企業が就活生に私服を指定する理由とは?

企業側はなぜ「私服」を指定してくるのでしょうか。企業が私服を指定する理由を5点ご説明したいと思います。

①自由な職場・社風であることをアピール

IT企業、広告・出版業などクリエイティブな仕事に携わる業界は内勤の仕事ががメインとなるため、私服勤務が多いです。なので、スーツに縛られない自由な職場や社風であることをアピールするために、就活で私服を指定する場合があります。

②リラックスして欲しい

就活は慣れない雰囲気からどうしても緊張してしまう学生がほとんどです。そこで私服指定することによって、「少しでもリラックスして学生本来のパフォーマンスを発揮して就活に臨んで欲しい」という企業側の学生への配慮として私服を指定する場合があります。

③TPOをわきまえているか

一般常識があるかどうかを見るために、あえて私服を指定する場合があります。
時と場合に合わせた服装ができるかどうかの確認をしています。

④個性や人柄を確認し社風に合っているか

私服を指定することによって学生の個性や人柄を確認したいという意図もあります。周囲から浮く服装ではないか、協調性がありそうな服装かどうか、社風と合っている人材かどうかを見極めます。明らかに社風と異なるタイプの服装の場合は「会社には合わないかも…」と、判断されてしまう可能性があるので、事前に伺う会社のHPなどを見て確認しときましょう。

企業が就活生に私服を指定する理由とは?

就活で私服を指定された際の対応

「私服でお越しください」と指示された場合は私服でいきましょう。しかし、普段着だと思ったら大間違いです。遊びにいくわけではないので派手な服装はやめましょう。就活なのでオフィスカジュアルな格好で行きましょう。
 オフィスカジュアルとは、ビジネスシーンにふさわしいスーツより少し崩した服装で明確な定義がないため、どこまで着崩していいかという線引きは企業によって異なります。スーツほどカチッとしなくてもいいですが、きちんとした清潔感のあるシンプルな服装にしましょう。

就活で私服を指定された際の対応

男女別「オフィスカジュアル」

男女別のオフィスカジュアルをご紹介したいと思います。

【男性編】オフィスカジュアル

<ジャケット>
黒、紺、こげ茶、グレー、ベージュ、カーキなどの落ち着きのある色で無地のものを着用しましょう。就活という場ですので夏場でもジャケットは必要です。夏用の薄いジャケットを用意しときましょう。

<トップス>
襟付きのワイシャツを着用しましょう。ストライプや少し柄のあるシャツでも可能ですが、シンプルな無地などが一番無難です。色は白・ブルー・グレーなどの明るめ色にしましょう。ネクタイは不要ですが、シャツの裾はズボンに入れましょう。クールビズでポロシャツでもOKという企業もありますが、就活にはカジュアルすぎる印象になるので無難にシャツとジャケットにしましょう。

<ベルト>
基本は靴と同じ色のものにしましょう。
シンプルなデザインで黒や濃い茶色などが無難です。

<ズボン>
無地のチノパンまたはスラックスにしましょう。色はジャケットやシャツとのバランスを考えた紺やグレー、ベージュなど落ち着いた色にしましょう。

<靴下>
ズボンの裾から肌が見えないよう丈の長い靴下で、黒・紺・グレーなどの暗い色の無地にしましょう。

<靴>
紐付きで、色は黒か濃い茶色の革靴にしましょう。ローファーはNGではありませんが、少しカジュアルな印象があるので革靴が無難です。

【女性編】オフィスカジュアル

<ジャケットまたはカーディガン>
無地が基本で、色は紺や黒など落ち着いたものにしましょう。飾りや柄がいけないというわけではありませんが、無地の方がコーディネートしやすく、落ち着いた印象を与えやすいため、無地のジャケットやカーディガンがオススメです。

<トップス>
ブラウスやカットソーが好ましいです。パステルカラーなど明るく落ち着いた色は顔を明るく見せてくれます。襟はなくても大丈夫です。

<スカートまたはパンツ>
女性のオフィスカジュアルは、スカートでもパンツでもどちらでも構いません。スカートは上品で優しい、落ち着いた印象を与えることができます。パンツは活発な印象を与えることができます。
スカートの場合は膝丈の長さで、パンツの場合はベルトを着用しましょう。どちらの場合もシンプルなデザインで黒、グレー、紺、ベージュなど落ち着いた色のものにしましょう。

<ストッキング>
スカート・パンツに関わらず素足は避け、肌の色に合ったストッキングを履きましょう。

<靴>
紺や黒、ベージュなど落ち着いた色のパンプスを履きましょう。ヒールは3~5センチ程度がちょうど良いです。

男女別「オフィスカジュアル」

私服かどうか判断方法

メールの文面で私服にするのかスーツにするのかを判断しましょう。
・「私服で」→私服
・「あなたらしい服装で」→私服
・「普段の服装で」→私服
・「カジュアルな服装で」→私服
・「私服可」→スーツ可
・「服装自由」→スーツ可
・服装についての表記なし→スーツ

私服かどうか判断方法

就活で私服を指定された際の注意すべきポイント

私服でも注意すべきポイントが3点ありますので、ご説明したいと思います。

①スーツで行くのはNG

「私服でお越しください。」と言われているのに、私服で行くのをためらってスーツで行こうとする人もいるでしょう。そうすると、「指示が聞けない人間」「臨機応変に対応できない人間」だとマイナス評価にも繋がってしまいます。なのでスーツで行くのは避けましょう。

②NGな服装

就活の際のオフィスカジュアルとは、お洒落よりも清潔感のある服装です。自分の好きな服を着るよりも、ビジネスシーンに適した服装かどうかということを考えましょう。
NGな服装は以下の通りです。

【カジュアルな服装】
・Tシャツ
・ジーンズなどデニム素材
・ ハーフパンツ
・スウェット
・タイトすぎるまたは、ゆったりしすぎてるズボン
・バックルが大きい、派手なベルト

【露出度の高い服装】
・ミニスカート
・ ショートパンツ
・オフショルダー
・ノースリーブ

【ビジネスシーンにふさわしくない靴】
・スニーカー
・ビーチサンダル
・ブーツ
・ピンヒール
・ミュール(かかとの後ろの覆いがなく、突っ掛けて履くもの)
・オープントゥ(つま先があいているもの)
・つま先が極端に尖っている靴
・装飾が奇抜な靴

③トップスの素材や色にも気を付けよう

薄手の素材や淡色のトップスだと下着が透けてしまう可能性があるので、夏場は特に注意しましょう。
また明るい原色のトップスは派手な印象を与えてしまうので避けましょう。男性は黒、グレー、紺、ベージュなど落ち着いた色で、女性は白、ベージュ、薄いピンクなど爽やかなパステルカラーにしましょう。

就活で私服を指定された際の注意すべきポイント

まとめ

今回は就活で私服を指定する意図や注意すべきポイント・NGな服装についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。オフィスカジュアルの服を買っておくと入社後も着れるので、就活で「私服でお越しください。」と言われた時のために1着買っておいてはいかがでしょうか。

まとめ

関連記事

新規会員登録はこちら
ページトップ