いつ開催される?公務員のインターンシップとは?
公務員インターンシップの開催時期と期間
公務員のインターンシップは民間企業と同じように、学生の夏休みの時期や、選考が本格化する前の大学3年の秋~翌年の冬にかけて開催されます。開催時期をずらして複数回おこなったり、課によって時期が異なる場合もあります。
民間企業は長期インターンシップと短期インターンシップがありますが、公務員のインターンシップの期間は1日~1週間程度と短いのが特徴的です。
公務員インターンシップの内容
自治体によって異なりますが、業務内容の話や職場見学だけで終わるものもあれば、イベントの運営や来庁者の対応業務、書類の発送作業など実際の業務に関わるプログラムもあります。また最近はオンラインで開催されるものもあるので、自分の都合や希望に合った公務員のインターンシップを探してみましょう。
公務員のインターンシップに参加するメリット
公務員の仕事への理解度が深まる
公務員の最大の特徴は「業務の幅の広さ」です。普段は窓口業務などでしか会う機会がありませんが、裏方の仕事も多くあります。そんな普段は見えない仕事の実態を、インターンシップを通して体感することができます。就職してから「こんな仕事をしたいわけじゃなかった」と感じるギャップを少なくできるメリットもあります。
またオフラインでのインターンシップであれば、それぞれの自治体の雰囲気を感じることもできます。ここの自治体の雰囲気は自分には合わないと感じることがあれば、受験する自治体が変わるかもしれません。
本選考の対策になる
インターンシップでの実体験から、公務員を目指す動機が明確になるかもしれません。それを活かして、本選考で話す志望動機が作成できます。志望動機で大切なのは「どんな経験」から「なぜ」そう思ったのかが具体的に言えることです。インターンシップという就労体験があることで、より具体的な話をすることができるでしょう。
公務員の人脈が広がる
国家公務員や政令都市以外の市役所のインターンシップは特に参加者が少ないため、職員の方や人事部の方に顔を覚えてもらえる可能性が高いです。もしインターンシップで出会った方が面接官であれば、インターンシップでの仕事ぶりや姿勢をそのまま評価してもらえます。
公務員のインターンシップに参加するときの注意点
希望部署に配属されるかはわからない
民間企業とは違い、公務員のインターンシップは自治体全体で募集人数が決まっていることが多く、そのあとの配属まで決まっていないことがあります。またお伝えした通り、公務員の業務は多岐にわたります。そのため、自分が希望する業務や体験が出来ない可能性もあるでしょう。もし、特定の業務を体験してみたいということであれば、自分の希望が通りそうな自治体のインターンシップに参加してみましょう。
情報の取り扱いに要注意
公務員の仕事では住民の個人情報を取り扱います。インターンシップに参加する学生はそのような情報に触れる機会はなく、そうした情報を漏洩しないように誓約書をかわしますが、インターンシップに参加する際は注意しましょう。
報酬や交通費などの諸経費が支給されない
民間企業のインターンシップでは交通費支給や報酬がある場合がありますが、公務員のインターンシップは基本的に諸経費の支給はありません。なぜなら公務員の報酬は税金でまかなわれているからです。
インターンシップの目的はお金を稼ぐことではありません。自分のキャリア形成の1つであることを忘れないで参加しましょう。
インターンシップに行かない選択肢はある?
民間企業のインターンシップは、参加すると本選考とは別のルートを紹介してもらったりしますが、公務員のインターンシップは筆記試験があるため、特別優遇されるシステムはありません。そのためインターンシップに行かなくてもリスクはありません。
ただ面接で「なぜインターンシップに参加しなかったのですか?」と質問されることがあるようです。その答えはきちんと用意しておきましょう。
民間のインターンシップは体験したほうがいい?
時間があれば、民間企業のインターンシップに参加するのはおすすめです。
特にグループワークやグループディスカッションをおこなうプログラムを組んでいるものは、そのまま公務員試験の集団討論試験の対策になるからです。
また、民間企業の雰囲気や業務を知ることで、より公務員になりたい気持ちや考え方がはっきりしてくるでしょう。公務員への志望動機を語るときに参考になるかもしれません。
公務員インターンシップに参加する方法
大学のキャリアセンターで確認
公務員のインターンシップは大学のキャリアセンターで募集をおこなっていることが多いです。なぜならきちんと信用のおける人材に参加してもらいたいという意図があるからです。公務員のインターンシップに興味があれば、まず大学のキャリアセンターを確認してみましょう。
大手就活情報サイトを確認
民間企業のインターンシップを紹介しているサイトでも、公務員のインターンシップを紹介していることがあります。見やすい、条件で絞りやすいなどのメリットがあるので上手く活用していきましょう。
気になる地方自治体、官公庁のHPを確認
直接自治体のホームページを確認するのも方法の一つです。最新の正しい情報を確認できるので、逐一チェックしてみましょう。
まとめ
公務員のインターンシップの概要と参加するメリット、注意点やよくある疑問点などを解説してきましたが、いかがでしたか。あまり知られていない、また募集人数の少ない公務員のインターンシップですが、参加することでより公務員の職務につきたい意欲が増すかもしれません。ぜひ積極的に参加していきましょう。
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