長所と短所は表裏一体

たとえばあの人はせっかちだと言うととても短所のある人間のように聞こえます。

しかし、あの人は意思決定が素早く物事への取り掛かりが迅速だというとどうでしょう。

とても素晴らしい人のように聞こえませんか。

同じ人を表してもせっかちと意思決定が早い・取り掛かりが迅速というのとではかなり印象が違います。

このように長所と短所は表裏一体です。

自分を分析する上で果たしてこれは短所なのか、言い換えるだけで長所に変わるのではないかと考えてみるのは大切になります。

どうしても直さなければならない短所はある

しかし、社会人としてどうしても改めなければならない普遍的な短所については直しておかなければなりません。

自己分析を進める上でそのような短所を5つのステップで探していきましょう。

まず第一に始めることは、これでは社会人として通用しないという項目を書き出してみることです。

例えば、時間が守れないという人は日本のビジネスでは通用しません。

酒癖が悪く酔うと相手に暴力を振るうなども論外です。

このようにダメ絶対というものをリストアップすることが最初のステップになります。

社会人として通用するために考えること

第二のステップは第一のステップで書き出した欠点に該当しているものが自分にあるか自己分析をしてみるというものです。

もしあれば何故そうなのかを考えてみるのが第三のステップになります。

さらに一歩掘り下げてそれらの欠点がどこから由来しているのかを見直してみるのが第四のステップです。

多くの場合、生活習慣にその原因があると考えられます。

例えば、いつもイライラしているとか、つい居眠りをしてしまうなどが欠点の場合、睡眠時間がきちんと取れていないのではないかということが思い当たります。

一つの根本的な原因が芋づる式に多くの欠点を生み出しているわけです。

ここまで来たら後は簡単です。

基本的な生活習慣を改善することから始めましょう。

最後に第五のステップになりますが、自分が価値を置くものについて見直してみてください。

自分を動かすものが損得なのか、善悪なのか、好き嫌いなのかあるいはそれらが複合したものか等です。

自分を動かす原動力が見えてきたら自分のウイークポイントの根本が分かるようになることでしょう。

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