エントリーシートの書き方として趣味欄は何を見ているの?
さて、実際ずっと残っている趣味欄はいったい何のためにあり、趣味欄のどこを見て採用しているのか?気になる部分を紐解いていきます。
①エントリーシートに趣味欄があるのはなぜ?
実際に、エントリーシートの趣味欄は、何を書いてもOKなんです。
エントリーシートの書き方として理想があるわけでもありません。
ただ、やはり意味合いがあって残っているのは事実なのです。趣味そのものはあまり意味がないと言えます。稀にその趣味が活かされる仕事もあるとは言えますが・・・。
その趣味を質問した時に、どういう答えが返ってくるかが、ここに趣味欄があるポイントなのです。
特に、就活者のプラスになる面で言えば、アピール下手やしゃべり下手な人がいて、面接がとびきり苦手だったりする人もいます。でも、その人が優秀ではないというわけではなく、話せなくたってスゴイ力を持っている人がいるわけです。
そういう時に趣味って自分の好きなことだから、とても語りやすいし、まわりと比べられたりもしないので、比較的自分を出しやすいのです。
そういう人を見抜くためにというのと、趣味欄でその人を引き出すためにあるといって良いでしょう。
②採用者は趣味欄の何を見ているの?
それでは、採用者は趣味欄の何を見ているのでしょうか?
実際に前述しましたが、趣味そのものを見たい採用者はいません(笑)
それに、趣味で採用、不採用はなかなか決め辛いですよね。
採用者としては、その趣味からどれだけ知識を持っていて、どれだけ学びを得ていて、熱中していて・・などを知りたいわけです。
好きなことへの打ち込める力、かける熱量、好きなことを極めたいことへの探求心、知識の豊富さ、などなど。趣味の内容はなんであれ、それに向かうその人の姿勢や取り組みを見る事ができるのです。
ちなみに私は採用の時、それを語る目や表情も見ていましたね。
この趣味欄で自分をアピールできる人は非常に少ないと感じました。
だって、大概みんな趣味なんてなくて、映画、音楽鑑賞などですからね。そういう時はマイナスにならないようむしろ面接ではふらないですね。
だからこそなのですが、趣味欄が人と違っていると目を引きやすい点にもなります。
そしてその没頭度合が面接によって引き出されます。
全然話をしておらず、うつむいていた子が、この趣味の話をすることでいきなり立ち上がり熱弁した子は、今でも忘れられません。

エントリーシートの趣味欄の書き方例
それでは、エントリーシートの書き方趣味欄の、書き方のポイント、書き方例、趣味がない時の書き方などを紹介していきます。
①エントリーシート趣味欄の書き方のポイント
エントリーシート趣味欄の書き方のポイントをお伝えします。
書くことが多いのは、映画鑑賞、音楽鑑賞ですが、これはあまり採用側としては突っ込もうとは考えない感じです。
ということから、逆に突っ込まれたくなければ、定番を書いておく事がお勧めです。
しかし、突っ込んでもらう、人との違いを感じてもらうには、すこし目を引く趣味が必要です。かといって、このエントリーシートのために嘘の趣味を書くわけにも行きません。
もし、本当に目を引くような人とは違う趣味を持っているなら堂々と書いて、突っ込んでもらった際には、饒舌にお答えください。
趣味があっても定番すぎてアピールに使えない、趣味がないなどの人へポイントをお伝えしていきます。
・趣味のアピールポイントを数字で表すこと
本であれば、月20冊、柔道であれば黒帯など段数、継続している趣味であれば年数を書く
・バイトの内容を趣味に持っていく(詳細は書き方例)
接客が趣味、物を売るのが趣味など
・資格を取ることを趣味に持っていく
TOEIC〇〇点など
・山登り、ランニングなど体力をアピールする趣味
体力や精神力を養えていることをアピール
趣味欄は趣味を単語で書くだけでなく、自己アピールにして記入をすることです。
そうすることで、趣味欄が活用され、採用のポイントアップに繋げる事ができます。
②エントリーシート趣味欄の書き方例
では、エントリーシートの趣味欄の書き方例をあげてみます。
・国内旅行が趣味です。様々な寺院を見ることが好きで、月1回のペースで旅行に出かけます。ヒッチハイクなどをしてその土地の人との出会いを楽しんだり、宿泊先もその日に決めるという自由さを持って楽しんでいます。
・TOEICの資格を取り、点数をUPしていくのが趣味です。一日1時間必ず英語の勉強をし、常にスキルUPを目指しています。現在は300点以上になりました。
・水泳が趣味で15年継続しています。長いため、スクールでは講師になっていて、小さい子から高齢者まで幅広い世代の方に泳ぎを教えています。
・ダンスが趣味です。大会にも10回以上出場していて最高記録は全国3位です。自分の好きなことを通して、笑顔をたくさんの人に届けられることができることが幸せです。
このように趣味を数字を用いたりすることで厚みを出して、仕事につながるようなアピールポイントを乗せて簡潔に書くことがお勧めです。
③趣味がない時はなんて書けばよいの?
趣味がない時の書き方を紹介します。
一番NGなのは、何もない、無しなどと書くことです。
何か自分の持っている才能や、特技、趣味を見出すこともひとつのスキルと言えます。
いうなれば、自己発見能力に繋がります。
継続している趣味なら継続力に、体力を使うものなら精神力や体力アピールにと、ある意味この趣味欄も充分なアピールの場です。
前述もしましたが、アルバイト、体力作り、資格取得などを趣味という扱いにして、楽しんでやっているように記載をすることにしましょう。
ほんの小さなことでもいいのです、家族の会話という趣味でも、話すことが好きから接客業への強みに繋がるとも考えられます。
考え方として、自分の強みをどう趣味という欄に反映させるかという基準で考えてみてください。

エントリーシートの趣味特技欄の書き方を工夫して自己アピールしよう!
①趣味特技欄を自己アピールに使おう!
趣味や特技欄は、思い切り自分をアピールできるチャンスなんです!エントリーシートは書く欄が限られているからこそ、どこでも自己アピールを意識すべきです。
趣味特技で目を引き付け、そこから自分というものの長所を思い切りアピールしていくのです。いわば自己アピールの道具が趣味、特技欄というわけです。
エントリーシートの項目にはないけど、自分の書きたいアピールしたいことを子の趣味欄を使って書くのです。
②趣味特技欄で好印象を持ってもらえるには?
趣味、特技欄で好印象を持ってもらうには、やはり何かアピールできるようにするのがベター、そして仕事につながるようにすることがベストです。
アピールでは、趣味を継続していることでの継続力、本をたくさん読んでいる、映画をたくさん見ているなど量産、熱中力、集中力など。
仕事につながるようなものであれば、資格取得の趣味内容、例えば海外旅行を趣味にして、行くために英語TOEIC資格取得をしているということをアピールします。
それが、航空業界や英語を使う仕事につなげます。
アピールや仕事へつなげることで好印象を得るというほかに、人とは全然違った趣味を持っていて、それをどれくらい本気度高く取り組んでいるかという点も好印象に繋がりやすい上に、人として印象に残りやすいですね。
③趣味特技欄を使って、印象を残す作戦!
私も実際採用側を経験して、趣味特技欄で印象に残った人がけっこういますので、お伝えしてみますね!
・ボランティア
ひと月にひとつボランティアに参加していて、各県どこでも行きます。ボランティアが好きでそれが目的だったのですが、いつのまにか47都道府県制覇していました。
そして、その47件すべてに一人以上の友達ができました。
この内容を聞いたときは、印象として、アクティブ、必ずひと月にひとつを達成していること、日本すべて行くこともすごいのに、それがいつのまにかだということ、その土地で出会った人と交流できる初対面の強さなどが印象に残りました。
・料理
料理が趣味すぎて、毎日3食はもちろん、月1ホームパーティーを開いて10名前後のおもてなしをしています。レシピも初めは本をみながらでしたが、今は自分で考えて作っています。アイデア料理なども生み出してきたので、ノート5冊になりました。
この内容の時は、まずそのオリジナル料理本を持ってきていたのですが、きちんと整理されたノートで、説明を書くのも絵を用いてわかりやすかったので、プレゼンなどの資料は得意だろうなと想起しました。
人をおもてなししたいという献身的な姿勢、規則正しい生活習慣なども印象的でした。
・マラソン
マラソンを10年間続けています。42.195kmは週一で走ります。毎日としては7km走ります。〇〇マラソンでは2位に入賞し、嬉しかったです。
マラソンの半分くらいの20kmあたりが非常に苦しいのですが、ここを乗り越えることが達成感に繋がり、やみつきになりました。
この内容では、精神力、体力の強さ、達成感への貪欲さ、辛いことを乗り越えるたくましさなどを感じたのと、継続力も10年という忍耐強さも感じましたね。

まとめ
エントリーシートの趣味欄は、自己アピールの欄だと認識しましょう。
・継続年数などを用いて、継続力のアピール、忍耐力のアピールにつなげる
・運動系の趣味を用いて、精神力や忍耐力、達成志向の強さのアピールにつなげる
・人とは違った趣味をアピールし、印象付ける
・仕事内容に通ずるアピールをする(接客力=笑顔など)
エントリーシートに書ききれなかった自分のアピールポイントを趣味欄を使って書くことで、採用者の目に留まるものになる可能性もあります。趣味欄を採用のポイントアップに活用していきましょう。
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