日本通運とは

日本通運の平均年収について紹介する前に、そもそも日本通運はどのような企業なのか、日本通運の会社概要や事業内容について紹介します。

会社概要

*商号:日本通運株式会社
*代表者:代表取締役社長 齋藤充
*本社所在地:〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 ☎03-6251-1111(代表)
*設立:1937年(昭和12年)10月1日
*資本金:701億75百万円
*社員(個別):34,449人
*事業内容:自動車輸送、鉄道利用輸送、海上輸送、船舶利用輸送、利用航空輸送、倉庫、旅行、通関、重量品・プラントの輸送・建設、特殊輸送、情報処理・解析などの物流事業全般 および関連事業

事業内容

【自動車輸送】
近距離や長距離関係なく、輸送品目・物量・日数などお客様のニーズに合わせた輸送モードで、チャーター便から積合せ輸送、共同配送などさまざまな輸送ができます。

【鉄道輸送】
安定した列車で交通渋滞にも合うことなく定時かつ高速・大量輸送が可能な鉄道貨物輸送は
CO2排出量が、トラックの約1/10と少なく環境に配慮した輸送方法です。

【国際海上輸送】
日本発着はもちろん、日本を経由しない三国間輸送を提供しており、少量貨物の混載輸送から大量貨物の一括輸送まで、さまざまな規格の商品を対応しています。
【国際航空輸送】
急加速し続けるグローバルビジネスにおいて、圧倒的なスピードが国際航空輸送の最大の特徴です。世界中に広がるネットワークを駆使し、お客様の戦略パートナーとして、高品質な輸送を提供しています。

【国内海上輸送】
トレーラーの車両をそのまま積載可能な定期高速船で、北海道・九州まで輸送できるサービスです。交通渋滞に合うことなく、低コストかつ大量の貨物を長距離輸送できる環境に配慮した輸送モードです。

【国内航空輸送】
日本全国の広域サービス網を駆使し、医薬品、生鮮品など、特にスピーディーで高品質な輸送が求められる貨物を日本全国の全国翌日配達をしています。

【倉庫】
国内No.1の倉庫面積とネットワークがあり、たくさんの企業の在庫拠点や供給拠点としての利用や、国際輸送のサポート拠点となっています。

【情報システム】
ITを通して、倉庫管理システム、航空・海上・トラック・鉄道といった各輸送モードの追跡システムなどさまざまなシステムの企画、開発、運用、サポートを行っています。

【引越】
環境に配慮したリターナブルな梱包資材を独自開発し、単身からご家族の引越まで、お客様のニーズに合ったいろいろなプランや輸送モードを提供しています。

【海外引越】
海外転勤や留学、海外進出をする企業などの海外引越も行っています。海外赴任中の家財保管や、海外赴任者研修、海外生活のサポートなどといった幅広いサービスも提供しています。

【移転】
小規模オフィスから学校・官公庁・病院といった大規模移転まで、お客様の業務への影響を最小限に留め、移転先のレイアウト変更なども経験豊富なプロがワンストップで対応しています。

【重量品輸送・建設】
風力発電の羽根など一般的な車両では運べない、超大型品の輸送・建設から、その後のメンテナンスまで一貫して対応しています。

【警備輸送】
貴重品運搬警備のパイオニアとして、国内シェアNo.1の『警備輸送』は現金の集配、ATMへの現金装填など金融機関のお客様へさまざまなサービスを提供しています。

【美術品輸送】
過去に「ミロのヴィーナス」や「モナ・リザ」など、国内外の唯一無二の文化遺産を梱包、輸送、搬出入、展示、撤収までトータルサポートしています。水平や温度・湿度を一定に保ったまま運ぶなど、いかなる状況下であっても確実に輸送しています。

日本通運とは

日本通運の平均年収

日本通運の歴史や会社概要が分かったところで、続いて年収について解説していきます。

過去5年間の平均年収

の有価証券報告書より、過去5年間の平均年収を出しました。

*2016年3月期 607.7万円 (平均年齢42.6歳)
*2017年3月期 608.6万円 (平均年齢42.9歳)
*2018年3月期 606.7万円 (平均年齢43歳)
*2019年3月期 610.1万円 (平均年齢43.3歳)
*2020年3月期 586.3万円 (平均年齢43.5歳)

2016年から2019年までは600万円代で安定していましたが、2020年は約15万円ほど減少し、600万円を切りました。
理由としては、日本通運の単体業績が2016年から2019年までは右肩上がりでしたが、2020年は新型コロナウイルスの影響から減収減益となり、年収が減少したと見られます。

国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると、2020年の平均給与は436万円と比べると、日本通運の年収は平均よりも高いことがいえます。

初任給

*総合職:大卒225,400円、院卒228,200円
(2020年度実績、東京23区基準、勤務地によって異なる)

日本通運は他にも『エリア事務職』や『技術職』の新卒採用があり、それぞれ初任給が異なるでしょう。

『総合職』は学科などの応募条件はありませんが、全国各地転居を伴う異動があり、3つの中では1番初任給が高いと可能性があります。それに比べて『エリア事務職』は転居を伴う異動はありません。また、『技術職』は各ブロックや事業部によって募集要項が異なるので、もしかしたら学科などの応募条件があるかもしれません。

日本通運の平均年収

日本通運の平均年収を競合他社の比較

日本通運の年収が平均給与より高いことは分かりましたが、同じ業界の競合他社と比べるとどうなのでしょうか。最後に、日本通運と同じ国際複合輸送に強みを持つ企業の平均年収と比較して、日本通運の年収について分析していきましょう。

*日本通運     586.3万円
*日立物流     824万円
*日本郵船     934.8万円
*近鉄エクスプレス  704.2万円

上記を見ると3社とも日本通運を大きく上回っていることがわかります。これは従業員構成の違いから起こりうることで、日本通運では『総合職』『エリア事務職』『技能職』の3つの職種があります。しかし他3社の場合、『総合職』のみの平均年収であることから平均年収に大きな差があります。

日本通運の平均年収を競合他社の比較

まとめ

今回は、日本通運の会社概要や事業内容を踏まえて、平均年収や初任給をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。日本通運の年収は新型コロナウイルスの影響もあり、年々減少傾向にありますが、全国の平均年収より高いことがわかりました。日本と海外を物流という視点から携わることができます。ぜひ就職先の1つの候補として考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

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