日から就活前の準備を始めるためにも、自分がどのような不安をもっているかを明確にしておきましょう。

やりたいことが見つからない

就活を始めた当初は、業界研究や自己分析でやりたいことを明確にします。
もちろんそのときに志望業界や志望企業が決まれば問題ありませんが、どの業界も良く、もしくは悪く見えてしまい志望業界がなかなか定まらない学生もいます。もしそうなった場合、1Dayインターンや合同説明会に参加してみるといいかもしれません。企業HPには書いていない気づきがあるはずです。

インターン参加経験の活用方法がわからない

とりあえずインターンに参加してみたが、正直あまり得るものがなかったという話を聞きます。
インターンでなにも得られなかったと感じる原因は、目的を持たずに参加するからです。目的地を認識せずに歩いた場合、目的地に近づいているのか、右と左どちらに進めばいいのかもわかりません。すでにインターンに参加した人は「なぜ行ったのか」、今後参加する人は「なぜ行くのか」を意識しましょう。

尊敬する先輩が就活に失敗した

自分が尊敬している先輩が就活に失敗した、なんて話を聞くと不安になりますよね。早めに就活を始めていたのに、内定が一つも獲得できていないなんてことも。しかし就活は早く始めれば良いわけではありません。準備と対策がしっかりされていなければ、徒労に終わってしまうこともあります。ただし「自分は将来なにがしたいのか」という自己分析を明確することで、就活は早めに内定をもらうことができます。

就活のスタートが遅れている

エントリーシート、筆記試験、面接練習と対策すべき項目が就活にはいくつもあります。

そのため早めに始めるに超したことはありませんが、遅れてしまった場合でもとりわけ不利になることはないので安心しましょう。しかしなかには、3年生の冬に選考が始まり、4年生に進級するときには応募が終わっている企業もあるので注意しましょう。

ゼミや研究との両立が不安

「就活解禁の3月1日から学会が始まってしまう」と不安になるのが大学院生です。
1月、2月は論文作成で就活に費やせる時間が少ないので、できれば無駄な時間は削りたいですよね。時間を削る一つの方法として、事前にESの書き方をマスターしておくということです。ESは提出期限が重なることがあるので、素早く丁寧に書ける方法を学んでおくと不安が軽くなるはずです。

自分が志望する業界や企業が自分に合っているか不安

なぜ、そのような状況に陥ってしまっているのかを、しっかりと考えてみましょう。

そもそものレベルが高すぎて自分には合っていないと思っている人もいるでしょう。また、一向に選考へと進むことができなくて、自信を喪失してしまっている人もいるかもしれません。

たしかにライバルは全国の就活生なので、そう感じてしまうもの仕方ありません。しかし、自信がない=努力が足りないということです。もう一度、業界研究を行い、気持ちを整理してみてください。

公務員志望だけど受かるか不安

公務員は試験の時期が遅いので、結果がでてから一般企業に応募をしても間に合いません。
そのため公務員志望の学生も、民間は必ず受けておくべきでしょう。仮に公務員の試験ですべて落ちてしまった場合は、民間の選考はほとんど終了しているので、限られた企業のなかから就職先を決めなければいけません

就活前の準備段階での不安・焦り

不安・焦りを解消する唯一の方法とは

それでは不安や焦りを解消する唯一の方法とはなにか。それは「行動すること」です。
「本当に内定もらえるのか」「最終面接で落ちたらどうしようか」という不安は胸をよぎりますが、悩んでいても解決しません。

幸いにも内定直結型イベント、合同説明会、就職イベント、セミナーなど情報を得る機会はたくさんあります。

ただしここで意識して欲しいのは、「目的を持って参加すること」。たとえ1社でも、内定を持っていると心に余裕がうまれます。就職するかどうかという軸だけでなく、そういった側面からも内定直結型のイベントに参加してみるといかがでしょうか。

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