【基本の書き方】インターンシップの履歴書・書き方講座
ではまず、インターンシップの履歴書における基本の書き方を抑えていきましょう。
履歴書の書き方はインターンシップ、ES作成、本選考など、どこの場面でも同じです。
はじめに①:サイズは企業の指定に従おう
履歴書のサイズは企業の指定があれば、それに従います。もしサイズの指定がなければ、市販されている日本工業規定(JIS)に準拠したものか、大学独自の履歴書があればそれを使用すると良いです。
はじめに②:フォーマットは企業の指定に従おう
履歴書のサイズと同じく、フォーマットも企業から指定されればそれに従います。指定がなければ市販されている日本工業規定(JIS)に準拠したものか、大学独自の履歴書を使いましょう。手書き、PCでの作成についても指定があればそれに従います。
はじめに③:手書きの場合は「万年筆」か「ボールペン」で記入しよう
履歴書は黒色の万年筆かボールペンで記入します。こすると文字が消えるボールペンは徐々に文字が消えてしまう恐れがあるため使いません。書きやすさを考えると、ゲルインクのボールペンがおすすめです。自分が書きやすいと思い、字がきれいに見えるボールペンを探してみましょう。
①日付
どのサイズやフォーマットであっても日付を記入する部分はあります。
直接履歴書を手渡しするときは「履歴書を持っていく日」、郵送する場合は「履歴書を投函する日」、メールで送信する場合は「履歴書をメールに添付して送信する日」を書きます。
年号は「令和」などの和暦でも、「2021」などの西暦でもどちらでも問題ありません。ただし、履歴書内の年号の書き方は統一します。履歴書内の生年月日や学歴は「和暦」で書くことが多いため、日付の欄も「和暦」で書くのが無難です。
②基本情報
・名前、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス
生年月日は書いた日の満年齢で書きます。
住所は省略せずにすべて記入しましょう。
電話番号は日中連絡のつくものを書きましょう。就活中はできるだけ固定電話ではなく、携帯電話の番号を書きます。さらに留守番電話サービスに入っていない場合は、これを機に契約しておくと何かと便利です。
メールアドレスはすぐに確認できるものが良いです。ただしスマートフォンや携帯電話のアドレスは、勝手に重要なメールが迷惑メールフォルダに入っていたり、添付ファイルを開けないなどのトラブルがあるので避けましょう。また@前のアカウント名もあまり恥ずかしくないものがいいでしょう。
③学歴・職歴
まず最初の1行目の中央に「学歴」と書き、古い順で入学した学校と卒業した学校を書いていきます。
スタートは特に決まりがありませんが、インターンシップの際は中学卒業から書いていくことが多いようです。
学校名、学部名、学科名それぞれ省略せずに記入しましょう。高等学校も「普通科」などの学科名があるはずです。中退した学校があれば漏れなくそれも書きます。書かなかった場合、学歴詐称になる可能性もあるので注意しましょう。
学歴
平成〇年 〇月 △△中学校 卒業
平成〇年 〇月 ××高等学校 ××科 入学
平成〇年 〇月 ××高等学校 ××科 卒業
平成〇年 〇月 △△大学 △△学部 △△学科 入学
令和〇年 〇月 △△大学 △△学部 △△学科 卒業見込み
職歴
なし
以上
職歴は学歴が書き終わったあとに、1行空けて中央に「職歴」と書き始めます。
職歴とは「正社員として働いた履歴」のため、アルバイト以外で該当するものがあればそれを書きます。なければ「なし」と書いて、次の行に「以上」と右寄せで書きます。
④免許・資格
免許や資格は、それぞれの正式名称と取得した年月を記入します。
取得年月を記入する欄が別にある場合はフォーマット通りに書きますが、取得年月を記入する欄がない場合は、免許名・資格名のあとに書きます。
例 日商簿記検定 2級(令和1年12月取得)
⑤志望動機・自己PR
詳しくは別の下記項目でまとめます。
⑥通勤時間・扶養家族・配偶者
通勤時間は片道分の時間をGoogleマップなどで検索をして大体の時間を記入しましょう。
⑦本人希望記入欄
インターンシップ応募先の募集職種がいくつかある場合は、希望の職種を記載します。
例 〇〇職を希望いたします。
特になければ「貴社規定に従います」と書きましょう。
⑧証明写真
・写真は提出日から3か月以内のもの
顔写真は自身を証明する1つの資料です。そのため古い証明写真を使いまわすのではなく、基本的には3か月以内に撮った写真を添付します。
・サイズは縦4cm×横3cm
一般的な履歴書の証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」です。他に指定がある場合はそれに従います。
・スピード写真でも大丈夫?
スピード写真でも問題ありません。ただ清潔感や明るい写真を求めるのであれば、写真館での撮影がおすすめです。
・写真の裏に氏名などを書いておく
氏名を書いておくと、もしはがれてしまったときに企業側が誰の履歴書からはがれたのか判断できるからです。小さな配慮ですね。人によっては撮影日や記入日も一緒に書くようですが、最低でも氏名があればわかりやすいでしょう。
【注意点】インターンシップの履歴書・書き方講座
・書き間違えたら書き直すこと
履歴書では修正液や修正テープは使いません。なぜなら第三者によって履歴書が改ざんされた疑いが出てきてしまうからです。書き間違えた時は、悔しいですが最初から書き直していきましょう。
もし提出の直前で修正が必要な大きなミスを発見してしまった場合は、訂正印を押して直すこともできます。訂正したい部分に横二重線を引き、上に捺印をして、近くに正しいものを書き出します。
ただ、履歴書中の訂正印に良い印象がないため、履歴書の提出がある際は、早め早めに準備をして完璧な状態で提出できるようにしましょう。
・証明写真は最後に貼付する
証明写真はすべての文章が完璧になってから貼り付けましょう。文を書いている途中は気づかなくても、書き間違いをしているものです。先に証明写真を貼ってしまうと、ミスをしたときに証明写真も一緒に処分することになるため、もったいないです。
・履歴書の控えを取っておく
どの企業にどんな履歴書を提出したのかわかると、後日履歴書の内容について質問された際に正しく答えることができます。また、今後履歴書の志望動機や自己PRをブラッシュアップしていくときの参考になります。
【志望動機を対策しよう!】インターンシップの履歴書・書き方講座
インターンシップの志望動機は大まかに次の流れで書いていきます。
①インターンシップへ参加したいと思った理由
②なぜそう思うに至ったか具体的なエピソード
③実際にどのようなことに取り組みたいか、何を得たいか
このような志望動機を書くために必要なことは「自己分析」と「企業研究」です。
インターンシップへ参加したいと思った理由は人それぞれにあると思います。
企業はその理由、「なぜ当社のインターンシップに参加したいと思ったのか」を知りたいのです。この「なぜ」の部分は、いままでの経験や持っている価値観が影響しています。その経験は何なのか、そのときにどんなことを思って、どんな価値観が生まれたのかを自己分析をすることで発見しましょう。
自身の経験を絡めた志望動機は説得力があります。
また企業研究を通して「企業が求める人材」や「インターンシップの内容」を把握することも大切です。いくら説得力のある志望動機が話せても、それが企業が求める人材とズレていたり、インターンシップの業務と本人がやりたいことが合わなければ、インターンシップに参加をしてもギャップが生まれてしまいます。
下記記事にインターンシップの志望動機の書き方や見つけ方が、詳しく書いてあります。
是非ご確認ください!
【自己PRはこう書く!】インターンシップの履歴書・書き方講座
インターンシップの自己PRの大まかな流れは次の通りです。
①自分の強みを簡潔に述べる
②過去にどういう経験をして、どんな困難があったが、その強みを活かしてどう解決したか
③インターンシップではどんな風に強みを活かして取り組むか
志望動機と同じく、説得力のあるエピソードにするためには、過去の経験を絡めて自己PRをします。そのためには自己分析をして、過去にどんな場面で何をしたか、そのときどう考えて何か考え方が変わったのかなど詳細に分析していきましょう。
なおインターンシップの自己PRでは「積極性」や「学ぶ姿勢」「何かに取り組むときのマインド」などが見られます。企業もせっかく開催するイベントですから、より学ぶ姿勢の強い、積極的な学生に参加してもらいたいと思うでしょう。
まとめ
インターンシップの履歴書の書き方や、注意点、志望動機と自己PRを書くときのポイントなどを説明してきましたが、いかがでしたか。手書きの場合は、間違えると書き直さなければならない部分が大変ですが、面接と違って完璧な状態で提出できるのが履歴書です。企業も完璧な状態であると思って確認しています。直前で用意するのではなく、失敗も想定して早めに準備をしていきましょう。
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