X
企業一覧
新規会員登録はこちら

就活特集

業界・企業研究

自己分析

エントリーシート・選考対策

就活ノウハウ

ツール

【グループディスカッション突破の極意〜中級編①〜】グループディスカッションで陥る2つの勘違い

2015.06.23

前回からお伝えしている「グループディスカッション突破の極意」は、今回から「中級編」だ。
中級編では更にグループディスカッション選考の合否に関わるテクニック的な内容をご紹介していこう。更に中級編は大切な内容が多いので、前半と後半の2回に分けてお伝えしていく。

今回の「中級編の前半」でご紹介するのは「グループディスカッションの初心者が陥る2つの勘違い」についてだ。今回の内容で皆さんにはグループディスカッションを通過するテクニックの素養を身につけて欲しい。

グループディスカッションにまだ慣れない頃は、グループディスカッションとは何かを正しく理解出来ていない人が多く、「ある勘違い」に陥ってしまい苦手意識を持つ人が多い。
この勘違いに陥ってしまう理由は、グループディスカッションが「会議」であるということを理解していないからだろう。

会議には必ず「ルール」がある。つまりグループディスカッションにも「ルール」があるのだ。
このルールについて順番に解説していく。グループディスカッションに苦手意識を持っている人や、グループディスカッションとは何かをまだ分からない人は、是非最後まで読んで欲しい。

それでは中級編の前半「グループディスカッションの初心者が陥る勘違い」を順番に説明していこう。

■勘違い①:グループディスカッションは「頭の良い人」が通過する

グループディスカッションでは「頭が良い人=発言も多くて言う内容も的確」が通過すると考えている人が多い。しかし実際はそうとは可限らない。その理由は初級編で書いた通り、グループディスカッションとは「会議」だからだ。

ではグループディスカッションではどのような人が評価されるのだろうか?
それは「いかにグループの議論を活性化に貢献した人」が評価されるのだ。やや曖昧ではあるが、これがグループディスカッションの評価軸である。

つまりいかに頭が良くて発言量が多くても、ディスカッションとしてその人1人だけの独壇場であった時、それはグループの議論を活性化したかというと「ノー」だ。その人は当然不合格となるし、グループとしても評価が低いので、全員が不合格となる。

逆に「ある人」がいたお陰でグループ全体の雰囲気が良くなり、全員から意見が活発に出て、しかもある程度グループとしてまとまった結論を導き出せることが出来たならば、仮に「その人」は頭の良い人ではなくても高い評価でグループディスカッションを通過することが出来るのだ。

頭が良くて自分の意見で周りを黙らせてしまうような人は、例え個人能力が高いとしても、協調性という面では「低い」と見なされてしまう。グループディスカッションの1つ目の勘違いに陥らないように、しっかりと認識をしておいて欲しい。
(「グループの議論が活性化出来ている状態」については、また後ほど説明しよう。)

■勘違い②:グループディスカッションでは役割分担をする必要がある

グループディスカッションでは「役割分担」をする必要はない。
これもグループディスカッションの最初のころに陥る勘違いの1つである。

なぜ役割分担をするのだろうか?
誰かに「しろ」と言われた訳でもないのに、役割分担に貴重な時間をかけ、役割分担のせいで揉めて険悪な雰囲気になってしまい、結果として不合格となるケースが実に多いことだろう。

覚えておいて欲しいのが「司会者」や「書記」など役割によって、評価が高くなることは一切ない。
司会の役になっても、要はその人が議論を活性化する事ができなければ、落ちてしまうだろう。

なぜグループディスカッションで役割分担をしなくても良いのかと言うと、グループディスカッションは「会議」だからだ。社会人として行なう会議では毎回「書記」「司会者」などを決める事はありえない。
もしどうしても役割分担をしたいのであれば(当然それをしたがる人もいるだろう)、ディスカッション開始の最初の1分で決めて欲しい。そんなことで何分も時間を使うのは「マイナス評価」だ。

時間を書けるべき事はもっと本題的なことであるはずだ。この勘違いによって不合格になってしまうのは非常に勿体ない。是非この2つ目のこともしっかりと覚えておいて欲しい。

さて今回紹介した「2つの勘違い」についてはどうだっただろう?
もしかしたら「自分も同じ勘違いをしていた」という人もいたかもしれない。それはそれで問題はない。ここでそれが勘違いだったと気が付く事が出来たのだから,次回から同じ失敗をしなければ良いのだ。それにそこまでの失敗も決して無駄ではない。一度失敗した経験があれば、どうすれば同じ失敗をしないかが分かるだろうし、同じ勘違いをしている人がいたら、その人への対処法も分かるはずだ。

さて、次回は中級編の後半をご紹介しよう。
後半では「グループディスカッションを通過するための3つのポイント」をご紹介していく。
ついにグループディスカッションのテクニックの真髄の紹介だ。ぜひ楽しみにしていて欲しい

14SCORE