【1次面接との違い】2次面接の特徴とは?

1次面接との違いについて検証しながら、2次面接の特徴を認識していきましょう。

1次面接

1次面接は、多数の志願者の中から一定数に絞り込むことを目的としています。そのため、個人面接の場合と集団面接の場合があります。

面接における質問も基本的な内容が多い分、第一印象やビジネスマナーなどを見ており、一緒に働きたいかといった指標で合否を判断しています。企業に適しているから合格という判断より、学生に問題がないから合格という判断で合否を決めます。
もちろん企業によって面接回数も異なり、採用方針も異なるので一概には言えませんが、1次面接で省かなくても、2次面接以降で見極めることができるので、よほどのことがない限り落とされません。(もちろん、しっかり落とす企業もあります。)

面接官

面接官は、人事の採用担当者や現場の20~30代くらいの若手社員~中堅社員が担うことが多いのも特徴です。

2次面接

1次面接と異なり、「採用したい人かどうか」を見極める面接です。そのため、面接を受けている学生の性格や能力、価値観を引き出して、自社が求める人物像に合致しているかどうかを見極めます。質問も1次面接のときと同じような質問をされますが、1次面接よりもさらに深堀りされます。また、一人一人をしっかり見るため、個人面接の場合がほとんどで、面接時間も1次面接に比べれば少し長めに設定されます。

面接官

30~40代くらいの現場の中堅社員や管理職の人が面接官となることが多いです。普段の部下の育成などを行う方が多く、普段からよく人を見ている人が2次面接で面接官になりやすいです。1次面接の面接官よりもさらに年次が上がり、役職が付いている人との面接なので、1次面接より緊張感のある面接になるでしょう。

2次面接で落ちる理由とは

2次面接で選考脱落しないために、2次面接で不合格となる人の共通点について探っていきましょう。

志望度が低く、企業研究が不十分

前述より、問題の有無で合否を決めることが多い1次面接では、あまり志望度を重視されませんが、2次面接からは志望度も重要視されます。企業研究が不十分だったり、志望意欲が面接官に伝わってこないと、2次面接通過は厳しくなります。
志望動機には、「①なぜ入社をしたいのか、②入社志望に至った理由、③どのように企業に貢献できるか(将来の目標)」といった内容は必ず含めましょう。1次面接より、深く「なぜ」と突っ込まれるので注意が必要です。

キャリアプラン(将来の目標、どうなりたいか)という内容が不足しがちが学生も少なくありません。キャリアプランをどのよう描き、そのためにどう行動しているのかなど説明できるようにしましょう。

また、志望の高さは企業研究・企業理解に関わってきます。志望度の高さをアピールするためにも、企業研究は怠らずに、深めていきましょう。

エントリーシートや1次面接との一貫性がない

面接官はエントリーシートや前段階の面接で聞き出した情報をもとに、面接を進めていきます。そこで、学生の回答が手元の情報と異なっていたら、「行き当たりばったりに適当に答えているのか」「何が言いたいのか分からない」ということになり、面接官は学生に対して疑問を持ってしまいかねません。

自分をさらにアピールして良く見せようと、内容を変えてしまう学生もいますが、それはできるだけ避けましょう。せっかく1次面接やエントリーシートで、面白い・良いと評価されて通過したのに他のエピソードに変えてしまうのはもったいないです。エントリーシートや一次面接と全く同じような内容でも問題ありませんが、さらに話を発展させたり、面接官の役職に合わせた内容を話しましょう。

社風に合わない

社風に合わない学生を採用しても、早期退職してしまうかもしれません。せっかく採用したのならば、企業としては永く働いて企業に貢献してほしいものです。社風が合わないと、業務や人間関係に支障をきたす恐れもあります。

無理に社風にあった人材にはならなくても良いですが、事前にどういった社風なのか知っておきましょう。事前に社風を知れば、それに合った対応ができるでしょう。

2次面接で落ちる理由とは

2次面接:質問のポイント

1次面接で聞かれることをさらに深堀した質問をされるのが、2次面接です。1次面接より、人数も少なくなり、時間も長めに設定されているので時間的には深追いすることができるのです。
1次面接では、矢継ぎ早に様々な質問が交わされ、内容も多岐にわたりますが、2次面接では一つの内容について「なぜ」「どうして」と深く突っ込まれます。

《 頻出・質問例 》
・志望動機について
・学生時代頑張ったことについて(ガクチカ)
・自己PR
・強み・弱み(長所・短所)
・他社の選考状況

【志望度をアピール】逆質問にも力を入れよう!

最後に必ずといっていいほど、逆質問タイムが設けられます。
質問することがなくても、この逆質問タイムをうまく利用してアピールすることで、逆転ホームランを打つことが可能になるのです。

やる気やスキルをアピールする

たとえそれまで上手に答えることができなくても、その企業に入社をしたいというう意欲をアピールすることが大切です!逆質問しつつも、入社をしたいという思いを質問の裏に込めて挽回しましょう。

(例)
・「御社で活躍されている方々に何か共通点はありますか?」
・「マネージャーやリーダーに求める能力は何ですか?」
・「入社までにやっておくべき課題、準備しておくべきことはありますか?」
・「〇〇以外にも、取得しておくべき資格や、身につけておくべきスキルはありますか?」
・「持ち前の行動力で、どんな仕事も果敢に挑戦していきたいと思っていますが、御社へ入社した場合に覚悟しておいた方が良いことはありますか?」

企業の理解を深める

逆質問タイムは自分の企業に関する認識に相違ないか確認する場でもあります。勘違いしたまま入社をしてしまうと、ミスマッチが起こってしまいかねません。企業に関して誤った理解にままでいないように気を付けましょう。

2次面接までにやるべきことと注意点

以上のことを踏まえて、2次面接に向けてやるべき対策について紹介します。

自分のエピソードの深堀りする

どんな角度から質問されても、答えられるようにきちんと準備をしましょう、表面上だけのエピソードでは対処できません。一つ一つの事柄に対して、「なぜ」と疑問を感じながら思考を広げていきましょう。

企業研究をしっかり行う

1次面接を通過できているということは、企業研究はある程度はできているということでしょう。ですが、最終面接に近づくにつれて、内定に近づくにつれて、面接官の見る目が厳しくなってきます。本当に企業研究をしているのか、ホームページなどの上辺だけの情報ではないのか、入社意欲があるのか、お見通しです。
また、企業が求める人物像を知ることで、何をどうアピールすべきか見えてくるでしょう。

2次面接までにやるべきことと注意点

まとめ

2次面接は、特に、この学生を落とすと惜しいと面接官に思わせることが重要です。想定される質問への回答準備はもちろん、自己分析や企業研究を深めましょう。そして、逆質問など、+αで他の学生との差別化を図って、2次面接を突破しましょう。

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