就活初期

時期が早いマスコミ・外資・コンサルなどを受ける人が焦り出したのを見て、それ以外の人が動き出します。開始当初は周りの友人の状況を見ながら徐々にエントリー数を増やしていく人が多いです。この辺りは恐らくどの大学でもほとんど変わらないのではないでしょうか。
東大ではとにかく数をたくさん、という方はあまり多くない印象ですが、「どこでもいいからとにかく大手」とばかりに名だたる商社やメーカーなどに片っ端からエントリーするような方は結構多いです。そういった意味ではあまり軸が定まっておらず、就活を進める中で決めていくような形ですね。ただ、多少なりとも周囲の視線、というのは意識をしますので、親や親戚のことを意識して大手しか受けないという人もいましたね。
一応キャリアサポート室もありますが、私の周りには使っている人はいませんでした。もしかしたら、プライドが高くあまり人に頼りたくない、という傾向はあるのかもしれません(笑)

就活前半

エントリー後にエントリーシートの提出などがありますが、平均から見ればかなり通りやすいと思います。この辺りは大学の力は少なからず働いている印象があります。SPIなどの筆記試験がありますが、特にSPIのような形式の筆記試験は中学・高校受験の問題を解いているような感覚で、東大生の得意なところかと思います。
そこから実際に説明会を回ったり一次面接・グループワークを行っていく過程では、さほど東大生だから、というのを意識する場面はありません。(もしかしたら裏側の評価では関わっているのかもしれませんが…)

就活後半

後半になると、早くに内定をもらって就活をやめる人、内定はあるけど就活を続ける人、内定が取れない人に分かれてきます。やはり就活では面接の印象が最重要なので、「自分の言葉で自分の魅力をアピールできる人」でないといくら東大生と言ってもなかなか内定をもらうのは難しいようです。2016卒の就活からは活動開始が3月1日からになりましたし、なかなか決まらずに夏を過ぎてしまう方も多そうです。そうなると学部によっては卒論にも影響が出てくるので、後期がかなり忙しくなってしまうのではないでしょうか。

就職後

私は設立1年目・社員5名のベンチャー企業に入社しましたが、同じ学科にいた30名でベンチャーに入社したのはもう1人いただけでした。その他は金融・商社・マスコミ・メーカー・ゼネコンなどの大手か公務員です。今でこそGunosyやユーグレナなど、現役東大生もしくは東大出身者によるベンチャー企業が話題になっていますが、当時はホリエモンかmixiぐらいだったので、周りの理解度もあまり高くなかったですね。(例外的に、小さな塾を立ち上げる人は多いです。)
そう考えると、ベンチャーに入った私は相当変わっていたんだなと思いますが、大手に入った友人の話も聞いていると皆それぞれ充実している人もいれば1年経たずにやめてしまった人や愚痴ばかりこぼす人もいて、「大手だから」「ベンチャーだから」というよりはその人の志向性で全ては決まっていくものだと思います。つまり、大手が合う人もいればベンチャーが合う人もいますので、大手だけに視野を狭めてしまうのはもったいないですよね。
特に最近では五月祭でユーグレナの出雲さんが講演されるなど、ベンチャー企業に対する理解度も高まってきていると思うので、是非広い視野をもってみてください。

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