面接の質問ではどんな部分が見られている?

面接の質問ではどんな部分が見られている?

質問によって面接官はどのような部分をチェックしているのでしょうか?具体的な回答例を見ていく前に、まずは企業側の意図を理解しておきましょう。

考えや人柄が企業とマッチするか

面接で企業が確認したいと考えているのは、あなたが『どのような人物か』という点です。そのために自己PRや志望動機などさまざまな質問をします。

そして質問に対する回答により、あなたの性格や今後どのように働きたいと考えているのかを理解し、自社と合う人材か見極めようとしているのです。

どのような質問をされたとしても「自分は〇〇という特徴があるため、御社に△△という点で合っています」という内容が伝えられればよいでしょう。

能力が企業とマッチするか

人柄や希望するキャリアが企業と合致していても、基本的な能力が不足していると活躍を期待するのは難しいでしょう。そこで企業は質問を通して『求める能力を持っている人物か』という点もチェックしています。

求める能力は業界や企業ごとに異なりますが、まずは社会人として働くにあたり必要とされる基礎的な能力について見られていると考えるとよいでしょう。

例えば学生時代に頑張ったことや、失敗したことなどの質問によって、主体性・実行力・発信力・課題発見能力・ストレスコントロール力などの基礎的な力があるか確認しているのです。

面接序盤でよく聞かれる質問

面接序盤でよく聞かれる質問

面接には流れがあり、序盤・中盤・終盤でそれぞれよく聞かれる質問の傾向があります。代表的な質問とその回答例をチェックしましょう。まずは面接序盤の質問から見ていきます。

自己紹介をお願いします

冒頭で『自己紹介』を行うパターンは非常に多く、一次面接はもちろん二次面接や最終面接と進んでも求められることがあります。30~60秒程度の短い時間で端的に自己アピールをする質問と考えるとよいでしょう。

まずは学校名・学部・卒論テーマなどを伝えます。その上で下記のように主にアピールしたい点を簡潔に述べるのです。

「在学中はボランティア活動にも参加しており、さまざまな年代の方と協力して取り組んできました。そこから得た多種多様な方とチームワークで物事を成し遂げる能力について、お伝えできればと思っています」

自己紹介はコミュニケーションのきっかけでもあるため、できるだけ明るくハキハキ答えるのもポイントです。

自己PRしてください

強みを存分にアピールできる質問が『自己PR』です。自分の強みを客観的に把握した上で、企業の求める人物像にあわせてアピールしましょう。

「私の強みは異なる年齢・性別・国籍の方ともチームワークを発揮できる点です。ボランティアで海外へ行ったときには、お互いを理解し合えるよう、各自の出身地について紹介するオリエンテーションを企画しました」

このように具体的な経験と絡めて強みを紹介した後、入社後にその能力をどのように生かすかについて言及します。

「御社ではさまざまな経歴を持つ方々とチームを組むと聞いています。そのような環境でチームワークを発揮できるよう、メンバーの潤滑油となれるような行動を心がけていきます」

志望動機を教えてください

『志望動機』はなぜその企業でなければいけないのかを説明することで、熱意をアピールできる質問です。例えば下記のように、自分の希望と企業の強みをリンクさせながらアピールできるとよいでしょう。

「賃貸不動産の営業を通して、お客様が希望するライフスタイルをかなえるお手伝いがしたいと思い御社を希望しました。御社を選んだのは、自社管理物件が多く入居後もお客様をサポートできると考えたからです」

加えて「アパレルの販売アルバイト経験で得た、お客様に最適な提案をする能力を、御社での営業に生かしたい」というように、身に付けた能力とそれをどのように仕事に生かせるかまで伝えられるとよいでしょう。

面接中盤でよく聞かれる質問

面接中盤でよく聞かれる質問

自己紹介や自己PRで主なアピールポイントを知った後は、より詳細な質問が行われます。具体的にどのような意図で質問されるのかを知り、的確に回答しましょう。

長所と短所を教えてください

『長所・短所』についての質問でチェックされているのは、自己分析ができているかです。入社後には長所を伸ばし短所を克服することで活躍の場を広げられるため、正しく認識していることが求められます。

「私の長所はチャレンジ精神旺盛なところです。大学時代には未経験からフットサルチームを立ち上げ、大会で優勝するまでに成長しました。まずはやってみようとチームメイトと練習に励んだ成果です」

また短所は下記のように、どのように克服したのかも求められます。

「私の短所は行き当たりばったりな点です。やりたいと思うと後先考えずに突っ走る癖があるため、今はまず一拍置いて計画を立ててから取り組むようにしています」

学生時代に頑張ったことは?

なぜそれに一生懸命取り組んだのか、どのような工夫をして成果を出したのか、という点を説明する質問です。それによりどのように仕事に取り組む人物なのかを、面接官が想像しやすくなります。

「私は洋服が大好きで、学生時代はアパレル店で販売のアルバイトに打ち込みました。店頭で『こんにちは』と呼びかけることで、立ち寄っていただけるお客様を1割アップさせた経験があります」

上の例のように具体的な数値があると、より伝わりやすくなります。またその経験をどのように企業で生かしてくのかという点もあわせて伝えましょう。

失敗や苦労した経験を教えてください

仕事は順調に進むことばかりではなく、ときには失敗することもあるでしょう。そのような困難を乗り越える力があるかを確認するために行われるのが『失敗』についての質問です。

失敗や苦労をした経験だけでは、単なる体験談で終わってしまいます。重要なのは、それをどのように捉え、どのように行動し立ち直ったのかを伝えることです。

例えば進学と同時に始めた一人暮らしで、学業との両立に苦労したなら、その状況をどのように乗り越え、そこから何を学んだのかを下記のように伝えます。

「学業と一人暮らしの家事を両立するために、時短テクニックを調べ活用しています。この経験から、難しいことでもどのようにすればできるか?と考える思考が身に付きました」

面接終盤でよく聞かれる質問

面接終盤でよく聞かれる質問

面接終盤になると今後のキャリアプランについても質問されます。自分のプランを持っていることはもちろん、企業の今後と絡めて回答することが大切です。

就職後にやりたいことは何ですか?

『就職後にやりたいこと』は将来を見据えているのかチェックすると同時に、業務内容をどの程度理解しているのか確認する意味合いがあります。企業で働いている姿をイメージできるように伝えるとよいでしょう。

「入社後は賃貸物件の営業マンとしてトップクラスの成績を獲得するのが目標です。そのために御社が力を入れているインターネット経由の集客も活用したいと考えています」

また目標に向けて今実際に行っていることも「すぐにでも現場で活躍できるよう、既に宅建の資格を取得済みです」というように述べるとよいでしょう。

他社の選考状況を教えてください

自社をどの程度志望しているか、入社してくれる可能性がどのくらいあるか、といったことを把握するために『他社の選考状況』について質問されることもあります。

基本的に正直に答えればOKですが、答え方を臨機応変に変える工夫は必要です。例えば下記のように、面接している企業に合わせて業界をそろえて回答します。

「現在は不動産業界を中心に就職活動をしています。A社・B社・C社の選考を進めており、A社は二次面接の結果待ち、B社・C社は一次面接を控えています。」

10年後は何をしていますか

長期的なビジョンを確認するために用いられるのが『10年後は何をしているか』という質問です。就活生の夢が企業の方向性と合致しているかを見る質問でもあります。

「10年後はエリアマネージャーとして、地域の店舗を任される立場で活躍したいと考えております。そのためにも、まずは店舗スタッフとして経験を積み、独り立ちするところから始めてまいります」

このような回答であれば、面接を受けている企業が店舗を拡大予定で、エリアマネージャーの拡充をする計画なら、入社後のミスマッチが起こりにくく内定につながりやすいでしょう。

最後に質問はありますか?の質問例

最後に質問はありますか?の質問例

面接では企業への質問を求められることもあります。あらかじめいくつかのパターンを考えておくと、質問を自己アピールにつなげやすくなるでしょう。

やる気をアピールする質問

会社に貢献できる人材として頑張っていきたいというやる気をアピールするなら、実際に社内で成果を上げているのはどのような人か質問してみましょう。

例えば「御社で成果を出している方にはどのような特徴がありますか?」「管理職として活躍されている方は、どのような経験をしてきている方が多いですか?」といった質問が代表的です。

自分をアピールする質問

質問を通して自己アピールもできます。自分のスキルや長所をどのような場面で生かせるか質問するのです。

例えば「アルバイトでは30名いるアルバイトスタッフのリーダーを任されていましたが、この経験を生かせるチャンスはありますか?」というように尋ねます。

また話題のニュースと業界や企業の今後の展望を絡め「○○というニュースが話題ですが、御社の業界としてどのような取り組みができるとお考えでしょうか?」と質問すると、深い理解があることをアピール可能です。

「入社後に必要な資格はございますか?」と質問することで、取得に向けての準備をしたいというアピールにもなるでしょう。

業界への関心をアピールする質問

志望度の高さを伝えるために、業界への関心をアピールする質問も有効です。例えば「業界ではアジア進出の機運が高まっていますが、御社の海外での事業展開について教えていただけますか?」というように質問します。

事業戦略についての質問は、今後のキャリアを実現できる企業か確認することにもつながる重要なものです。また質問の仕方によっては、業界への関心を伝えつつ働き方や福利厚生についても質問できます。

「働き方改革を進めている企業が増えているようですが、御社ではどのような取り組みを考えていらっしゃいますか?」と質問すると、方針を尋ねる形で自然と聞きたいことを引き出せるのです。

面接の質問は意図とパターンを知って対策を!

面接の質問は意図とパターンを知って対策を!

面接の質問には全て意図があります。どのような人物か知るために、自己紹介や自己アピールが必要ですし、どのような能力を持っているか把握するために、失敗したことや頑張ったことを聞くのです。

例文を参考にしつつ、自分の経験から事前にどのようなエピソードを使うか検討しましょう。いくつかパターンを用意しておくと、面接によって使い分けられます。

企業が何を求めているのかを知ることで、有効な面接対策を実施できるでしょう。

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