リファラル採用とは

からぴー:みなさんこんにちは!本日は、「リファラル採用」について説明していきます。聞いたことはあるかな?
こうしくん:からぴーさん、お久しぶりです!聞いたことないですね。何かの採用の種類ですよね?
からぴー:その通りです。中途採用に多い採用手法だね。この機会に覚えよう!
こうしくん:よろしくお願いします!
からぴー:リファラル採用とは、すでに自社で働いている社員から人材の紹介を受けたり、人材を推薦してもらったりして実施する採用活動のことだよ。「縁故採用」とも呼ばれ、自社ですでに働いている社員からの人材の紹介や推薦による採用方法のことをいいます。
からぴー:採用費用を抑えつつ、自社の社風に合った人材を集められるため、そういった部分にあまりコストを割けないベンチャーなどの中小企業を中心に導入する企業が増えているよ。
こうしくん:なるほど。採用競争の激化、業務の複雑化に伴い、自社が求めるスキルやキャリアを持つ人材の採用が困難になっていると聞いたことがありました。
からぴー:その通り。また、求人広告で多額の金額を使って採用しても、ミスマッチ等により離職してしまうケースも起こっていることが、リファラル採用が広まっている背景だよ。これからの時代では、“全従業員が採用担当”だと認識させ、常に優秀な人材と接触するよう意識していくことも求められるね。

有名企業のリファラル採用事例

こうしくん:実際の採用事例などはあるんですか?
からぴー:紹介していくね。1社目は、株式会社メルカリです。フリマアプリ「メルカリ」を運営している企業で、同社は社員の採用経路としてリファラル採用を活用しているね。自社の社員に対して「いい人がいたら会社に紹介してください」という声掛けからリファラル採用を展開。リファラル採用のために用意した会食補助などを活用することで質の高い人材を安定採用することを目指しているよ。
こうしくん:あのメルカリもリファラル採用を行っているのですね!
からぴー:2社目は、株式会社串カツ田中ホールディングスだよ。日本だけでなく世界中に店舗を展開して串カツを広めている企業だね。直営店やフランチャイズ店を合わせると170店舗超と店舗数が増加しており、採用コストや離職率のアップが大きな企業リスクとなっていたのだよ。そこで取った施策がリファラル採用。経営層はリファラル採用に本気で向き合い、社員をリファラル採用の経路として取り込む工夫に取り組んで、福利厚生の充実や人材教育部の立ち上げ、リファラル採用システムの導入などの具体的施策によって企業リスクを着実に減らしていくことに成功したよ。
こうしくん:企業の経営課題までも解決できたのですね。
からぴー:最後は、freee株式会社です。クラウド会計ソフトを提供している企業で、創業当初の早い段階から、リファラル採用を重要な採用経路の一つとして位置付けていたよ。自宅に友人を招く感覚でオフィスに招待できる文化形成が特徴的だね。また、リファラル採用プロセスの簡素化、リファラル採用状況の数値化、可視化といった制度設計や環境構築を続けている企業だね。
こうしくん:面白い文化形式ですね。早い段階から取り入れているのも魅力的です。

リファラル採用メリット4つ

からぴー:リファラル採用のメリットを紹介していくね。1つ目は、コスト削減です。リファラル採用のもっとも大きなメリットは、やはり採用コストを大幅に削減できることだね。求人媒体や仲介企業を利用しないため、求人募集にかかるコストがほとんど掛からなくなるよ。また、人事部門の採用プロセスも簡略化できるため、面接に掛かる時間や手間も短縮でき、人事や現場の管理職など多忙極まる人材の採用工数削減にもなるね。
こうしくん:大きなメリットですね!採用コストって高いですもんね。
からぴー:2つ目は、採用プロセスの簡略化だよ。説明会や面接の手間と時間を大幅に短縮できるため、採用プロセスを簡略化し、さらに採用担当者の業務軽減にもつながるのでこれも大きなメリットだね。
こうしくん:覚えておきます。
からぴー:3つ目は、転職市場での獲得競争を避けられることだよ。転職市場で求めている人材を採用するには、獲得競争が避けられません。しかしリファラル採用では、潜在的な転職意識のある人材に直接コンタクトできるため、競争を回避しながらの人材獲得が可能になるのだよ。

こうしくん:採用獲得競争を避けられるのは大きいですね。

からぴー:最後は、人材の定着率が向上することだね。すでに応募者は社員から、社風、職場の雰囲気、仕事内容といった就労環境などについてある程度の情報を得ています。そのため、入社後のギャップが減るのだよ。高い採用コストを支払っても、短期間での退職や、思うように活躍してもらえないといったことはよくあることだね。しかしリファラル採用では、採用の精度が高くなり、企業にマッチした人材を確保することができるよ。

リファラル採用デメリット2つ

からぴー:リファラル採用のデメリットを説明していくね。1つ目は、採用される人材が偏る可能性があること。リファラル採用では、自社のスタッフから人材を紹介してもらうケースがほとんどだね。そうなると、そのスタッフと似たような人材が集まりやすくなり、同じような人が多くなってしまうね。一概に悪いことではないけれども、リファラル採用をする側は慎重に選択し、自社の状況に合った人材を広く集められるように工夫する必要があるよ。
こうしくん:確かにそれはありますね。
からぴー:2つ目は、人間関係が悪化する可能性があることだよ。紹介した人が不採用だった場合、その人材と紹介者の人間関係が悪化する可能性が高いです。少なくとも紹介したスタッフは気まずい思いをすることが考えられます。そこで、事前に不採用になる可能性があることを必ず相手に伝えることが重要だね。ここで失敗してしまうと、個人的な人間関係の悪化を恐れて、スタッフが人材を紹介してくれなくなる可能性もあるよね。
こうしくん:それで友達と気まずくなるのは嫌ですね。

まとめ

からぴー:リファラル採用に関して理解は深まったな?そのような採用手法もあるってことは覚えておこう。

こうしくん:本日はありがとうございました!とても理解が深まりました。新しい採用手法を知ることができて勉強になりました。

からぴー:引き続き納得のいく就活ができるように頑張ってね。

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