【何点から書いていい?】TOEICの意味をおさらいしよう

TOEICとは

ビジネスの場や日常生活での会話や文章でのやりとりといった、活きた英語の力を測定する、世界共通のテストです。合否ではなく、点数で評価されます。就活やキャリアアップなど、さまざまな場でスコアが英語力の目安として利用されています。

TOEICスコアの意味

TOEICの結果はスコアで表示され、満点は990点(内訳:リーディングが495点、リスニングが495点)とされています。
TOEICのスコアは、下記のようにレベルA~Eの5つにランク分けされています。

【TOEICスコアのレベル】
A…860点以上→Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
B…730点〜855点→どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
C…470点〜725点→日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
D…220点〜465点→通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
E…215点以下→コミュニケーションができるまでに至っていない。

TOEICスコアの平均点

TOEICの平均スコアは580~590点だと言われています。
就活でアピールするためには、最低でも600点以上は必要になりますので、平均点よりも高い点数を目指しましょう。

【何点から書いていい?】TOEICの意味をおさらいしよう

TOEICのスコアは何点から記載すべきなのか

TOEICは必ずしも就活に必要ではありませんが、持っている方が有利になるといえるでしょう。就活での採用基準のひとつして、TOEICのスコアを用いている企業も多く、就職した後も、キャリアアップには有利に働くことがあります。では、いったい何点とっていれば英語力のアピールとして効果的なのでしょうか。

企業群によって異なる

求められるスコアは、それぞれの企業、条件にも異なります。一般的に、アピールとして通用するのは、英語力を重要視していない企業であれば600点以上、外資系など英語を使う機会が多い企業であれば800点以上が目安となります。留学経験者や外国語系の学科などで英語をアピールポイントの1つにしたい場合は、730点以上あると望ましいです。
グローバル化に対応するため、業務で英語を使用する企業も増えており、新入社員に英語力を求める企業も多いです。選考を受ける前に、自分が志望する業界や企業が、どの程度の英語力を求めているのか採用ページや説明会で確認しておくといいでしょう。

TOEICは新卒採用では何点から評価されるのか

新卒はポテンシャル採用

新卒採用では、ポテンシャルが重視される傾向が強く、就活時のTOEICスコアはそれほど重要ではないこともあります。「入社してから英語力をみがいてもらえればいい」というスタンスの企業が多くなっており、就活では、TOEICの今のスコアよりも入社後のポテンシャルを見せることのほうが重要と言えます。

企業が求める人物像を把握しよう

TOEICスコアがないからといっても、就活に必要だからと焦って受験する必要はありません。もちろん、志望する企業の応募条件に、「TOEIC〇〇点以上必須」など記載がある場合は受験したほうがいいでしょう。しかし、「海外展開していない」や「業務で英語を使う機会がない」など、英語力を重要視していない企業であれば、TOEICスコアがなくても問題ないのです。むしろ他の強みをアピールしたほうがいいでしょう。大切なのは、「企業が求めている人材にいかに自分がマッチしているか」をアピールすることです。志望する企業の企業研究ををしっかりして、「求めている人材」を意識して質問に答えましょう。そのために、まずは自分の強みなどを把握するための自己分析を行うなど、就活で必要な要素を集める作業を優先しましょう。

ガクチカでTOEICスコアに触れることはOK!でも・・・

就活のガクチカでTOEICスコアについて書くことは、全く問題ありません。
ただ、1点注意したいことは、あまりにも低い点数なのにガクチカに使用することです。具体的には、500点以下のTOEICスコアをガクチカでアピールするのは賢明とは言えないでしょう。ガクチカとして具体的にどのような学習をしたかきちんと説明したとしても、点数が低すぎる場合、「これだけ勉強してもこのくらいの点数しかとれないのか…」「本当に力を入れて頑張ったのかな」と、面接官が感じる可能性があります。
ガクチカでTOEICに関して話す場合は、750点以上のスコアが取れていると、英語力のアピールとして効果的でしょう。

TOEICは新卒採用では何点から評価されるのか

TOEICのスコアを履歴書に書く際の注意点

正式名称で書く

TOEICのスコアを履歴書に書く場合は、テストの日付、正式名称、スコアを間違いなく記入しましょう。また、TOEICには「公開テスト」と「IPテスト」の2種類があります。

公開テスト:個人で申し込み指定された会場で受験する、公式認定証を受け取ることができる
IPテスト:学校あるいは企業で一斉に受験する、過去に公開テストで出題された問題が出題される

スコアを書く際は、どちらを受験したのか必ず記載しましょう。IPテストは公式認定証が発行されないため、企業によってはスコアを認めていません。履歴書に記載する際は、認められているか事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

(例)
「2020年9月 TOEIC公開テスト 925点取得」
「2021年1月 TOEIC IPテスト 845点取得」

直近2年以内のスコアを書く

履歴書に書くTOEICスコアは、2年以内に取得したスコアを書くのが一般的です。2年のうちに何度かTOEICを受験している就活生もいるでしょう。その場合は、基本的に最新のスコアではなく、2年以内で最高のスコアを記入して問題ありません。

嘘は書かない

当たり前のことですが、嘘のスコアを記載するのは絶対NGです。公式認定証の提示を求められたらすぐに嘘だとバレますし、企業からの信頼を一気に失うことになるでしょう。スコアが低いのであればわざわざ履歴書に書く必要はありません。英語力以外の自分の強みをアピールしましょう。

TOEICのスコアを履歴書に書く際の注意点

まとめ

TOEICスコアは何点以上から英語力のアピールになるのかを紹介しましたが、いかがでしたか。最低でも平均以上のスコアがなければ、履歴書には書かないほうが無難です。英語が業務で必要な企業は、応募条件に「TOEIC〇〇点以上」と指定がある場合があります。スコアが足らず応募すらできないことがないように、志望する企業の選考情報は必ずチェックしておきましょう。TOEICは年に何回か開催していますので、まだ受験したことがない人は受けてみることをおすすめします。

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