そもそもエントリーシートとは

現在では当たり前となってきたエントリーシートですが、そもそもどのようなものなのか理解しておかなければいけません。
惰性で作っていると思わないミスをするかもしれないからです。
アピールするポイントも間違ってしまう可能性があるため、正しく理解する必要があるでしょう。

履歴書との違い

よく間違えられやすいのが履歴書との違いです。
履歴書は個人情報を正確に伝えるための書類であり、今までの経歴やスキルを書き込んでいきます。

それに対しエントリーシートとは、自分がアピールするための書類です。
どのような人物なのかを作り上げていくための書類で、PR事項を明確にする必要もあります。
どのように応募企業を捉えているのかも判断できるため、多くの企業が用いるようになりました。

エントリーシートを採用していない?

エントリーシートは、企業側が提出を求めます。
つまり、すべての企業でエントリーシートを必須としているわけではありません。

履歴書の場合には応募者の基本情報が記載されます。
情報をやり取りする場合の連絡先なども履歴書には書かれているため、必須としているところが大半です。
労働基準法第107条により、従業員を雇い入れる会社は労働者名簿を作らなければいけません。
この時の情報が履歴書となってくるのです。

しかし、履歴書提出も義務ではありません。
他の方法により労働者名簿が作れるのであれば、履歴書に頼らなくてもいいからです。

情報の重複はOKか

エントリーシートとは、自分がアピールするための書類であり、多くの情報を記入して作り上げます。
履歴書と比較してみると、同じような情報が載せられる場合が出てくるのは当然です。

問題はこの共通項目をどのように扱うかあります。
共通した項目となるため、情報に齟齬があってはなりません。
特に注意しなければいけないのは、アピールポイントなどでしょう。
言葉のニュアンスとして違ったものを書き入れてしまえば、捉える側で違うと感じるかもしれません。
はっきりと同じ文言を使うのが大切です。

そもそもエントリーシートとは

エントリーシートとはなにが注目されるのか

エントリーシートの提出が当たり前となってきた昨今で、どこを注目して見ているのか考えていなければいけません。
これが差別化のポイントであり、作成する場合も印が出てきます。

長所や短所を問うエントリーシートの質問

そもそもエントリーシートとは何かと言えば、自分がどのような人物なのか知ってもらう情報です。
自分の情報の中には長所もあれば短所もあります。
十人十色のポイントでもありますが、具体性のある内容で作ることが大切です。
エントリーシートとは、形式が定められたものではありません。
だからこそ、説得力があるストーリーを作り上げる展開も考慮する必要があるのです。

熱意を判断する

エントリーシートという書類を作らせることにより、どの程度の熱意を持って申し込んできているかも判断されます。
ただ形式状を作っているのか、提出を求められたから作っているのか、それとも積極的にアピールしたいのかを判断できるからです。
エントリーシートとはただの書類ではなく、それほど強い意志を明確にするための書類となってきます。

どれぐらいの知識があるか

エントリーシートの中には、企業が内容を指定してくる場合があります。
企業が指定してくる以上、あなたがどのような知識を持っているのか、それをどのような形で表現したいのか見ているのです。
知識量だけではなく、表現に関しても見られているのを忘れてはいけません。
どれほどのボキャブラリーがあるのか基本的な部分までチェックされています。

エントリーシートとはなにが注目されるのか

エントリーシートとは実は重要な意味を持つ

エントリーシートが当たり前となってきた状況の中で、惰性で作成し応募する人も入るでしょう。
この程度で比較されることはないと思いがちですが、実は重要な意味を持つ書類です。

エントリーシートで足切りされることも

エントリーシートを作成させることの意味として、多くの応募者の中から選考する情報を得たいという企業の意識があります。
非常に多くの応募があった場合、どんどんと絞り込んで行かなければいけません。
当たり前と思われがちのエントリーシートとは、この入り口になってきます。
エントリーシートを作成させることにより、最初の足切りポイントになるのです。
作成して提出しているかから始まり、どのような形式で作成し提出したのか、チェックするポイントが色々とあります。
この段階全てで足切りされる可能性があるのです。

注目されるのと奇抜なものの違い

エントリーシートとは自分の個性もアピールできる重要な書類です。
中には勘違いしてしまう人も出てきます。
その勘違いとは注目されるために奇抜な書類を作る人のことです。

自己アピールとは、自分がどのような人物であるかを理解してもらうための内容にあたります。
仮に奇抜なもので注目を集めようとしたら、どのように受け取るのか考えてみなければいけません。
奇抜な内容なら、この人は常識がないと考えるかもしれないでしょう。
これではうまくいくはずもありません。

大事なことは自分がどのような人物か正確に伝えることであり、奇抜な形で差別化をすることではないのです。
この点を履き違えないようにしなければ、書類の選考で足切りされると思って間違いありません。

面接にも繋がる影響

エントリーシートは、様々な情報が書き込まれているはずです。
この情報は書類選考で使われますが、面接でも問われます。
面接ではエントリーシートに書かれていた内容が正しいかどうかの確認だけではなく、ここから話題を広げることも出てくるのです。

エントリーシートとは実は重要な意味を持つ

エントリーシートとはマナーも問う

エントリーシートとは、ただ送られてくる書類ではありません。
どのような構成で書かかれているか、内容も細かくチェックされます。
そこには、これから社会人としてみた場合、正しいマナーで作成されているかも判断されるのです。

話し言葉は使わない

エントリーシートとは、提出を求められている書類です。
正式な応募書類の一つとして使われるため、会話をする手段ではありません。
話し言葉は絶対に使われない書類であり、マナーとして理解しなければいけない重要ポイントです。

顔文字どころか記号もNG

最近ではSNSを始め、様々な手段でコミュニケーションがとれるように変わりました。
その中で顔文字や記号を使う習慣も出てきましたが、エントリーシートとは応募書類であるため、正確な文字で伝えなければいけません。
友人や知人とのやり取りではないので、顔文字や記号を使うことはNGです。
使ってしまえば、自分自らマナーがない人間であるとアピールすることになるでしょう。

余白はなくし丁寧に

応募書類として丁寧に作成することは当然のマナーです。
乱れた状態で作成すれば、そのような配慮しかできない人と判断します。

書類として多くの余白があれば、なぜ書くことがなかったのかと相手は受け取ります。
余白を作るのは、書類として決して褒められることではありません。
できるだけスペースを有効活用し、必要な情報を伝えていきましょう。

エントリーシートとはマナーも問う

まとめ

エントリーシートとは、就活にとって重要な応募書類となりました。
自分をアピールする応募書類として、ただ書かなければいけないと思うだけではもったいない書類です。
マナーを守り、自分を正確に知ってもらうことが大切と心得ましょう。

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