なぜエントリーシートの封筒は茶色がダメなのか?

エントリーシートに限らず、書類を郵送する上で欠かせない封筒ですが、昨今この封筒もいろいろな種類が存在しています。文房具屋などで見てみると、白色や茶色以外にも様々なカラーが陳列されており、デザインに凝ったものも多く見受けられます。一見するとキラキラしたものや、装飾やデザインが描かれたものの方が、受け取り側にインパクトを残せるのではないかとも思いますが、ビジネスシーンにおいてはこのような素材は適切ではありません。一般的にビジネスシーンによく使われる封筒の色は、白色と茶色、水色の3種類があります。この中でエントリーシートを入れる封筒という観点でいうと、白色がオススメです。

茶色の封筒がNGな理由

就活生に向けたまとめサイトや情報サイトなどをみますと、エントリーシートの封筒選びにおいて茶色はNGといった表記をよく目にします。ただ、厳密には全くNG、茶色の封筒では有無をいわせず不採用というわけではありません。とはいえ、先ほどふれたように、エントリーシートの封筒選びにおいてオススメは白色であり、茶色は適切ではありません。ではなぜ茶色の封筒はNGと表記されることが多いのでしょうか。
茶色の封筒は、ビジネスシーンにおいて一般的には事務的な用途で使われることが多くなります。請求書の発送や契約書の送付などに使われるため、企業宛には様々な会社から茶色の封筒が多く届く形になります。その中に自身のエントリーシートが茶色の封筒で含まれていたとすると、企業側にとっては他の事務的な書類とともに紛れてしまう可能性があります。自身の思いを込めたエントリーシートが採用担当者にキチンと届かなければ意味がありません。このような背景から、事務的な書類と差別化するためにエントリーシートの封筒は白色が好まれています。

封筒の色に応じたマナーの違い

では、一方で水色の封筒はどうでしょうか。文房具屋で見てみますと、白色と茶色の次に水色の封筒も良く目にします。この水色の封筒につきましても、茶色と同様に全くNGという訳ではありません。爽やかな水色でフレッシュさをアピールするという狙いも見せられるかもしれませんが、やはり白色の方が無難な選択になります。白色はフォーマルなカラーでもあり、社会人としてのマナーとしても、封筒選びの色としてはこれが一般的になります。封筒はあくまでエントリーシートを見てもらう上での手段の一つとなりますので、あまり奇をてらい過ぎることなく、独自性を発揮するのは直接採用担当者と会ってお話できる面接の時まで取っておいた方が良いでしょう。

茶色の封筒が許されるケーススタディ

エントリーシートを入れる封筒の色は、白色を基本とし、茶色や水色は避けた方が無難と紹介しましたが、どうしても茶色しかないという場合には、そのまま郵送しても問題ありません。出来る限り白色の封筒が理想ではありますが、企業側から急遽郵送を求められたり、近くのお店で探してもどうしても見つからないという場合には仕方ありません。白色の封筒が無いために郵送手続きが遅くなってしまい、期限を過ぎてしまうようなことはあってはなりません。そのような場合であれば茶色の封筒で郵送することもしょうがないでしょう。ただ、仮に就活を進めているのであれば、出来たらこのような緊急時に備えて白色の封筒をあらかじめ複数用意しておくと効果的です。

なぜエントリーシートの封筒は茶色がダメなのか?

茶色ではないエントリーシートに効果的な封筒の色

また、白色や茶色、水色以外の色でエントリーシートの封筒に活用可能なケースもあります。それが大学側で指定された封筒です。一般的に就活においてエントリーシートの封筒には市販の封筒を活用しますが、実は大学によっては専用の封筒が存在します。エントリーシートの中には最終学歴の記載もありますので、大学独自の封筒があれば、それを活用して郵送しても構いません。大学独自の封筒であれば、仮にカラフルな色の封筒であったとしても、フォーマルな書類という印象を与えることができます。更に、大学独自の封筒には、既に「エントリーシート在中」や「履歴書在中」などといった就活に特化したフォーマットを用意しているものもあります。このような封筒を活用すれば、手書きの必要もなくなり、且つ見栄えも良く展開できますので、仮に大学独自の封筒があるのでしたらぜひ活用することをオススメします。

色によって与える印象

エントリーシートに限らず、封筒の色によって受け取り側に与える印象は大きく異なります。白色はフォーマルな印象を、水色は爽やかな印象、茶色は事務的な印象と、3色ともに感じ方が変わります。受け取り側のことを考え、封筒の色にもこだわって郵送することが社会人としてのマナーにつながります。採用担当者もそのあたりを重要視してみています。単純に、「コンビニで手に入ったから」「安かったから」などという理由ではなく、しっかりと自身のエントリーシートを見てもらいたい、受け取って頂きたいという思いとともに、どうすれば好印象を与えることができるか意識しながら選ぶ必要があります。

事前に出来栄えを見比べてみる

また、封筒の色選びと合わせてどういったペンで宛名を書いていくかという点も考慮しておくことが効果的です。一般的にエントリーシートを入れた封筒の宛名は、黒のボールペンかサインペンで記載します。先ほどふれた「エントリーシート在中」や「履歴書在中」「応募書類在中」のような注釈は、赤色のペンで記載します。これを茶色の封筒に記載した場合と白色の封筒に記載した場合を見比べてみるといいでしょう。宛名や注釈がより際立つのは、やはり白色の封筒かと思います。

茶色ではないエントリーシートに効果的な封筒の色

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、なぜエントリーシートの封筒は茶色ではだめなのかという点について紹介しました。完全に茶色はNGというわけではありませんが、採用担当者の目に留まりやすく、好印象を与える上では、やはり白色の封筒の方が茶色より無難ではあります。自身のエントリーシートを封を開いて読み進めていただくためにも、効果的な封筒選びを心掛けましょう。

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