ES(エントリーシート)で求められる写真の種類

ESは企業によって異なりますが、ESを提出する際に求められる写真は2種類あります。

【①設問の一環としての写真】

企業によって有無が異なりますが、ES提出の際に「あなたらしさが最も表れている写真を添付してその説明してください。」と問われる場合があります。どのような写真がいいのだろうか?と悩むことも少なくないですよね。そこであなたらしい写真の良い選び方やNG例をご紹介します。

①自分の存在がはっきりしている写真

必ずしも1人で写っている写真を選びなさいという訳ではないですが、大人数の写真ですと企業側は応募者がどれか分かりにくいので、ある程度自分の存在がはっきりしている写真が良いでしょう。

②自己PRに繋がる写真

自分らしさが分かる写真ではありますが、何でもいいという訳ではありません。
自分の長所、自己PRは何なのかを見出してから写真を考えましょう。
例えば、協調性やチームワーク力の高さをアピールしたい場合は部活で活動している際の写真を選ぶと良いでしょう。

③オリジナリティがある写真

もちろん、ありきたりな写真よりかはオリジナリティがあったに越したことはないです。
ですが、「特別変わった体験をした写真」が絶対に必要なわけではありません。
先ほど述べたように自分の長所から書く内容を考えて、写真を選ぶ流れで大丈夫です。
自分らしい写真を貼る設問は他の設問より自由度が高いので、最大限に個性を出していきましょう。

・NG例

①悪印象を与える写真

人によってはあまり良くないイメージがある写真は避けましょう。
もちろん、人それぞれ考え方は違いますが競馬やパチンコなどのギャンブル・賭博行為に関してもよほどの事情がない限り避けた方が無難です。そのような写真を選ぶよりは、他の写真を選ぶのが望ましいでしょう。

②画質が悪い写真

”絶対一眼レフカメラで撮った写真を使用してください”という訳ではありません。
スマートフォンで撮った写真でも構いません。しかし、画質は悪すぎる写真は避け、出来るだけ写りの良い写真を選びましょう。

③過度に加工された写真

画質の悪い写真はNGですが、過度の加工した写真のNGです。
「あなたらしい写真」を求められているのにも関わらず、過度な加工をするとあなたらしさを失ってしまうからです。多少の加工で写りを良くする程度であれば問題ありませんが、過度な加工は避けましょう。

【②ESに添付する証明写真】

二つ目は就活のESに添付する証明写真です。
そもそも証明写真はなぜ必要なのでしょうか?ESにおいて証明写真を求められる一番の理由は本人確認のため、と言われています。
写真によって採用が大きく左右されるとは限りませんが、あまりにもひどい写真だと不採用に繋がるケースもあります。例えば、証明写真では清潔感を求められるので、服装に統一感がなかったり、寝癖がそのままだったりすると好印象とは程遠いですよね。

それではここからは具体的な撮影方法や証明写真に適した髪型や服装、撮影の際のポイントなどを解説していきます!

ES(エントリーシート)で求められる写真の種類

ESの証明写真はどこで撮れば良い?

【①写真館】

ES用の証明写真を撮るのであれば、写真館のしっかりとしたスタジオで撮影するのが一番おすすめです。写真館ではプロのカメラマンから表情や姿勢、身だしなみなどのアドバイスをもらうことができます。また、写真の発行だけではなくUSBデータを貰うことも出来るので、Webのエントリーフォームにデータとして利用することもできます。
ただ費用が少し高くついたり、スタジオまで撮影しに行く手間や写真の出来上がりに少し時間がかかるなどのデメリットもあります。写真そのもののクオリティは確かなものなので、撮影する場合はしっかりとスケジュールに余裕も持っていきましょう

【②証明写真撮影機】

証明写真撮影機は駅や商業施設など、街のあらゆる所にあっていつでもすぐに撮影することが出来、その場で写真が出来上がります。また、最近の証明写真撮影機は美白機能などが付いており、クオリティの高い写真が撮影出来る物も増えています。
デメリットとしては、発行される写真の枚数が限られているので、写真を使い切る度に撮影し直さなければならない点などが挙げられます。

【③スマホのカメラ】

率直に言うと、スマホのカメラでES用の証明写真を撮るのはおすすめできません。その理由として、ちゃんとした照明器具が無ければ陰影をうまく調整出来ないことや、何もない無地の背景で撮影することが難しいことが挙げられます。もしどうしてもスマホで証明写真を撮影する場合は「Photo shop」などの写真編集ソフトで明るさなどを自分で編集する事をおすすめします

ESの証明写真はどこで撮れば良い?

ES用の証明写真に適した髪型や服装、メイクについて

髪型やメイクはいったい何が正解なの?男女によって気になる点が異なると思います。
あるべき姿とは、就活の写真の疑問について解決していきましょう。

【髪型】

男女ともに求められるのは清潔感があり、はっきりと顔を出る髪型が良いでしょう。
髪色は真っ黒でないといけないわけではないです。派手な色でなければ地毛に近い色で良いでしょう。
・男性:程よい短髪で襟足が肩にかからない、サイドが耳にかからない程度またワックスなどの整髪料で軽く整えますが、固めすぎたり、立ち上げて遊びのある髪型もここでは控えましょう。

・女性:髪でスーツが隠れないようにしましょう。肩に髪がかかるような長さであれば後ろで一つにまとめるか背中に流すのが理想です。もしくは、柔らかい雰囲気を演出できるハーフアップなども適した髪型とされています。そのようにすることによってすっきりした印象になり、企業側に良い印象を残すことが出来ます。まとめる際は、おくれ毛などが出ないように気をつけましょう。

【前髪ぱっつんはNG?!】

女性の方は前髪で悩む人が多いと思いのではないでしょうか。
結論から言いますと前髪はぱっつんでも問題ありません
しかし、就活する上で清潔感が大事なので重めのぱっつんは暗い印象を持たれてしまいます。その場合はワックス等で左右に流すことによって眉やおでこの見える範囲が増えると顔の印象がパッと明るくなって清潔感や健康的な印象を与えやすくなるのでおすすめです

【服装】

証明写真を撮影する時は紺か黒のスーツが基本です。シャツは白が無難でボタンは第一ボタンまできちんと閉めましょう。男性の場合はネクタイを締めることになりますが、ネクタイは派手な柄を選ばず、無地やシンプルな柄を選びましょう。また、撮影する際はネクタイが曲がらないように気を付けて撮影しましょう。
また、ネックレスやピアス等の装飾品は全て外してから撮りましょう

【メイク】

女性の場合、就活の際のメイクはどうすればいいのか不安に思いますよね。
メイクのコツとしては濃すぎないことです。しかし、ノーメイクも禁物です。
証明写真は光が飛ぶのでアイメイクなどポイントメイクはやや濃く、また眉は芯の強さや知的な印象に直接つながっていきますので眉毛をしっかり描くことがポイントです。
チークやリップは濃くない自然な色のすることによって、血色感が出て顔全体が明るい印象を残すことが出来ます。

ES用の証明写真に適した髪型や服装、メイクについて

ESの証明写真を撮る際のポイント

撮影する場所、髪型やメイクなどを確認してきました。それでは印象が良い写真にするための撮影時の簡単なポイントを解説していきます。

【撮影の際の姿勢】

証明写真を撮る際は出来るだけ背筋を伸ばして胸を張りましょう。証明写真に写るのは胸から上の部分です。背筋が伸びているとその人の活気ややる気、自信などをアピールすることが出来ます。

【口角を少し上げる】

口を閉じて歯が見えない程度に口角を上げましょう。にこっと笑うというよりは少し微笑むようなイメージです。
これをせずに無表情で撮影してしまうと不愛想な印象を与えてしまうかもしれません。やわらかい表情を見せることで、良い人柄などをアピールすることができます。

【目をしっかりと開く】

普段よりも少しだけ目を大きく開けて撮影しましょう。そうすることで目が大きく見えて、目力も強くなります。人の顔の中でも目は一番初めに見られる部位ですのしっかりと目を開いて誠実さをアピールしましょう。

ES用の証明写真のサイズや枚数、データはあった方がいい?

【サイズ】

履歴書やESの証明写真のサイズは「縦40㎜×横30㎜」が一般的です。
もし自分でサイズに合わせてカットしないといけない場合は定規などを使って綺麗に切りましょう。

【枚数】

証明写真は何枚用意すべきかわからないですよね。
人それぞれでありますが20~30枚が平均と言われています。
もし履歴書やESに貼っていた証明写真が剝がれ紛失してしまった場合など
緊急時のためにも就活用カバンに予備を入れておく必要があります。

【データ】

先ほど平均20~30枚と申しましたが、受ける企業の数は人それぞれです。もし受ける企業を増やし、焼き増しは必要な場合やサイズ変更があった場合などにデータがあると大変便利です。また近年、WEBエントリーが主流となってきており、その際に証明写真のデータが必要になってきますので、データは作ることをおすすめします。

◆ES・履歴書用「写真」の2種類の提出方法それぞれの注意点

【紙の場合】

・裏に名前を書く
昔から「自分の物には名前を書きましょう。」と言われていますが、証明写真のも名前を書きましょう。
裏に「学校名・学部・名前」を書くことによって、ESや履歴書から証明写真が剝がれてしまった際に誰の写真かがすぐに分かるからです。

・どの「のり」で貼るのがベスト!?
ESや履歴書に証明写真を貼る際にどののりがいいのでしょうか。のりの種類と言いましても液体のりやスティックのり、テープのりなどいろんなのりがあります。どの種類ののりがいいのかと言いますと、スティックのりやテープのりがベストです。
液状のりを使用すると、水分が多いため履歴書にシワがよりやすくなってしまいます。シワのある履歴書は見た目が悪くなり、悪印象を与えかねません。また、完全に乾くまでに時間がかかります。のりを付けすぎるとはみ出ることもあるでしょう。
その間、スティックのりやテープのりはシワにならず、乾く時間も早いです。液体のりに比べると粘着力が弱いとうデメリットがありますがしっかり角まで貼れば見栄え良く貼ることができます。

【データの場合】

・サイズ
WEBエントリーシートの場合、証明写真のサイズは紙の㎜ではなく、ピクセルで表されるが多いです。一般的には560×420ピクセル、600×450ピクセルの2種類が多く、どちらも縦横比率は4:3が多いようです。写真館などで撮影してもらいデータ化してもらう際に、サイズをどうするか聞かれても答えられるようサイズを覚えておくといいでしょう。

・容量
アップロードする際にデータ容量にも注意が必要で、データが大きすぎてなかなか送信できなかったりすることがあります。一般的に2MB(メガバイト)までであれば問題なくアップロードできそうです。

ES用の証明写真の顔採用はある?

「顔採用」と聞くとあまり良い印象を持たない人が多いでしょう。
実際のところ、顔採用は存在するのでしょうか。

結論から言いますと、顔採用はあります。
全ての企業に顔採用があるというわけではないですが、顔採用がある業界もあります。
・航空業界
・アパレル業界
・美容業界
・マスコミ業界
・広告業界
これらの業界が顔採用をするのはやはり「会社の顔」になるからです。

また顔が良いということは会社が華やかになり、社員のモチベーションがあがるからと言われています。モチベーションがあがることによって営業成績が良くなることにも繋がっています。

顔採用される人は顔がいい人だけではありません。
顔採用と聞くと、美男美女が有利であると思われがちですが、それだけではありません。
清潔感や雰囲気の良さなど総合的に判断しているのです。
ですので、「ブサイクだから」と悲観的にならずに、雰囲気や表情を良くして顔採用に打ち勝ちましょう!

ES用証明写真に期限はある?

一般的な証明写真の期限は「3~6ヶ月」と言われています。
なぜ3~6ヵ月であるかと言うと、厳密には法律や規則による決まりごとではないですが、社会的なルールであるからです。例えばパスポートや運転免許証などの公的証明書に使用される写真には「6ヶ月以内に撮影したもの」と指定されています。成人の大人であれば3ヵ月や6ヵ月で外観が大きく変わることはまずないでしょう。ですので、証明写真には「3~6ヶ月以内なら写真で本人だと証明できるはずだ」という前提でこのような期限が設けられているのです。

期限内に大きく見た目が変わったとき

先ほど3~6ヵ月で見た目は大きく変わることはないと申しましたが、0ではありませんよね。髪の毛が伸びて髪型が変わったり、髪をバッサリ切ったりなどの髪型の変化や体調の変化によって体重が増減したりして、短期間で見た目が大きく変わることもありえます。
例え、期限内に撮影した写真であっても変化する前の写真を使用していると面談官に「写真が古いな」と思われてしまいます。
ですので、期限内でも見た目が大きく変わった方は新しく撮り直しましょう。

【写真の使い回しはダメ!】

企業によって異なりますが、不採用となった際、履歴書が返却される場合があります。
その際に写真を剝がして、再利用することはNGです。禁止されているわけではないですが一度履歴書やESで使用した写真は、傷があったり、角が折れ曲がっていたりします。そのような写真を使い回しすると、選考でマイナスな印象を与える場合がありますのでやめましょう。

◆まとめ ES用の証明写真で好印象を与えるために

就活におけるESで求められる写真について、良い印象を得るためのいくつかのポイントや、提出方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
そもそも、ESで求められる写真は2種類ありましたが、そのどちらも、好印象を持たれるためには清潔感があることが求められます。証明写真の撮影の際の服装やメイクは社会人・就活生としての自覚を持って行動しましょう。
また証明写真はデータを持っておいた方がよいことや、少なくても20枚はもっておくべきですね。紙のESや履歴書の場合はスティックのりやテープのりでシワにならないように気を付けましょう。
たかが写真ですがされど写真。ESや履歴書の内容も大事ですがそれだけではありません。選考に左右される可能性も0ではないので、きちんとしましょう。

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