Webテストで合格しなければ次の選考はない
Webテストは、基本的に採用選考の序盤で実施されることがほとんどです。大手企業などで積極的に取り入れられており、その目的としては適性を見極めるだけでなく、足切りとしての意味も持っています。
当然ですが、Webテストの合格基準に達していなければ、次の選考に進むことはできません。冒頭でも触れましたが、Webテストは就活において唯一答えがはっきりとしているものです。次のステップに進むためにも、しっかりと対策を立てておきましょう。
Webテストの答えが出回っているって本当?
書店などではWebテスト対策用の参考書などが販売されていますが、実はWebテストの解答集はネットで簡単に入手可能です。「Webテスト 解答」などと検索すれば、すぐに解答集の販売サイトや不正を行うためのテクニック、替玉受験の案内など、ありとあらゆるサービスに行きつきます。
勉強が苦手という人にとっては大きなメリットかもしれませんが、いくつかのデメリットも存在することは覚えておくべきでしょう。ひとつは、入手した解答が間違っている可能性もあることです。もうひとつは、不正がバレてしまう可能性があり、結果的に信用を失って不採用になることです。どちらにしても、今後の人生を左右する問題となるため、慎重に決断するようにしてください。
出回っているWebテストの答えを参考にするときの注意点
では、このように出回っているWebテストの解答集を参考にするときの注意点について考えていきましょう。実は学生を採用する企業側もこのような事実を知っており、不正を防ぐための対策をとっているところも少なくありません。実力に伴わないパフォーマンスであることは明らかなので、不正の解答集を参考にする際の注意点についてしっかりと把握しておくべきです。
同じ問題がでるとは限らない
同じ企業でも、年に数度の採用を行っているところもあります。たとえば、6月の選考で使用していたWebテストの問題を、10月の選考でも使っている可能性はあるでしょう。しかし、企業側も不正については認知しているため、全く別の問題が出題されるかもしれません。
そうなれば、ネットで入手したWebテストの解答集は単なる紙切れ同然の扱いとなります。この時点でWebテストの対策を一切していなければ次のステップに進むことはできないことは言うまでもありません。
答えが間違っている可能性がある
解答集のなかには、替玉受験・代行サービスが存在します。つまり、本人以外の人物がWebテストを代わりに受験する方法です。しかし残念ながら、利益目的でこういったサービスを展開している人も多く、絶対Webテストに通過する保証はどこにもありません。
また、入手した解答集も100%の正答ではない可能性が高く、間違いに気づかずに0点になるリスクも考えられるでしょう。他人が作成したものを鵜呑みにすると、痛い目に遭うことがあることは覚えておいてください。
本当の意味で対策していることにならない
ネットで入手した解答集を使ってWebテストを通過し、その後の面接でも高評価で内定を獲得したとします。ここで覚えておいて欲しいことは、自分の実力以外の方法で入社すれば、その後苦しむことがたくさん訪れることです。
もちろん、不正をしなくても、社会に出れば苦しい局面に遭遇することはあります。しかし、就活での苦しさに乗り越えられなかった人は中途半端で終わってしまうかもしれません。くれぐれも内定が最終的なゴールだと思わないようにしてください。
Webテストの対策方法
Webテストの解答集は、ネットで簡単に入手可能です。しかし、不正をすることで目に見えないリスクを伴うことが分かりました。正々堂々とWebテストを通過するためにも、正しい対策方法を身に付けていきましょう。あなたが無用なリスクを負って苦しまないためにも、Webテストの事前準備で知っておきたい対策ポイントについて詳しくご紹介します。
事前に問題を解いておく
Webテストに通過するための対策としては、やはり問題に慣れておくことです。高校受験や大学受験と違い、少し特徴的な出題がされます。何の知識もなく受験すると、それに戸惑って時間内にすべてを解け終えないことも出てくるでしょう。
このようなリスクを少しでも軽減させるために、書店などで販売されているWebテストの過去問集を一通り解いてみてください。中学~高校の学力程度という難易度なので、慣れれば難しく感じることは少なくなるはずです。
企業がWebテストの種類を把握しておく
Webテストには、「SPI」「インハウスCBT」「webテスティング」「web-CAB」「TG-WEB」といった主に4つの種類に分けられます。企業によってどの種類が実施されているかについては違ってきますが、どのテストも大きな違いはありません。
とは言っても、第一志望に掲げている企業が実施しているWebテストの種類については、しっかりと確認しておくべきです。また、それぞれの種類にはどのような特徴があるのかに関しても事前に把握しておくと良いでしょう。
パソコン操作、電卓操作を練習する
当然ですが、Webテストには時間制限があります。パソコン操作や画面の見方など無駄な時間をかけてしまわないように、慣れるための対策も行う必要があるでしょう。普段のパソコン操作に慣れているとは言っても、いきなりの受験は手間取ってしまうことが考えられます。特にWebテストで出題される問題は難易度の高いものではないものの、スピード感を持って実施しなければハイスコアは望めません。Webテスト対策には、パソコン操作に慣れることから始めましょう。
webテストが受けられない場合の対処法
Webテストのなかには、自宅で気軽に受験できるものもあります。しかし、さまざまな理由から受けられないなどの問題が発生することもあるかもしれません。そんなとき、受験時間のギリギリになって焦らないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。万が一に備えて、Webテストが受けられない場合の対処法をご紹介します。
ブラウザを変えて受験する
そもそも、WebテストはMacに対応していないことがほとんどなので、Windowsで受験するようにしてください。それでも稀に、Webテストが作動しないことがあります。このような場合は、プラウ座を変えて再挑戦してみましょう。
ブラウザには、Internet ExplorerやGoogle Chrome、Firefoxなどさまざまな種類があり、非対応のブラウザもあります。基本的には初期のInternet Explorerを使用していれば問題ありませんが、もしものことを考えて別のブラウザもインストールしておいてください。
大学のパソコンで受検する
OSやブラウザの関係でWebテストが受けられないことがありますが、もしかしたらパソコンのスペックが問題で受験が不可になっていることも考えられます。また、正常に作動しても途中でフリーズしてしまうかもしれません。
この場合は、パソコンを変えるほか方法がないため、大学のパソコンで受験してみてください。このようにパソコン自体に問題が発生していることも考えられることからも、事前にWebテストが正常に動作するかどうかを確認しておきましょう。
企業の採用担当に電話する
もしも何かしらの理由でWebテストが受けられない状況になったら、どうすれば良いのでしょうか。その場合は、焦らずに企業の採用担当に電話してください。理由によっては状況を考慮してくれて、日程を別日に変更してくれることもあります。
ただし、「寝坊した」「急にアルバイトが入った」など、明らかに対処できる理由なら、容赦なくその場で不採用になるので気を付けてください。また、事前に日程が判明しているのであれば、それまでにしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
大前提として、Webテストに通過しなければ、その後の選考に進むことができません。だからと言って、ネット上などで横行している不正な方法を利用して受験しようなどとは思わないでください。
Webテストに出題される問題はどれも難易度の低いものばかりなので、しっかりと対策しておけば難しく感じることはありません。就活のなかで唯一答えがはっきりしているものなので、確実に取り組んでおきましょう。
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