エントリーシートの志望動機の書き方の良い例文

ここからは、エントリーシートの志望動機の書き方の良い例文をくわしく解説します。企業は採用したらできるだけ長く働いてほしいので、学生の仕事選びの軸を把握したいと思っています。そのため、以下で紹介するポイントを参考にして、企業研究の熱心さやリサーチ能力をアピールしましょう。

社風や会社の人の魅力に惹かれた場合

社風に惹かれた場合は、「使用者に寄り添うA社の姿勢に共感し~」と具体的なエピソードを交えて書くといいです。また、会社の人の魅力に惹かれた場合は、OB訪問やインターンシップシップでの経験を書くのがおすすめです。インターンシップで会社の人間関係や風土に触れているのは、職業理解に通じると判断される場合もあります。
「実際に取引先への営業に同行したことで、営業スキルを手に入れられた。そのスキルを使って顧客戦略を立てることに活かしていきたい。」と入社後の生かし方も加えようにしましょう。

仕事内容に惹かれた場合

仕事内容に惹かれた場合も、OB訪問やインターンシップシップでの経験を書くと印象に残りやすいのでおすすめです。また、惹かれた仕事内容に対して自分のスキルや経験をどのように生かせるかを具体的に書くといいです。
そして、志望する企業の「営業」の仕事に惹かれた場合は、「貴社においても、より良い提案ができる営業としてお客さまの笑顔を生み出す仕事をしたいです。」と、アルバイトの経験を合わせるといいでしょう。

企業理念やビジョンに惹かれた場合

企業理念やビジョンへの共感は志望動機において重要なポイントです。しかし、ただ「企業理念に共感した」だけだとほかの就活生と差をつけられません。そのため、「貴社のインターンシップで〇〇を学び、貴社の企業理念について〇〇という点で共感し、志望いたしました」と書くといいです。
また、企業理念への理解が浅いことが企業側に伝わると、志望度が低いと思われてしまいます。そのため、企業理念を正しく理解できているか不安な場合は、OB訪問や説明会の際に質問するといいです。

会社の商品に惹かれた場合

会社の商品に惹かれた場合は、商品が好きというアピールは企業に興味を持ったきっかけ程度にし、「その企業の事業に携わることに興味がある」ことをメインにするといいです。企業は単に商品が好きな人ではなく、その製品の企画が好きな人やその製品の営業が好きな人を求めています。また、商品だけでなく企業が提供する形のない商品をきっかけにするのもおすすめです。その場合、「時にはニーズに合わせて新しい保険サービスを検討し、提案ビジネスに魅力を感じ、貴社を志望します。」と記入するといいです。

エントリーシートの志望動機の書き方の良い例文

エントリーシートの志望動機の書き方の悪い例文

ここからは、エントリーシートの志望動機の書き方の悪い例文についてくわしく解説します。志望動機は企業側が本気度や入社への強い意志を把握し、企業に合う人材かを見極めるための重要な材料です。そのため、自分の志望動機が悪い例に当てはまっていないかを確認してください。

「通いやすいから選びました」

「家が近くて通いやすいと思ったので選びました」はNGです。応募者にとって働く場所は企業を選ぶ際の重要なポイントですよね。しかし、企業側は「ほかの企業でもいいのでは」と思ってしまいます。
また、「地元だから選びました」もあまり印象が良くありません。「私は、地元が好きで地元で働きたかったため、貴社を希望しました」では「なぜうちの企業を選ぶか」が伝わりにくいです。そのため、通いやすさで選んだとしても、より具体的な志望理由を記入しましょう。

「○○さんがいるから選びました」

「OBの○○さんがいるから選びました」や「インターンシップのときにお世話になった〇〇さんがいるから」はNGです。これらの理由を志望理由にすると、「企業の一部分しか知らないのではないか」と思われる場合が多いです。
そのため、「貴社の説明会で話を聞いた社員の皆さんが、共通してお客さまを支援したいという熱い思いを持っていることに魅力を感じました。」と具体的なエピソードを交えて書くといいです。

「評判がいいので選びました」

「評判がいいので選びました」だと自分の意思が全く伝わりません。また、志望動機が漠然としていると、志望度が低いと思われてしまいます。そのため、周りからの評判ではなく、自身の強みをどのように生かしていけるかを記入するといいです。

エントリーシートの志望動機の書き方の悪い例文

業界別!エントリーシートの志望動機の書き方の例文

ここからは、エントリーシートの志望動機の書き方の例文を業界別にくわしく解説します。業界ごとに志望動機の書き方にはポイントがあるので、自分が志望する業界に合わせて参考にしてください。

不動産業界の場合

不動産業界の場合は、「建物を通じてお客様の今後の人生をより豊かなものにしたい」や「人生で1番大きい買い物である住宅購入に携わりたい」といった不動産業界ならではの理由を入れるといいです。
また、「私は持ち前の粘り強さを活かして地権者との合意を形成し、東京の発展を支える一員として活躍したいです。」と入社後の目標を書くと、採用担当者の印象に残りやすくなります。

金融業界の場合

銀行や保険会社はお金そのものを取り扱う業界なので、志望理由にはほかの業界では達成できない金融業界ならではの理由を強調するといいです。また、金融業界の中でも銀行業界・証券業界・生命保険業界などさまざまな種類があります。そのため、銀行業界を志望する場合は、金融業界の中でもなぜ銀行なのかを具体的に明示してください。
例えば、「幅広い産業に関われること、顧客と深い信頼関係を築けることの2つの理由から、メガバンクを志望しています」と具体的に書くといいです。さらに、「無形商材を扱う点から自分自身を商材として営業できる証券業界を希望しました」という観点からのアピールも効果的です。

広告業界の場合

広告業界は、高いコミュニケーション能力やクリエイティブな考え方を求めている場合が多いです。そのため、「広告代理店という立場から好奇心旺盛であるという私の強みを活かせる」と広告業界の求める人材であることをアピールしましょう。また、リサーチ力の高さやマルチに活躍できる点を強くアピールするといいです。
さらに、「広告の仕事に携わることで豊かな生活の実現のために役立ちたい」という仕事への熱意を示しましょう。エンタメ業界や広告業界でのアルバイト経験があるのなら、その時のエピソードを交えて書くといいです。

交通業界の場合

交通業界を志望する方で多い志望理由は「電車が好きだから」や「車が好きだから」です。しかし、これらの理由は受動的でしかないため、採用担当者の目には留まりにくいです。そのため、「日本の鉄道技術を海外に輸出し、鉄道インフラの整っていない地域の発展に貢献したい」と業界を理解した上での目標を記入しましょう。

業界別!エントリーシートの志望動機の書き方の例文

まとめ

今回は、エントリーシートの志望動機の書き方の例文をくわしく紹介しました。企業は志望理由から、本気度の強さや業界理解度を見ています。そのため、企業研究の熱心さやリサーチ能力を存分にアピールして、内定を勝ち取りましょう。

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