採用担当者の意図を汲み取ろう

そもそも、なぜエントリーシートに自分の長所や短所を記入する必要があるのか不思議に感じる学生も多いかもしれません。
エントリーシートの限られたスペースの中で長所や短所を尋ねる理由は、採用過程に大きく影響しているからです。
なので、採用担当者の意図を汲み取って回答することが大切です。
採用担当者は学生の長所や短所を知ることで、入社してから活躍できる人材かどうかを判断できることもありますし、もっと重要なのが自己評価をしっかりできる人間かどうかを見極めているためです。
たとえばエントリーシートでは長所として「落ち着いていて、いつでも冷静に物事の判断ができる」と記入したとします。
でも、実際に面接の態度を見ているとそわそわしていて落ち着きがなくて、面接官からすると自分のことを客観的に判断できていないと見られてしまい評価が下がります。
面接と違ってエントリーシートの記入には時間的に余裕があるので、自分と向き合う時間をつくって、しっかりと自己評価が行えるようにしておきましょう。

長所は具体的なエピソードと一緒に記入する

「自分の長所は?」と尋ねられて、いくつも羅列して記入してしまうのはあまり良くありません。
その理由は、採用担当者がそれを読んでも、ストーリー性が少なくて、何の説得力もないからです。
エントリーシートは採用担当者に対する数少ないアピールの場なので、相手を納得させる説得力が必要です。
では説得力には何が必要かと言えば、具体的なエピソードです。
たとえば「自分は責任感があります」とだけ書かれているよりも「アルバイト先で○○という出来事があって職場の人から認められた」とか「サークル活動で××という経験をして仲間から責任感があると言われた」など周囲からの評価を得るに至った経緯をしっかりと説明することが大切です。

自己PRを含めた例文をご紹介します

【例文】
私の長所は忍耐力がある所です。
大学のサークルではテニスに力をいれており、もっと俊足に動けるようにと海外で取り入れてられていた加圧トレーニングに注目をして行ってきました。
その後も、筋肉を増やすために毎日自主トレとして、朝と夜に走り込みを行い、学業も怠らないようにしっかりとスケジューリングして過ごすように徹底してきました。
どんな時でも毎日継続して取り組んでいた成果もあって、全国大会へと出場することができ、ダブルスで入賞することができました。
どれだけ辛くても継続してやり抜くことができると実感していて、貴社においてもこれまでの忍耐力を活かして取り組んでいきたいと考えております。

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