東京エレクトロンについて

会社概要

*会社名:東京エレクトロン株式会社(Tokyo Electron Ltd.)
*本社所在地:〒107-6325  東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
       tel:03-5561-7000
*設立:1963年(昭和38年)11月11日
*代表者:代表取締役社長・CEO 河合 利樹
*主要事業:半導体製造装置事業、フラットパネルディスプレイ製造装置事業
*資本金:549億6,119万円
*従業員数:1,667人(単独)  14,668人(連結)
*拠点数:国内7社・26拠点
     海外21社・17の国と地域・50拠点
     合計28社・18の国と地域・76拠点(連結)

主な職種

*メカエンジニア
*エレキエンジニア
*ソフトエンジニア
*プロセスエンジニア
*フィールドエンジニア
*セールスエンジニア(営業)
*管理

【メカエンジニア】
次世代半導体製造装置や既存半導体製造装置の3D-CADによる機構設計・配管設計・筐体設計・解析ツールを使用しての強度分析・熱解析・流体シミュレーション、ユニットメーカーからの購入品の特定・技術検討・カスタマイズ、製造工程への組み立て指示書の作成などをおこないます。微細加工を実現するチャンバー(反応炉)、高生産性と精度を両立するロボットアーム搬送/スピン、薬液の最適流量を実現するバルブ/ポンプなど、プロセスモジュールや搬送システムまでメカエンジニアとして、全体をコントロールします。

【エレキエンジニア】
次世代半導体製造装置や既存半導体製造装置のデジタル回路・アナログ回路、FPGA論理回路設計、マイコンファームウエア設計、PLCによる制御システム設計、ユニットメーカーからの購入品の選定・技術検討・カスタマイズなどをおこないます。各種センサーを活用したモーター、ガス、温度、プラズマなどの制御システム、高性能なRF電源やマッチャー(高性能整合機)などのモジュールやユニットをエレキエンジニアとして、全体をコントロールします。

【ソフトエンジニア】
次世代半導体製造装置や既存半導体製造装置のプロセスモジュールの制御ソフト、搬送制御ソフト、ユーザーインターフェース(GUI)、ホストコンピュータとの通信ソフト、データ処理・分析ソフトなどをC言語、C++、C#などの開発言語を使って設計から実機評価までを担当します。さらに各種装置の基盤ソフトウエア(共有フレームワーク)開発、画像解析、IoT、ビッグデータ・AIなどの新規技術の導入などにも活用領域は広がります。

【プロセスエンジニア】
薄膜制御や新素材の導入、低消費電力・高信頼性を実現する加工技術、パーティクル(装置内で発生するゴミ)の低減などに通じて、半導体制御装置の性能や生産性を最大限に引き出すプロセスの開発・提案を担当します。ハードやソフトウエアに対する広い知識も求められ、お客さまを直接サポート、半導体製造装置全体の仕様を検討・決定する重要な役割です。お客さまの潜在的なニーズや課題解決を通して、今までにない新規プロセスや装置を生み出すこともおこないます。

【フィールドエンジニア】
お客さまに納入された半導体製造装置の保守、メンテナンス、そしてテクニカルサポートをおこなうエンジニア。装置全体を幅広く理解し、その知識と技術力でお客さまにTELの装置を満足して使ってもらうよう努めます。加えて、装置の性能を最大限に発揮できるよう、装置改善提案や改造作業を実施し、装置の延命化をはかります。また、価格交渉をおこなうなど技術力だけではなく、営業的要素(技術営業)も含まれます。最前線の現場で何が起きているかをいち早く察知し、次世代の新規開発に役立つ情報を自社の開発部隊にフィードバックするのもフィールドエンジニアの重要な役割の一つです。

【セールスエンジニア(営業)】
お客さまとの先端技術のディスカッション、仕様打ち合わせやハード・プロセスの議論とその決定、販売交渉に際しての戦略立案、社内での売上管理・納期調整、そして新規装置販売提案に関わる社内の協力体制構築など、業務内容は多岐にわたります。また、当社の装置がお客さまに納入された後も、当社のエンジニアと協力しながら、お客さまにさらに良いサポートを提供できるよう、そして次期装置選定時でも常に当社の製品が優位に立てるよう努めます。お客さまのニーズを聞き出すため、また現場に一番近い立場であることから、コミュニケーション能力とプレゼン力が大切な職業です。

【管理】
企業活動が滞りなく円滑に運営されるよう、会社組織全体を支えることが管理部門の役割です。例えば、決算業務、資産管理、経営者の補佐、全社的案件について外部との折衝、広報活動、社規社則の整備、労務管理、そして人材育成など多岐にわたります。

東京エレクトロンについて

東京エレクトロンの平均年収は?

直近5年間の平均年収

*2017年:949.5万円
*2018年:1272万円
*2019年:1076.7万円
*2020年:1149.3万円
*2021年:1179万円
(東京エレクトロン株式会社の有価証券報告書より)

2017年からの直近5年間では年収が約200万円を増加しています。これは営業利益率が高いことが、年収を増加させる影響をあたえる一因であり、理由の1つです。2017年の実績における営業利益率は、国内平均約5%を、東京エレクトロンは19.5%と約4倍の高水準を記録しました。

競合他社との年収の違い

*東京エレクトロン       1149.3万円(2020年3月期)
*アドバンテスト        994.9万円(2020年3月期)
*SCREENホールディングス   856.1万円(2020年3月期)
*ダイフク           836.7万円(2020年3月期)
*ニコン           824.1万円(2020年3月期)
*キヤノン           760.6万円(2019年12月期)
*日立ハイテクノロジーズ    834万円(2019年3月期)

東京エレクトロンと同業界である半導体製造装置の競合他社5社、そして参考として上場廃止した日立ハイテクノロジーズを加えた7社で平均年収を比較しました。

この7社の中で最高額は東京エレクトロンの1149.3万円で、最低額がキヤノンの760.6万円。その差額は約389万円と、かなりの差がありました。
ただ、東京エレクトロンの社員数(単体)はグループ全体(連結)の1割程度のことから東京エレクトロンはほぼホールディングスと同じです。ホールディングスは現業社員がほぼおらず、管理職や管理部門が多いので年収が高くなります。東京エレクトロンには基礎研究部門があり、平均年収が高い研究職が含まれていることも平均年収をあげている要因です。

東京エレクトロンの平均年収は?

まとめ

今回は、「東京エレクトロン」の会社概要から平均年収、競合他社との比較などをご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。「東京エレクトロン」は競合他社の中で平均年収が高いことがわかりました。しかし、平均年収はあくまで平均ですので、年齢や役職によって異なることを念頭に置いておいてください。しかし、平均年収はあくまで平均ですので、年齢や役職によって異なることを念頭に置いておいてください。

まとめ
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