落とし穴① 先入観にしばられ、決めつける
「私はアルバイトで接客業をしていたから、コミュニケーション力が長所だ」と決めつけてしまい、きちんと自己分析をしないケースです。
そうやって先入観で決めてしまうと、「他にコミュニケーション力を発揮した経験は?」「どうやってコミュニケーション力を伸ばしたのですか?」など
掘り下げて聞かれたときに答えられなくなってしまいます。
安直に決め付けるのではなく、じっくり過去を振り返って、「なぜうまくいったか」「どうやって乗り越えたか」など深く掘り下げることで、本当に自分が得意なことが見えてきます。
落とし穴② 志望企業に捉われすぎてしまう
自分が志望している企業から、その企業に関係しそうな能力についてしか分析せず、自分の可能性を経ってしまうケースです。
自分は商社向きだ、絶対金融に行く、など最初から業界を絞って、それを基に自己分析をしてしまうので、自分の本当の長所を見逃してしまうことがあるのです。
志望企業の求める人材像というのを一旦忘れ、フラットな気持ちで自己分析を行いましょう。
思ってもみないところで長所が見つかり、それが志望企業の内定へつながるかもしれません。
落とし穴③ 短所しか見つけられない
ネガティブな人にありがちなのが、短所ばかり見つかり長所がない。「自分なんて…」とさらにネガティブになってしまうケースです。
就活のための自己分析というと、長所を探すことにこだわってしまいがちですが、こういうタイプの人はまず短所を書き出してみましょう。
その短所を認めた上で、発想の転換をしてみましょう。
「人に話しかけるのが苦手」という短所は、「相手のタイミングを窺い、気を遣うことができる」という長所でもあります。
一旦自分の短所を受け入れて、それはどんな長所になるのかもう一度考えてみましょう。
また、このタイプに多いのは、自分がしたことに対して、「大したことじゃない」と思っている人です。
ただのアルバイトでも結果の出なかった勉強でも、やったことに対して、「なぜやったのか」「どう頑張ったのか」「なにを考えて行動していたのか」もう一度振り返りましょう。
凄いエピソードでなくても、その思考過程・行動過程に長所が出てきます。
落とし穴④ 自己分析の結果にこだわりすぎる
自己分析の結果、「自分は○○がしたい、○○をするには××業界しかない!」と絞りすぎてしまうケースです。
業界を絞りすぎると、必然的に受ける企業は少なくなり、内定をもらえずに終わってしまう確率も高くなります。
最初興味がなかった業界にも、説明会で話を聞いて興味を持つ可能性はあります。
自己分析で見つけた「やりたいこと」はあくまで目安なので、その業界にこだわりすぎず、説明会やOB訪問など足を運びましょう。
そうすることで自然と行きたい企業は増えていきます。
落とし穴⑤ 他人と比べてしまう
就職活動をしていると、どうしても周りが気になってしまいます。
自分は自己分析も終わってないのに、友達はもう行きたい業界を決めて、企業研究を始めている、なんてなると不安になりますよね。
そんな中焦って動こうとすると、こうありたい自分が先行してしまい、冷静に自己分析をすることができません。
自己分析は他人と比べることではありません。
自己PRは、他人と比べて自分がいかに優れているかを述べる場ではありません。
それはただの自慢になってしまいます。
ありのままの自分を知ることが重要で、それを面接のときにうまくアピールするために、自己分析を行うのです。
自分は自分、という気持ちで自分自身を見つめ直してみましょう。
まとめ
自己分析の落とし穴、あなたはハマっていませんでしたか?
「私ハマってた…」というあなたも大丈夫。
もう一度自分のしてきたことを振り返って、フレッシュな気持ちで自己分析を行いましょう。
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