就活中に一度は聞く「リクラブ」とは？徹底解説！

「リクラブ」とは？

①リクラブ→「リクルートラブ」のこと

先ほど述べたようにリクラブとは「リクルートラブ」の略で、就活中に芽生える恋のことを指します。就活中は、応募書類の作成や企業研究など事前準備で忙しいため、恋愛なんかしている暇はないと思う学生も少なくありません。しかし、恋愛は自然と始まっているものですし、就活中に運命の出会いをすることは、珍しいことではありません。就活生の中には、辛い就活期間にこそ、心の支えとなってくれる相手が欲しいと思う学生も多くいることでしょう。

②就活生同士だけでなく社員とのリクラブもある

リクラブというものは、別に就活生同士のみの恋愛を言うわけではありません。「リクルート（就職）中のラブ」なので、説明会で知り合った社員や、インターンシップに参加した際の社員と就活生のラブもリクラブと言えるもです。企業の社員と就活生が仕事の話や就活の悩みを相談する内に恋愛に発展するのは、十分にあり得ることです。年上の男性、女性がタイプという学生は、ついつい「いいな」という感情が芽生えるものです。

リクラブが起きる理由

①多くの人と出会う

全国各地の学生がほぼ同時期に就活を始めます。大勢の同世代の学生との交流ができるので必然と出合いの確率を上がります。

②連絡先が交換しやすい

「就活の情報共有をしたい」と言うと相手もより多くの情報を得たいので連絡先を交換しやすくなります。連絡先を交換して就活の情報を得ることができ、かつ相手と会話のきっかけになると一石二鳥です。

③共通の話題がある

就活中といった同じ状況下にある同世代の学生同士の場合がほとんどなので、共通の話題が豊富にあります。不安な中で、同じ状況で自分に共感してくれる人がいると、自然と会話が弾み、互いに親近感が生まれます。これは、つり橋効果と同じだといえます。

④スーツ姿にギャップ萌え

これぞ「スーツマジック」ですね。同じ大学の人と就活中に出会った際、お互いスーツ姿ですよね。しっかりと決めたスーツ姿は普段の私服とは全く違う印象があるでしょう。普段はなんとも思わなかったのにスーツ姿を見て、ギャップ萌えして恋に落ちることもよくあります。

どこでリクラブが起きるの？

①企業説明会

企業説明会は選考に進むかどうか企業のことを知るために多くの学生が集まります。先ほど述べたように多くの学生が集まる場は出合いの場です。恋に落ちることもあります。

②グループディスカッション

グループディスカッションは積極的に会話をしなければなりません。コミュニケーションをとるきっかけにも悩むことなく、相手と会話が出来るので、グループディスカッションも出会いの場と言われています。
また、先陣を切って話を進める進行役をする姿を見て一目惚れする人も少なくないはずです。自分をよく見せるチャンスの場ですので恥ずかしがらず、行動してみましょう。

③面接

面接の待ち時間に声をかけてくれて励ましてくれて恋に落ちることも十分あり得ます。
声をかけてくれたことで、緊張が少しほぐれ気持ちが楽になり、面接がうまくいくと声をかけてくれた人のおかげとなり恋に落ちるでしょう。

④インターンシップ

インターンシップは短期であれ、長期であれ、同じインターン生や社員とコミュニケーションを取れる絶好の機会です。インターンシップの参加日数が長ければ長いほど業務を教わったり、会話する機会が多いので、短期より長期の方が恋愛に発展する可能性が高いかも知れません。

「リクラブ」の具体例

恋に落ちる瞬間は十人十色で人それぞれです。
よく言われる恋に落ちた瞬間を簡単にご紹介していきます。
・グループディスカッションで仕切る姿に一目惚れした
・普段大学で見る姿とは裏腹にしっかりしていてギャップ萌えをした
・休憩中に話したら趣味が同じで意気投合した
・インターンで業務を教えてくださった社員と仲良くなった　　　　　　など

気になったので一緒に帰り、仲良くなり連絡先を交換して数回会い、付き合うという学生が多いようです。

「リクラブ」のメリット

①悩みを打ち明けられる

親や同級生に就活の悩みを打ち明けにくいことでも同じ就活中の恋人ならば、打ち明けやすいでしょう。就活の不安や弱音など悩みを打ち明けることができ、互いに励まし合えるのは恋人という深い関係だからこそできることです。

②情報を共有できる

就活は情報戦というように情報収集が就活を有利に進めるための重要なポイントです。なので、就活生はできるだけ多くの情報を手に入れたいと思っています。1人では集めることが出来ない情報も、2人であれば倍の量の情報を集めることができます。

③将来の話がしやすい

互いの就活の話をしていると、自然と将来の話も出てきます。「リクラブ」は大変な時期を共に過ごし、乗り越えることができたからこそ、そのまま結婚に至るケースも多いのです。

「リクラブ」のデメリット

①就活がうまくいっていないと気まずい

就活真っ只中でどちらも苦戦、またはどちらも順調に進んでいるのなら心配ないですが、気まずい雰囲気なのが、どちらかが順調でどちらかが苦戦しているという状況です。自分が落ちてばかりで恋人が先に内定をもらったら、嬉しいことですが素直に喜ぶことができないですよね。お互いが気を使ってしまい、仲違いに発展してしまうこともあります。

②長続きしにくい

「リクラブ」は就活中に芽生える恋なので接点があまりありません。共通の友人や話題が少ないことから長続きしないと言われています。「リクラブ」で付き合うことができたのならば、早くから2人の共通の趣味を見つけたり、それぞれの友人に紹介して関係を広げていくことが重要です。

③就活に支障をきたす可能性もある

「リクラブ」は互いに励まし合い、就活のモチベーションになることもありますが、その反対に、仲良くなりすぎて就活に支障をきたす可能性もあります。直接的に選考に影響はないですが、恋愛のことばかり考えて就活に身が入らなくなるなど、間接的に影響はありますので「リクラブ」をする場合はきちんとメリハリをつけましょう。

「リクラブ」の注意点

①就活との両立に気を付けよう

先ほど述べたように「リクラブ」を長続きさせたいのならば、就活と恋愛を上手に両立させましょう。恋愛をしたら夢中になって周りが見えなくなるタイプの人は要注意です。

②相手の就活状況に干渉しない

相手の就活状況はとても気になるものですがあまり干渉しないようにしましょう。干渉しすぎてしまうと思わぬ亀裂が生まれることもありますので、気をつけましょう。

まとめ

今回は「リクラブ」が起きる理由や場所、「リクラブ」のメリット・デメリット、注意点などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。「リクラブ」は決していけないことではありません。恋は自然にするものですし、価値観は人それぞれです。しかし、就活中ということを忘れずに、就活を第一優先だということをに考えて恋愛をしましょう。