コンサルティングとは?
よく耳にする単語でも、実際にはどんなことを行っているのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
コンサルティングとは、企業(まれに行政など公共機関)などのクライアントに解決策を示し、その発展を助ける業務を行うことを意味し、 または職種としてその業務そのものを指すこともあります。
また、主に大企業を中心顧客としているところが多く、経営や戦略およびに会計・組織・人事・ITなどの業務上の課題について専門的な指導を行なったり、企画・立案を手伝います。
ほどんどの優秀な企業の裏にはコンサルティング会社がいて、新しい制度や仕組みの導入などを支えています。
コンサルティングには様々な種類がある!
一言にコンサルティングと言っても、企業によって得意分野や受け持つ業務が違います。
【戦略系】
・クライアントの多くが外資企業や大企業。
・主にヨーロッパやアメリカを拠点に活動しているところが多い。
・代表的な企業:7S(マッキンゼー)、PPM分析(BCG)、プロダクト・ライフサイクル(ブーズ)など
【総合系コンサルティング】
・あらゆるインダストリーのクライアントに対して幅広いサービスを提供している。
・扱う経営課題が多岐に渡るため、各領域別にプロジェクトチームを組成して活動。
例)業界別チーム(金融、製造業、通信、エネルギー、公共機関など)
機能別チーム(戦略、会計、人事組織、SCMなど)
【財務系コンサルティング】
・財務会計・税務のアドバイザリーを主に行うコンサルティング企業。
・M&Aや企業再生なども受け持つこともある。
【ビジネス・ITコンサルティング】
・IT企業のアドバイザリーを主に行う。
・中立性、独立性が売り。
【人事系コンサルティング】
・人事関連の領域を専門としている。
・人事制度の変更時やM&Aを行った時など、総じて企業の変革期に特に活躍。
【その他コンサルティング】
・シンクタンク系
・医療系コンサルティング
・再生系コンサルティング
・業務・業界特化型コンサルティング
・監査法人コンサルティング etc…
スピンアウトフォームという形もある!
スピンアウトとは、企業内における一部門などの限られた事業を独立させて企業化し、独立した事業を展開する事を言います。
コンサルティング業界では、大手コンサルティング会社に勤めていたコンサルタントが独立し、得意分野に特化した事業を展開しています。
こちらは昇給が大手に比べて早く、ワークスタイルが独特なのが特徴であるため、就活生の間でも人気が出てきています。
【主要なスピンアウトフォーム】
・ドリームインキュベータ
・スカイライトコンサルティング
・シンプレクステクノロジー etc…
給与体系の違い
給与体系については、コンサルティングフォームによって異なります。
下記に体表的なコンサルティングフォームの年俸例をご紹介します。
【業務・IT系のファーム】
・アナリスト:450万円前後から上限で500万円後半程度 + 残業代
・コンサルタント:600万円前後から上は800万円程度
・マネージャー:800万円程度から上は1200万円程度
・シニアマネージャー:1300~1600万円程度
新卒から入社し、順調に昇格していけば30歳手前でマネージャー、32~34歳くらいでシニアマネージャーになれるようです。
【戦略系のファーム】
・アナリスト:550万~800万円程度
・コンサルタント:800~1300万円程度
・マネージャー、シニアマネージャー:1500~2500万円程度
若手でも完全年俸制であるため、残業代がつかないことで基本給が高く設定されている事が多いようです。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
コンサルティング業界では、コンサルタント個人の力量によるところが大きいため、必ずしも大企業が良いという訳でもありません。
また、業務量もハードになります。
コンサルティング業界を目指す場合は、企業の評判よりも、実績を数値で見比べてみたり、自分がやっていきたいコンサル分野を探してみると良いでしょう。
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