村田製作所について

会社概要 (2021年3月31日時点)

*商号:株式会社村田製作所(Murata Manufacturing Co., Ltd.)
*設立 :1950年12月23日 (創業1944年10月)
*代表者:代表取締役会長 村田 恒夫
     代表取締役社長 中島 規巨
*本社所在地:〒617-8555 京都府長岡京市東神足 (ひがしこうたり) 1丁目10番1号
*電話番号:075-951-9111
*売上高:連結/1,630,193百万円 (2021年3月期)
     個別/1,107,863百万円 (2021年3月期)
*従業員数:連結/75,184名 (2021年3月31日現在)
      個別/9,528名 (2021年3月31日時点現在)
*資本金:694億44百万円
*上場証券取引所:国内/東京
         海外/シンガポール
*事業内容:ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売

事業領域

村田製作所は戦後のラジオ需要をはじめ、家電や携帯電話の普及、スマートフォンの登場など世の中が変化する中で、次の時代を切り開くような電子部品やサービスを送り出してきました。そしてこれからはあらゆるものがインターネットにつながり(IoT)、膨大な情報(ビックデータ)をサイバー空間に集約し、AIが解析した結果をロボットなどを通じて人間が使用する社会(Society5.0)がやってきます。
村田製作所は以下の4つの分野に注力しつつ、世の中全体のIoT・IoE(Internet of Everything)化に向けて市場を問わず貢献をしていきます。

*スマートフォン、通信
*自動車
*メディカル・ヘルスケア
*環境・エネルギー

【スマートフォン、通信】
超高速で、多接続、低遅延の通信を実現する5G対応端末には、これまで以上に高機能な部品が高密度に搭載されることが確実です。例えば、安定した通信を可能にするには、従来は1個であった高周波モジュール(無線通信の受信性能を高める部品)を2~3個まで増やす必要があり、まさにムラタにとっては大きなビジネスチャンス。通信環境の飛躍的な向上に、ムラタが貢献していきます。

【自動車】
100年以上も続いた内燃機関(エンジン)中心の車づくりから、ハイブリッド車や電気自動車(EV)へと大変革期を迎えている自動車分野。車は、走る電子機器となりつつあります。自動運転や先進の安全装備には、多くの電子部品が使われ、その需要は拡大中です。車は人の命を載せて走るものだけに、電子部品にも厳しい品質が求められています。その厳しい要求にも応えられるのが、ムラタの品質。積層セラミックコンデンサをはじめとした電子部品の品質をさらに向上させることで、ムラタは安全な車社会を支えていきます。

【メディカル・ヘルスケア】
メディカル、ヘルスケア分野は、長期的な視点で新規事業を創出していきたい分野。普及が進んでいるインプラント(埋め込み型)医療機器に向けた電子部品をはじめ、心拍数や体温、運動量などの生体情報を高度なセンシングシステムで捉える機器などにムラタの製品が使われています。また、医療機関IoTソリューションでは、医療器具や薬品に小型タグを取り付けて専用リーダーで読み取ることで、医療過誤や投薬ミスを防止。医療分野にも、センサや通信技術を融合した価値を提供していきます。

【環境・エネルギー】
2030年をゴールとした世界の課題である持続可能な開発目標(SDGs)も、ムラタが取り組むべきものです。中でも、再生可能エネルギーの活用は、地球規模で取り組むべき課題。住宅・工場などのエネルギーマネジメントシステムにも、ムラタの技術が生かされていくことは間違いありません。

村田製作所について

平均年収は?

直近5年間の平均年収

*2017年:758.9万円
*2018年:744.9万円
*2019年:743.1万円
*2020年:724.4万円
*2021年:731万円
(株式会社村田製作所の有価証券報告書より)

村田製作所の平均年収は、750万円前後を維持していることがわかります。毎年減少傾向にあり、2020年度には前年度と比較すると一気に20万円程度ま下がっています。これは、コロナ禍による業績への影響が給与にも出てきたということです。

競合他社との年収の違い(2020年)

*村田製作所     724.4万円
*TDK        778.6万円
*太陽誘電      737万円
*オムロン      828.9万円
*京セラ       715.9万円
*アルプスアルパイン 601万円
*イビデン      643万円

電子部品メーカーである村田製作所の競合他社6社の2020年度の平均年収を比較しましょう。
村田製作所を含む7社の中で最高額はオムロンで、最低額がアルプスアルパインであることがわかりました。その差額は約228万円で、かなりの差があります。
この中では村田製作所は4番目にあたり、ずば抜けて高くもなく低くもない年収であることがわかりました。

初任給

【総合職】
*大学卒 215,500円
*修士了 239,500円
【一般職】
*大学卒 194,000円
*短大卒 178,500円

いずれも2020年4月実績のもので、大学院卒や短大卒ではかなり差があることがわかります。

年収が高い理由

村田製作所の年収が高い理由は売上が上がっているからです。2021年3月期では、1兆6302億円と過去最高売上になりました。製品別で見てみると「コンデンサ」という製品が6,265億円と全体の38.5%を占めています。
この「コンデンサ」という製品は電気を蓄えたり放出したりする機能があり、スマートフォン1台で最大1000個、車1台で1万個を使用する電子機器に欠かせない部品のことで、村田製作所が半世紀以上世界シェアのトップを獲得しています。近年のスマートフォンの生産台数の増加や、自動車の電気化の需要の拡大、さらにはPC向け部品の好調な推移などからコンデンサの売上が前期比より12%増になりました。

平均年収は?

まとめ

今回は、会社概要から平均年収、競合他社との比較や平均年収が高い理由などをご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。20代の平均年収が348万円と言われているところ、村田製作所の20代の平均年収は404.1万円と高いことがわかりました。しかし、平均年収はあくまで平均ですので、企業や仕事内容によって異なることを念頭に置いておいてください。

まとめ

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