面接時のかばんのマナーについて

就活におけるマナーはさまざまですが、かばんにもいくつか守らなければいけないマナーがあることはご存知でしょうか。採用・不採用に大きく影響を及ぼすわけではないものの、やはりマナーを知らなければ印象も悪くなります。普段から何気なく使っているかばんについて、最低限知っておいた方が良いマナーをご紹介します。

入室時には肩にはかけない

基本的な持ち方として、男性は手に持ち、女性は肩にかけて歩きます。しかし、ここで注意しておきたいのが入出時のかばんの持ち方です。入出時は面接官に向かってお辞儀をするため、肩にかけたまま持っていると、かばんが前にずり落ちてしまうかもしれません。かばんのファスナーが空いていれば、中身が出ることも考えられます。入出時については最悪のことを考えて、かばんを肩にかけずに持った状態でお辞儀をすると良いでしょう。

かばんは椅子の横におく

面接会場で、指示がない限りかばんは床に置くのが基本です。面接室に入って着席を促されたら、「失礼します」とお辞儀をして、立った状態でかばんを椅子の横に置きます。ここでの注意点は、床に置いたときに自立するかどうかです。面接中に何度もかばんが倒れると気が散ってしまうため、購入時にしっかりと確認しておきましょう。また、企業によってはかばんを置くための椅子や机を用意してくれていることもあります。指示があれば、それに従ってください。

ビジネス用のかばんを使用する

就活に必要な資料などが入り、床に置いたときに自立すればどのようなかばんでも大丈夫なのかと疑問に感じている人もいるかもしれません。基本的に就活で使用するかばんは、ビジネス用のものを使ってください。トートバックやリュックサック、ハンドバックは使い勝手は良いですが、面接官から「だらしない」「真面目さに欠ける」と思われてしまいます。かばんひとつで印象を悪くしてしまわないように、ビジネスシーンに相応しいものを使用してください。

かばんの色にも注意する

当然ですが、派手な色や柄、奇抜なデザインは就活に相応しくありません。高価なブランドバックも良い印象を与えることはありませんので、避けるようにしてください。色については、男女によって考え方が違ってきます。男性なら靴と同じ色の革素材、女性なら黒や紺、ベージュ、茶、白といった落ち着きのある色を選ぶと良いでしょう。最近ではおしゃれを重視するようなビジネスバッグも出回っていますが、基本的には無地のものが好まれます。

面接時のかばんのマナーについて

かばんの種類、色どのようなものがいいの?

これまでにカジュアルなかばんしか持たなかった学生にとって、就活ではどのようなものを購入すれば良いのか迷っているという人も多いのではないでしょうか。ひと口にビジネスバッグといっても、さまざまな種類や形、色が販売されています。そのなかで就活に相応しいかばんはどれなのか、おすすめのビジネスバッグをご紹介します。

男性は薄めのビジネスバッグがおすすめ

就活では、ビジネスマンのように資料を大量に持ち運ぶことはありません。かばんの中身といえば、会社説明会の資料や筆記用具、財布、飲み物くらいではないでしょうか。また、ビジネスシーンにおいてもモバイルデバイスの進化によって、荷物がコンパクトになりつつあります。そのため、男性なら薄めのビジネスバッグが最旬トレンドとなっています。ただし、床に置いたときに自立できるような底のしっかりとしたものを選ぶことだけは忘れずに。

リュックサックは避けよう

ビジネスバッグだと、どうしても片手がふさがるデメリットがあります。そのため、最近ではリュックサックを使用するビジネスマンも少なくありません。では、就活においてリュックサックは許されるアイテムなのでしょうか。たしかに使い勝手は良いものの、ビジネスバッグが基本の就活においてリュックサックを使っていると「だらしない」「真面目さに欠ける」と思われてしまいます。また、働き始めた後でも、企業によってはリュックサックが禁止されているところもあります。

色は黒色のものを選ぶようにしよう

就活で使うかばんの色は、黒や茶色といった目立たないものであれば問題ありません。女性なら黒や紺、ベージュ、茶、白などの落ち着きのある色が好まれます。目立つという意味で赤色や青色といったかばんを持っていたとしても、ただの「痛い人」程度にしか見られないでしょう。企業側としても採用したい人材とは程遠いため、評価が大きく下がるだけです。会社などビジネスシーンに持っていっても違和感がないかどうかを考えるようにしてください。

かばんがないときはできるだけカジュアルでないバッグを選ぶ

では、就活で使うためのビジネスバッグを用意していなければ、どうすれば良いのでしょうか。この場合、できるだけカジュアルでないかばんを選ぶようにしてください。派手なデザインではない、無地のものです。ただし、ビジネスバッグ以外で面接会場に訪れているだけで、評価を大きく落としてしまうこともあります。社会人になってからも長く愛用するものですので、就活をはじめる前にひとつは用意しておくことをおすすめします。

かばんの種類、色どのようなものがいいの?

【面接時マナー】かばんの注意点

就活で使用するかばんは、ビジネスの場でも違和感のないものを選ぶようにしてください。しかし、ビジネスバッグを購入して終わりではありません。面接官の印象を損ねてしまわないよう、最低限のマナーは守るようにしましょう。最後に、社会人になってからも覚えておきたい、ビジネスバッグを使ううえでの注意点をいくつかご紹介します。

綺麗に拭いておく

社会人にとっては、清潔感は最低限のマナーです。スーツやシャツにシワが寄っていたり、革靴が泥だらけになっていたりすれば、だらしくなく思われてしまいます。これらと同じように、かばんもしっかりと手入れしておかなければいけません。ナイロンであれば洗濯表示に従い、水洗いOKの場合は水洗いで汚れを落とします。レザーであれば乾いた布で汚れを落として、専用のクリームを使います。どちらも定期的な手入れは欠かせません。

かばんの中身は整理しておく

就活では、最低限のアイテムを持っていれば大丈夫です。しかし、必要のないものを持ち歩いている就活生も少なくありません。面接中に「○○を用意してください」と言われることもあります。そんなとき、かばんの中身が整理されていなければ良い印象を与えることはできないでしょう。とは言っても、学校の授業後や授業前に面接を受けに行くこともあります。そういった場合でも荷物は最小限にして、面接中に焦ることがないように注意しておいてください。

大きさに気をつける

会社説明会や面接では、資料や書類が配られることもあります。また、面接に履歴書を持参していくこともあるでしょう。それらはA4サイズ以上が多いため、余裕を持って収納できるかばんを用意してください。男性用のかばんであればA4サイズが入るものがほとんどですが、女性用のかばんはA4サイズ未満のものも少なくありません。あまりにも小さすぎると書類や資料を折り曲げなければいけないため、大きさには気を付けるようにしてください。

ファスナーは閉めておく

ビジネスバッグを持ち歩くときに忘れがちなのが、ファスナーの開け閉めです。面接会場などに行って焦って受付表などを出した際に、ファスナーを開けたままにする人も少なくありません。そんな状態で面接室に入れば、お辞儀をしたときに中身がすべてこぼれてしまうことも考えられます。こうなれば、落ち着いて面接を受けられる人などほとんどいないでしょう。もしものことを想定して、ファスナーは開けたら閉めるを徹底するようにしてください。

まとめ

就活で使用するかばんは、基本的にビジネスシーンで持っていても違和感のないものです。マナー違反のかばんが評価に直結するわけではありませんが、面接官に良い印象を与えることはできません。身だしなみのなかでも忘れられがちなアイテムですが、しっかりと選ぶようにしてください。

また、持ち方や置き方などについても事前にチェックしておくと良いでしょう。

まとめ
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