「座右の銘」を聞く理由
適切な答え方を見つけるために、まずは質問の意図を考えましょう。
企業が採用において最も重視するのは「人柄」だと言われています。
その人がどんな人か?どんな価値観を持っているかを採用で一番重視しているのです。
「座右の銘」にはその人の価値観や人柄が表れます。
そのため、面接で座右の銘を聞くことで、学生の人柄を把握しようとしているのです。
そして、その人柄・価値観が形成された経緯についても、同じように企業は知りたいと思っています。
なぜその言葉が学生の「座右の銘」になったのか、その背景も聞きたいと考えています。
聞かれたら、どう答える?
質問の意図がわかったところで、どう答えるのが適切なのか考えていきましょう。
面接官が知りたいのは学生の「価値観」です。
そのため、単なる好きな言葉ではなく、自分の価値観や生き方、判断の核になっている言葉を選びましょう。
座右の銘を通して人柄を伝えることが目的ですから、自分の人柄を的確に表現できる言葉を「座右の銘」として伝えます。
ただ「座右の銘は一期一会です!」と言っただけでは、人柄は十分に伝わりません。
その言葉が座右の銘になった背景、その価値観が形成された過程を伝えることで、面接官に人柄が伝わるのです。
なぜその言葉が好きなのか、理由をきちんと答えましょう。
より説得力を増し、深みのある回答にするためには、実際にその座右の銘に基づいて行動・判断したエピソードがあるとよいでしょう。
座右の銘に基づいて行動した結果、よい成果が得られたという経験を話せば、自己PRにもつながります。
座右の銘を聞かれたとき、答えるポイントは
・まず「私の座右の銘は○○です」
・「××だからです」
・その言葉に基づいて行動したエピソード
・行動によって得られた結果や学んだこと
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