企業研究の仕方①:同業他社も全て調べあげる
企業研究はその企業だけを調べても意味はない。なぜならば面接では「なぜ他社ではなくてうちなの?」と聞かれるからだ。
その時に相手に納得してもらえる方法が「御社と他社と比較したときに、御社の●●というところが私にとって他社にはない魅力と感じ志望しました!」と答えることだ。
特にあなたが銀行や商社など、絶対に同業他社を一緒に受験するような業界を志望しているならば、それが答えられないと1次面接で落とされてしまうだろう。
企業研究の仕方②: 他業界との違いを説明出来るようにする
更に言うと、同業他社だけでは十分ではない。他業界も調べることが必要である。なぜかというと「君のその志望理由だと、○○という他業界でも出来るよね?なぜそっちにいかないの?」と聞かれてしまうからだ。
私は毎年面接官をしているが、「この学生は気企業研究出来ていない」と思ったら、あえてそのような質問をぶつけている。逆にその質問に答えることが出来れば志望動機が原因で落とされることはない。
企業研究の仕方③:その会社が強みとしていることを理解する
では企業研究で具体的に何を調べれば良いのかと言うと、その企業の強みとしているところだ。
しかし勘違いしないで欲しいのは、強みとは「教育制度」「風土」「福利厚生」などではない。
強みとは「その企業がその業界内で他社よりも優れていること」である。例えば「売上げ規模1位」「シェア1位」などである。それがなぜ企業の強みを知ることが大事なのかと言うと、それが初めの方で書いた「他社じゃない理由」を答えるためである。同業他社もほとんど同じ業務をやっていうるなかでは他社よりも優れた部分を伝えることが一番説得力を持つ。ただし注意して欲しいのは「業界2番手より下の会社」の場合だ。例えば広告代理店などだが、その場合は、数字には見えないところで他社より優れていることを語る必要がある。
企業研究の仕方④:自分がその会社で活躍出来る根拠を探す
「同業他社との違い」「他業界との違い」「その企業の強み」を理解したら、最後はあなたがその企業で活躍出来る根拠を伝えることだ。その方法は簡単だ。OB訪問などを通じてその会社で実際に活躍している社員と直接話して、その人の特徴を知ることだ。ここで初めてOB訪問の意味が出てくるのだ。
就職活動をしている学生の中には、目的を持たずにOB訪問をしている人もいるが、それでは何も実にならない。OB訪問する目的はその企業で「自分が活躍出来るかどうか知るため」、そして「その会社の内定を獲得するため」だけだ。
OB訪問を通じてここまで調べた企業研究の結果をぶつけてみて前者を確かめ、そしてその人と直接話して後者を確かめる。それが実りのある本当のOB訪問だ。ぜひ自分が活躍出来るかどうかをOB訪問で見極めて欲しい。
以上が内定に直結する「企業研究の極意」である。ぜひ実践してみて欲しい。少しでも皆さんの就職活動の参考になれば幸いだ。
【就職講師による企業研究の極意Vol.1】”役に立つ企業研究のやり方”
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