自信とは過去の自分を素直に認めること。
ここまで3人の学生の手のひら探しをやってきました。今更あらためて言うまでもないですが、本シリーズの趣旨は、素の自分にもっと自信を持ちましょう!ということがテーマです。
素の自分に自信を持つということは、過去の自分を素直に認めてあげるということ。やり方はここまで書いてきたとおりです。
過去の自分を認めてあげるというのは、実は難しいのです。何が難しいかって、自分では日々、当たり前に行動していることだから。自分にとって当たり前の行動っていうのは、記憶に残らないし見えない。空気のようなものですね。確実に存在するのだけど、普通は意識できないというね。
今、就活を頑張っている皆さんも、頑張ろう!やろう!と思った時って、すでに当たり前の自分ではないのです。空気に香りを混ぜて、癒しを醸し出している状態。酸素濃度を高くして、体力回復を図っている状態。
素の自分を出してこそ、相思相愛になれる。
合コンで言えば、普段あまりお化粧とかあまりせず、服装もカジュアルなジーンズ系ばかりの子が、メイクをバッチリ決めて、かわいいスカートを履いて挑んでいるのが、面接であり、自己分析です。もちろんいいオトコを捕まえるための準備としては、間違ってはいないし、どうせ行くなら気合いれないとダメなのですけどね。
でも、首尾よくいいオトコを捕まえても、お付き合いを重ねていくうちに、いつもいつもメイクバッチリ、かわいいスカート、って訳にはいきません。いつしか普段どおりの当たり前の素の自分で接するようになります。でも仲良いカップルは、お互いが、素の自分をさらけ出しても別れません。なぜなら合コンの時、さらにはデートを重ねていくうちに、余所行きモードで頑張りつつも、お互いが素の自分を相手に垣間見せて、それを理解できていたからです。
集団面接や個人面接でも、合コンやデートのように、ほとんどの学生がかなり気合をいれて余所行きモードで挑んできます。でも面接官にしてみれば、目の前の学生の素の姿をイメージしたいと思っています。だって、入社後って毎日が現実の当たり前の日常。仕事というのは、素の自分でしか出来ないのです。内定をもらうまでは余所行きモード。でも内定後は素の自分モード。恋人をつくる過程とラブラブになる過程と一緒です。
俺ってすごい!私ってステキ!さすが自分!と考える。
学生サイドと会社サイドには、実はこういう点に、かなりのギャップがあります。でも学生はそれに気づいていません。だってまだ働いたことがないのだから。
だからこそ、自己PRを作るときに、自分の手のひらを言葉に落とし込んでおいたほうが良い、と僕は思うのです。余所行きモードで、素の自分を面接官にイメージさせるための武器として。なので、前にも書きましたが、自分の手のひらは自己PRのキーワードにしても良いし、しなくても良いということになります。だってどの指だって、最後は手のひらに行き着くわけだからね。
色も香りもついていない、無味無臭の空気、自分のすぐ下に眠る海を認識するのは、なかなか難しいです。でもすぐ目先にあることは確か。これを見つけるのは、全てを肯定的に考えるということです。俺ってすごい!私ってステキ!さすが自分!みたいなね。この意識を就活中は持ちましょう。そうすると見えなかった世界が確実に見えてきますので。
そうやって「手のひら」を言葉に落とし込むことができたら、あとは「指」の自己PRをたくさん作ればいいと思う。キーワードはいくつあっても構わない。さらには、例えば「積極的である」と「冷静沈着である」のように、全く正反対のキーワードを準備しておいても構わない。一見、矛盾するように感じるけど、でもルーツは一緒。つまり「手のひら」は一緒だからね。
これで手のひら理論シリーズは一旦終了です。個別の相談はいつでも受け付けますので、自分の手のひらを見つけ出したい人、遠慮なく連絡してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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