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【インテル選考レポートVol.1】通過率 数パーセントを通過したエントリーシートの紹介!(解説付き)

【インテル選考レポートVol.1】通過率 数パーセントを通過したエントリーシートの紹介!(解説付き)

今回は外資系IT企業のインテルのエントリーシートをご紹介しよう。
インテルはパソコンのCPU製造企業であり,CM「インテル入ってる」でおなじみの超グローバル起業だ。毎年新卒の採用は2〜3人という非常に狭き門であるインテルは、エントリーシートでも9割以上が落とされてしまう。
今回ご紹介するのはインテルのエントリーシート選考を見事に通過した学生のものである。私の解説付きでご紹介するので、エントリーシートの書き方が分からない人や、インテルに興味がある人はぜひ参考にして頂きたい。

設問1:高校・大学時代に表彰された経験があれば、その賞を記載してください。100 文字以内)

【高校生の時に出場したロードバイクレース】
矢島カップMt.鳥海バイシクル(秋田県)で完走賞
・1stステージ:13kmタイムトライアル 16分
・2ndステージ:26km ヒルクライム 1時間31分

《評価ポイント:ここは面接でのネタ提供用!小さな事でも必ず書こう!》

このような設問が他の企業でも「趣味・特技」などとして載っているが、何を書けば良いのか分からず結局何も書かない人が結構いる。しかし何を書いても大丈夫だ!ここで変な事書いても、書いた内容が原因で落とされることは滅多にない(社会的に許容される範囲で書いていれば)。ここは完全にエントリーシート選考が通過した後の、面接で使われるものだ!何か自分の強みや特性について結びつけられるものを書いていこう!ちなみにこの学生が書いたことは、実際に表彰されたものではない。あくまでネタとして書いたものである。

設問2:あなたの自己PRを書いて下さい。(500文字以内)

【目標を達成するために考え実行していく力】
 これが私の強みである。私がこの強みを発揮したのは、米国留学中に初挑戦したフルマラソンの時である。私は初挑戦のマラソンで「4時間での完走」という目標を立てた。そのために、まず私は過去の事例を調べ、4時間を切るためには合計700キロ走り込む必要があるという仮説を得た。そしてそれに基づいて、レースまでの6ヶ月で700キロ、1週間で30キロを走る計画を立てた。さらに途中の自分の達成状況に確認する方法として、2・3・5ヶ月目にハーフマラソンに出場することにした。しかし3ヶ月目のレースで記録が伸び悩んだ。私は「一定の体力が付き、これまでの練習では効果が低くなっていること」が原因だと考え、それを解決するために、新たに3つの練習を取り入れた。
⑴体力消費が少ないフォームを身につける:山道でのランニングを行うことで、バランスよく走るための練習を行った
⑵スピード向上を図る:瞬発力を上げるために、下半身の筋力アップを図った
⑶心肺の強化:スピードアップに対応出来る体力を身につけるため、坂道を練習コースに取り入れた
この取り組みの結果、3時間58分で完走することが出来た。

《評価ポイント:読み手に響く書き方と内容!》

この学生の強みが最初の【目標を達成するために考え実行していく力】という題名で明確に書かれており、ビジネス文章としてとても分かりやすい書き出しの仕方である。ぜひ皆さんも真似して欲しい。
構成としても「結論⇒背景⇒課題⇒分析⇒解決策⇒結果」とい論理的に書かれていることに注目して欲しい。この流れで書かれていると読み手としては、この学生がどのような人物なのかが具体的に想像出来「面接で会って直接話し手みたい」と思わせてくれる。内容としてもこの学生の「目標を達成していくために考える」という強みが良く伝わる。初フルマラソンを4時間で達成したという結果の凄さよりも、「その目標を達成するために何を考え」「何を実行し」「なぜそれを実行したのか」というプロセスが重要だ。ただ「なぜその目標を設定したのか」なども書かれていれば尚更良いのだが、400文字という文字数制限を考えると、これがベストであろう。

設問3:入社してやりたい職種、仕事は何か? その理由も聞かせて下さい。(500文以内)

私が貴社のビジネス系職種として「新商品の企画と市場創造を通し、子供達にとってのより良い社会作り」を協業企業と実現したい。その理由は3つである。それは「成熟した日本市場は世界的なビジネス機会の場であるから」「貴社は高い技術力と世界的ビジネス規模、優秀な協業企業を持つから」「私のビジョンの実現性の高さから」である。
 私は現在の日本は「人口減少⇒持続的な経済の低成長⇒長期的な閉塞感」という悪循環に陥っていると考えている。そしてこれは、全世界でも起こりえると考えている。私はこれを先進的ビジネス機会として考えており、この日本の課題を解決すれば、日本は世界で最も価値のある市場になれると信じている。
 私はこうした課題を、貴社の持つ高いIT製品のコア技術や、展開するビジネス規模の大きさ、そして貴社の協業企業と解決出来ると考えている。その結果日本の発展のみならず、世界の発展にも貴社を通じて貢献出来ると信じている。
 そして私には「自分と身近な人を大切にする社会を作る」というビジョンがある。このためには「子供達にとってのより良い社会作り」が必要と考えており、それを貴社での仕事で実現出来ると考えている。

《評価ポイント:深い業界研究度合いと理解度が、高い説得力となっている!》

この学生はインテルに入社してからやりたいことが明確だ。しかしそれだけなら他の学生も書けるだろう。一番のポイントは、この学生は業界研究と企業研究がかなり良く出来ており、そのような知識を基にして自分が成し遂げたいことを説明していることだ。このように説明出来るくらいまで企業研究が出来ている学生は多くないので、このように書ければほぼエントリーシートで落とされる事はないだろう。企業研究の仕方は別の記事「内定に直結する企業研究の極意Vol.1〜Vol.2」で説明している。まだ読んでいない人はぜひ参考にして欲しい。

設問 (4)以下から1つ選んで、回答してください。

「1.インテルがPCやサーバ以外のビジネスで、より大きく成功するためには、どうしたらよいですか?具体的な製品や施策を含めてください。」
「2.インテルが協業することにより、より大きな成功を収めることができるメーカー、日本の先端技術はなんですか。またその理由を教えてください」
「3.インテルに入社したら、あなたが実現したい夢はなんですか?実現性も考えつつお答えください。」 (600 文字以内)(必須)

■回答番号:2

【製品】「生活分野」「介護分野」の民生用ロボットのCPU
【定義】15年後の日本市場で、PCやサーバ以外のビジネスのリーディング企業となること
【現状分析】
《自社》
・PCやスマートフォン(以下スマホ)、タブレット、サーバ向けのCPUの技術力
・ビジネス展開の規模やブランド力
・日本メーカーとの長年の協業関係
《市場》
・国内のPCの出荷台数は頭打ちであり、スマホやタブレット向けCPUは他社との競争が激化している
・日本社会は少子高齢化と人口減少という成熟社会に突入し、労働力不足、高齢者介護問題などを持つ
《競合》
・IT製品は外国企業の進出でシェア競争が激化している
【ボトルネックの特定】
IT製品以外で、既存の強みを活かせる新産業への進出が必要
・主力のIT製品向けのCPUは中期・長期的にも競争は進むと予測される
・国内人口減少とスマホやタブレット市場の成熟に伴い、IT製品市場は伸び悩むと予測される
【施策と展望】
《施策》
⑴協業メーカー企業と、民生用ロボット製造会社の共同設立
インテルの協業メーカーには高いレベルのロボット開発を行う企業がある。ロボットにはCPUが必要なため、こうした協業企業をプラットフォームとし、ロボット製造会社を共同設立する。日本は「生活分野」や「福祉分野」の民生用ロボット市場が大きく成長する見込みがあるので、まずこの市場でリーディング企業となる。その後日本をコア市場とし海外展開を行う。

《評価ポイント:回答の仕方は自由。ただしビジネス的分析と提案がキーだ!》

ここは受験者のビジネスの能力と企業研究度合いを見るものだ。もっというと「どれだけインテルのことを知っていてインテルに興味ある?」というものを測っている。
この学生はビジネスに対する教養がある程度あることが、分析〜提案までの書き方の流れでわかる。それが大きな評価ポイントだ。しかしまだまだ企業研究度合いは高くないが、インテルの強みと弱みを理解しているだけでも、学生レベルとしては十分だろう。
この学生のものを見ても分かるだろうが、書く形式は自由だ。ただし書いた提案の根拠や分析を相手に明確に分かりやすく書くことがポイントなる。そして何よりも自分の頭でちゃんと考えることが一番大切だ。新聞や雑誌の受け売りで書いても読めば分かってしまので、その点だけには気をつけよう。

以上インテルのエントリーシートの回答例の紹介とその解説を行なってきた。いかがだっただろうか?他の企業のエントリーシートに比べてやや変則的で難易度が高めの内容に感じなかっただろうか?
このエントリーシート選考に通過したものだけが、次のグループディスカッションに進む事ができるのだ。ちなみにこの学生は次のグループディスカッション選考にも進み、見事最終選考まで進んでいた。次回はそのグループディスカッションの選考レポートをご紹介する。ぜひそちらも読んで頂きたい。

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