就活のエントリーシートでは写真も重要な要素の一つ!
就活シーンでは、エントリーシートに証明写真を添付する必要が出てきます。
これは、実際に応募した本人であることを面接時に確認する目的がある、という点が主な理由です。
企業によっては数百人~数千人単位のエントリー情報を管理する必要があるため、本人確認は重要な要素だからです。
そのため、面接時は写真と近い状態(服装、髪型、眼鏡の有無)で臨むようにして下さい。
また、写真から得られるイメージも選考対象として見られる場合もあります。これは、合否に直結するのではなく、身だしなみや表情など、一般常識的なマナーの範囲から逸脱していないか?という意味であり、かつエントリー者の人物像をある程度掴む狙いもあります。
エントリーシートの写真はスーツじゃないといけないのか
エントリーシートの写真を撮影する時の服装について、企業から指定がないこともあるでしょう。
そのような場合にはどうすればいいのか、判断に迷っている人に向けて写真撮影時の服装の基本マナーを紹介します。
基本的にはスーツ
エントリーシートに添付する写真について、特に企業側から指定がないのであれば、最も一般的な服装はスーツです。自己判断で私服を選んでしまうよりも、スーツであればビジネス上の礼装として捉えられるため、悪印象を与える心配もありません。色は、紺や黒、グレーなどを選びましょう。
ワイシャツはストライプが入っていないものを選ぶ
スーツの時、中に着るワイシャツにも注意しましょう。白の無地を選べば問題ありませんが、白でもストライプが入っているものは避けたほうが無難です。
色柄物のワイシャツは、オシャレ着の一種という位置づけでもあるため、就活では必要ないからです。
また、他の就活生と違う服装をしているという時点で、協調性のない人物という印象を与えかねません。これはスーツの色選びについても同様です。
男性であればネクタイで差し色を入れる事ができるので、スーツ・ワイシャツに関しては基本色に統一したほうがベターです。
業種、職種によっては私服でもいいかも……
アパレル関係やファッション誌に関わる仕事など、業種によっては私服で構わない場合もあります。逆にそれらの職種であれば、私服のファッションセンスが採用選考基準の1つとして見られることもあります。
これは就活だけでなくインターンでも同じなので、インターンで私服出勤が許可されていた企業であったり、面接で私服を指定されたりした時は、エントリーシートの写真も私服で構いません。
ただし、全体的に白い服装は写真撮影では避けたほうがベターです。
背景と同化して見づらくなってしまう可能性があるからです。
髪の毛は黒色に染めてから写真を撮ろう
髪を学生時代に染めていた人は、就活場面では黒色に染めておくようにしましょう。服装と同様に、協調性が取れないと判断される可能性があるからです。
また、髪色についても茶髪でも可、という企業もあります。
事前にきちんと確認しておき、「茶髪可の記載がない」という場合は、黒にしておく方が安心です。
Q.地毛が茶色い場合はどうすればいい?
A.民間企業であれば、備考欄などに一言添えておくと安心です。ただ、公的機関など職種や希望する部署によっては、身だしなみも厳しく見られる場合もあります。
その場合は黒に染めておくなど、エントリーする企業に合わせて判断するようにしてください。
エントリーシートの写真はスマホでもOK?
エントリーシートに添付する写真を、スマホで撮影したいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、結論から言えば専門店での撮影が一番おすすめです。
ここでは、なぜ専門店での撮影がいいのかという点や、専門店での撮影が難しい時の写真の準備方法について紹介していきます。
写真専門店で撮ってもらうのがおすすめ
写真専門店では、プロの技術で写真を撮影してもらうことができます。
一番のメリットは第三者目線で、就活に適した写真に仕上げて貰えることです。シャツやネクタイのズレがないか、髪型や姿勢の細かなチェック、撮影の角度に至るまで的確に指示・判断して貰えます。
また、近年では修正・加工技術も発達してきているため、軽微な肌荒れや髪の乱れなどは修正してもらうこともできます。さらに、撮影したデータを購入できる写真店も多く、エントリーシートをデータで送付する時や、枚数が必要になって焼き増ししたいという時にも活用できるメリットがあります。
専門店が難しければスピード写真で!
スケジュール都合で急に必要になった場合や写真専門店が近隣に無い時は、街頭や駅などに設置してあるボックス型のスピード写真の機械で撮影しましょう。その場で現像でき、費用を抑えられるという利点があます。
ただし、身だしなみや表情・メイクのチェックを自分で行う必要があるので、きちんとチェックを済ませてから撮影してください。モニターに映る姿を確認し、軽く顎を引く、猫背にならない、など姿勢にも注意しましょう。
どうしても時間がないときはスマホで光量を調整しよう!
撮影技術の向上で、スマホ撮影でも高画質撮影が可能になってきています。ただ、証明写真として扱うのは難しい部分があります。
特に光の入り方が重要で、片方の側面から光が入っていると余計な影ができてしまいます。スマホ自体の光量を調整するなどし、できるだけ光の入り方が偏らない撮影を意識する必要があります。
可能な限り撮影場所は屋内を選び、余計な角度がついてしまう自撮りは避けて家族や知人など、「第三者に正面から」撮影してもらうようにしましょう。
写真の背景は白にしよう
特に自身で写真を撮影する時、写真の背景を一面白になる場所を選ぶようにしてください。背景に家具や家の中の一部が映ってしまうと、明らかに証明写真を自分で用意した事が伝わってしまうからです。
また、無地であっても暗い背景で撮影するのも避けたほうがベターです。全体的に人物像自体も暗い印象になってしまう懸念があるからです。
人物以外の物や雰囲気に視線が向いてしまうのを避ける意味でも、背景は白の無地を選ぶことをおすすめします。
写真のサイズはどの大きさにする必要があるの?
添付する写真サイズについても注意する必要があります。
大きすぎると貼り付ける場所からはみ出てしまうことがあり、逆に小さすぎると採用担当者にとって見辛くなってしまうからです。
ここでは、適切なサイズについて細かくチェックしていきましょう。
就活で使う写真のサイズは縦4.0cm×横3.0cm
基本的にエントリーシートや履歴書に添付する証明写真のサイズは、縦4.0cm×横3.0cmです。
ただし、企業によっては独自にサイズを指定されていることもあるので、事前に必ず確認しておきましょう。
線対称になるように写真を取ろう
人の顔は左右非対称になっていることが多く、特に目や口角は左右で大きさや角度が違っていることがあります。
完全に対称にすることはできなくても、角度を調整するなどして不自然な非対称にならないように意識しましょう。
お店でもらうときは最初に伝える
写真店で撮影を依頼するときは、印刷前に必ずサイズを伝えるようにしましょう。
できれば撮影前に伝えておけると安心です。サイズだけでなく特に「就活用の証明写真である」という旨を撮影前に伝えておくことで、目的に合わせた撮影をお願いすることができます。
Webでエントリーシートの写真を貼る方法
就活中に、エントリーシートの提出をWeb上や企業とのメールで、直接添付しなければならない場面もあります。
しかし写真店やスピード写真で既に印刷してしまっている場合はどうすればいいでしょうか。ここでは、その方法について紹介します。
スキャンでパソコンに読み込む
スキャナーを使用して、印刷してある証明写真をデータとして取り込むことができます。自宅になくても、コンビニのコピー機にスキャン機能があるので利用するのもいいですね。
手元のカメラで撮影をする
スマホのカメラ機能や、デジカメを利用して撮影し、パソコンに取り込む方法もあります。
このとき注意したいのは、印刷済みの証明写真は光が反射しやすいという点です。フラッシュ機能を使って撮影すると、白飛びしてきちんと映らないこともあるので光の加減には気をつけて下さい。
専門店でデータをもらう
データ化について一番おすすめしたいのが、写真店で撮影データを貰う方法です。
追加料金が発生する場合もあれば、撮影料にデータ込みの店舗もあるので事前に確認してみてください。印刷した写真と同等の画質でデータが貰えるので、わざわざ取り込み直す手間も省けます。
どのデータ化にしても、送付する時は画像サイズやファイル名、形式(JPEG、PNGなど)に注意してください。
エントリーシートの写真の貼り方!裏に名前を書く理由とは?
エントリーシートに証明写真を貼る時、基本的には「のり付け」します。
稀にテープで固定を求められる場合もありますが、指定がなければのり付けのみで問題ありません。
この時、貼り付ける前に裏に名前を記入しておきましょう。万一送付中に剥がれてしまっても、誰のものか確認できるからです。
また、のりで名前が滲んでしまっては意味がないので、必ず油性ペンで記入する必要があります。
インターンシップ時のエントリーシートの写真を参考にしよう!
学生生活の中で、エントリー前にインターンシップを活用していた経験がある人は、その時に作成したエントリーシートを参考に写真を準備しましょう。
企業側に一度提出し、インターンシップで活動できた、ということはその時に提出した写真にも不備がなかったと判断できるからです。ただ、インターンシップで使用した写真を撮影した日付から半年以上経過している場合は、新しく撮影し直す必要があります。
髪が伸びた、体重の増減などで顔つきが変わった、ということもあるため、できるだけ最新のものを送付できるようにしたいですね。
まとめ
エントリーシートに写真を添付するのは、就活中最初に企業の採用担当者に顔を見せる場面でもあります。
できるだけ印象の良い写真を添えて、第一印象を良くした状態で面接に臨みたいですね。
基本を押さえておけば、写真が要因で落とされてしまうという事態は避けることができます。自分の魅力・人柄などの中身を見て判断してもらうためにも、まずは証明写真から気をつけていきましょう。
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