商品企画部門のオーダーに応え、実際に化粧品を開発し、製品化していくのが開発や研究部門のお仕事です。
化粧品に使う化学的な成分や薬効成分、天然成分などの知識や取り扱いに精通していることが必要なため、主に化学や薬学などの理系出身者で構成されており、男性の研究員も少なくありません。
化粧品の使い心地よさのカギを握る香料などのブレンドも行うため、臭覚などが敏感に働くよう、生活習慣や食習慣のコントロールを行うなど、日常的に節制しながら仕事に携わる人もいます。
できないではなく、商品企画部門のニーズや期待に応え、消費者が求めるこれまでにない製品を開発する面白さが追求できる部門でもあります。
■化粧品の販売促進や営業のお仕事
開発された商品を、いかにターゲット層を中心とした消費者にアピールし、購入してもらうかを考え、各種プロモーションを行っていくのが販売促進部門です。
現在はデパ地下をはじめとする直営店やドラッグストアや化粧品専門店などの小売店から、自社のオンラインショップなど幅広い販売ルートや流通ルートがあるため、どんなマーケティングやプロモーションをしていくかも多様化しています。
テレビCMや雑誌広告が中心の大手メーカーから、新聞広告や通信販売やネットでの口コミなどを通じてプロモーションする中小メーカーなどもあり、時代を先取りしたアイディア力やプロモーション力が求められます。
また、消費者と商品を直接つなぐお仕事として、美容部員のお仕事もあり、商品知識やお肌に関する知識とともにアドバイス力や、メイクの技術、会話術も求められます。
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