最も違うのは「報酬をもらうこと」

 
学生は授業料を払っているのに対し、社会人は報酬をもらって仕事をします。
 
そこには契約があるので、報酬を得る以上、社会の利益に対し貢献する責任と義務があります。

報酬によって生じる「責任」

 
学生が負う責任は自分個人に対するものですが、社会人が負う責任は報酬をもらっている組織に所属している一員としての責任です。
 
1人の社員の行動が、会社全体のイメージや信用に大きく関わってきます。
仕事以外の場面でも、組織の一員として責任ある行動をとらなくてはいけません。
 
そして責任があることによって、更に学生との違いが生じてきます。

責任① 時間

学生は自由な時間が多いですが、社会人になると時間に縛られることが多くなります。

学生は長期休暇も多い上に、学校を休んでも他人に迷惑はかかりません。
また約束をドタキャンしても、友達に嫌われるくらいで、大きな損失はありません。

社会人は、チームプレーなので会社を休むのにも周囲への配慮が必要です。
休日数は決められており、計画的に過ごさなければなりません。
仕事の納期は厳守ですし、会議や面談等があれば10分前行動は必須で遅刻は許されません。

責任② 人間関係

学生は自分の好きな人とだけ付き合っていればよく、また付き合うのも同年代が多いため、横中心の人間関係で、言葉遣いもそこまで気を使わなくても大丈夫です。

一方社会人になると、苦手な人とも付き合っていかなくてはなりません。
様々な年代の人と付き合うことになり、言葉遣いも気をつけます。
縦の人間関係になるので、上司や先輩、部下や後輩などの存在とうまく付き合わなくてはいけません。
これは場合によってはすごくストレスとなることもあります。

では、聞かれたらどう答えたらいい?

ここまで実際の「学生と社会人の違い」を見てきましたが、これをそのまま答えるのでは、安直すぎてしまいます。
自分のアルバイト経験やインターンの経験を振り返って、自分が考える「社会人像」を率直に答えましょう。
 
 
まずは、質問に答えます。
「私は、学生と社会人の違いは○○だと思います。」と結論を答えましょう。

その後、そう思うに至った背景を、自分の今までの経験を交えて話しましょう。
エピソードを交えて話すことで、説得力のある回答となります。

それを受け、最後に「自分がどんな風に社会人として働きたいか」抱負を伝えましょう。
この質問の意図として、学生の「働くことへの考え方」や「働く覚悟」の確認があります。
ここで仕事への前向きな姿勢をアピールすれば、面接官の評価も高くなります。

まとめ

 
面接で「学生と社会人の違い」を聞かれたら、
 
・結論
・そう思った理由(経験から)
・そんな社会人としての抱負
 
を答えましょう。

上記の実際の違いから、「報酬」「責任」などのキーワードを入れると、学生と社会人の明確な違いを把握できていることをアピールできます。
 

学生気分を捨てて、これから社会人になるという自覚を持って、就活を進めたいですね。

まとめ

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