納得いく内定はすぐには出ないものと認識する。
この記事で言いたいことは、就活は「体調管理を徹底しましょう」ということです。
体調とは、肉体的なこともそうですが、精神的なことも含まれます。
就活を実際にやっている方、終了した緒先輩方は分かると思いますが、就活を始めてから内定を得るまでは、通常は数ヶ月かかるものです。中には始めてすぐに内定を取る学生もいるでしょうが、これはその人が優秀というより運と縁とタイミングの問題です。
企業もできるだけポテンシャルのある学生を採用すべく、じっくりある程度、時間をかけて採用活動を行います。すぐに決まる学生というのは、この世に数多くある新卒を採用しようとしている企業の中、たまたま今このタイミングで採用を決めたいと思っているところに、スッポリ収まっただけ、と考えたほうがいい。普通はそんなことは滅多にありません(注;但し、理系の学生で企業の研究職に就く学生の中にはこういう流れではない場合があります。例えば、ずっと伝統的にある企業に卒業生を送り込んでいる研究室に所属している学生が教授推薦される場合等)。
だから今現在、周囲の就活生の進捗が気になって仕方ないとは思いますが、企業が100社あれば、100通りの採用パターンがあるのですから、焦らず進みましょう。
長丁場の就活を乗り切るための体調管理の重要さ。
人事をやっていると、採用期間というのは目先の仕事が忙しく、すぐに時間が経過するように感じるものですが、動いている学生の方々は長く不安な日々の連続だと思います。季節も越えるでしょうし、梅雨のうっとうしい時期から夏の暑苦しい時期にかけて、着慣れないスーツを身にまとい、走り回る・・・。これはハッキリ言って体力勝負ですよね。
長丁場の活動の中で体力を維持しないと、本命の企業面接の際は疲れ果てて、相手に自分をアピールできない、なんてことになりかねません。ましてや、風邪なんか引いてしまうと、それだけでハンディになり得ますから気をつけて下さい。
それと、もう一つ精神的なことですが、どうしようもない場合があるから大変です。
それがプライベート領域での恋人とのケンカや別れ、ですね。
失恋した時のダメージは最大級で、オフィシャル領域に深く影響する。
どんな人間でも、企業の採用試験に落ち続けると凹むものです。焦りも出るし、鬱っぽくなる時だってあるでしょう。でも面接で精神的に凹んでいると、面接官にぶつけるべきエネルギーが弱くなって、やっぱり本質が伝わらないことがあります。でもこれは気力を振り絞って何とかできる範疇かもしれません。
一番厄介なのは、題名にも書きましたが、最近恋人をケンカした、とかフラれたとかっていう場合です。これが就活のピーク時にぶつかると、かなり「ヤバイ」ですね。相手に対する気持ちが強ければ強いほど、フラれた時の反動は激しい。これは理解してもらえると思います。
でも面接の場で、「実は昨日、彼女(or彼氏)にフラれて、就活どころではないんです・・・」なんて言えないので、自分を騙し騙しやらないといけない。こういうケースでは自分を出すどころではなくなりますよね。
だから、当然ながら面接官には、「ハキハキしないし、暗いし、質問に対する反応も悪いし・・・」なんていう本来の自分と全く異なるイメージを残すことになり、不合格へ続いてしまう危険度も上がります。
これはもう不運としかいいようがありません。風邪等の体調面は、数日で回復するでしょうが、恋愛面でのダメージは半年以上引きずる場合がありますよね。
最後に。
こういったことは、あまり信憑性がない話に聞こえるかもしれませんが、実際にそういう状態になってしまった学生を僕は何人も見てきました。
ラブラブ状態に自信があれば何も問題もないですが、その段階をクリアしてしまった学生はちょっと気をつけて下さい。とにかく就活中はケンカしないことが大事です。溜まった鬱憤は、内定もらってから思い切りぶつけましょうね。
ちなみに、縁あって僕の面接を受けることになった際には、恋人にフラれたんで力が発揮できません!!とハッキリ主張して下さい。すぐに日程変更してあげます(笑)。
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