就職できない理由10選|なんで就職できないのか徹底解説

就活は簡単ではありませんが、それにしても、たくさん受けても内定をもらえない人にはなんらかの原因があります。まずは就職できない人がどういった特徴を持っているのかを見ていきましょう。

【言葉遣いに気を遣いすぎている】
面接では、言葉遣いも大切なポイントの一つになります。しかし言葉遣いにばかり気が向いてしまい、変にぎこちなくなったり、いいたいことがきちんと伝えられなかったりと、気を付けすぎて面接が上手くいかなかったという就活生も多くいるのです。

コミュニケーションをとるうえで言葉遣いは大切ですが、少し言葉遣いを間違ったところで大した問題にはなりません。相手とコミュニケーションを取るのだという意識が言葉遣いよりもずっと大切なのです。

【面接で緊張してしまう】
面接で緊張してしまい、本来の力を出せずに内定をもらえない人もいるでしょう。しかし見ず知らずの相手に自分の良さをアピールするのですから、緊張するなというのも無理な話です。

そもそも緊張していること自体は問題ではありません。面接官も就活生が緊張していることは重々わかっているからです。

面接で一番重要なことは、やはりきちんと準備をしていくことです。緊張していても、入念に準備をしてきたことは、その受け答えから面接官に伝わります。声が震えても、言葉に詰まっても、自分の意志を最後まで伝えきることを心がけましょう。

【空白期間の説明があいまい】
既卒で就活をしている人になると、卒業してからなぜ働いていなかったかを聞かれたりします。このときに働いていなかった理由があいまいだと、面接官は良い印象を持ちません。

既卒になった理由というのは、「内定がもらえなかったから」などとネガティブなものも多く、一見話しづらいように感じます。ですが、そこで言い訳をしたり誤魔化したりしてはいけません。

既卒になってしまった理由を正直に話し、その反省を活かして空白期間にどういう行動をしてきたのか、また社会人となってその反省をどう活かそうと思っているのかを話しましょう。これがしっかり伝われば、面接官にも前向きな印象を与えることができます。

【例文そのままのような自己PRをしている】
例文で扱われるような自己PRは当然よくできています。ですが、よくできているからといって、そっくりそのまま真似するのはいけません。例文はあくまでも参考にする程度にしましょう。

面接官が自己PRで知りたいのは、その人ならではの強みです。その人がどんな個性を持っているかに注目しているのですから、例文を真似しただけのオリジナリティのない自己PRはすぐに見破られてしまいます。

【大手企業ばかりを受けている】
大手企業ばかりを受けているのも、内定をなかなかもらえない人の特徴の一つです。大手に入れば給料も安定しますし、何より有名な会社に勤められるのは鼻が高いものです。

しかしその分大手は倍率も高く、優秀な人でも簡単には内定をもらえません。そして一度中小企業に就職してから、大手企業に転職という道もあります。社会人としてのキャリアがある分、その方が大手に入るのに有利だったりもするのです。

また会社の規模だけでは、仕事の良し悪しは判断できないものです。大手にこだわっていた人も、いざ中小企業で働いてみたら自分にすごく合っていた、ということもあったりします。

【受ける業界にこだわりがありすぎる】
「自分のやりたいことはこれだ」と、はっきりしていることは良いことですが、これもこだわりすぎはよくありません。社会人経験がないのですから、自分の目指す業界の他にも、よく知らない業界がたくさんあるでしょう。

就活というのは、いろんな業界のことを知れるチャンスでもあります。目指す業界以外にも目を向けることで、さらに自分に合うものや興味を惹かれるものが見つかることだってあるでしょう。こだわりを持ちすぎてしまうことは、自分の可能性を狭めてしまうことになるのです。

【自分のやりたいこと、強みがわかっていない】
就活において自分のやりたいこと、自分の強みを明確にしておくというのはとても大事なことです。これがわかっていないと、どうしてその企業を選んだのかも、どういう点で自分が企業に貢献できるのかも説明できないからです。

やりたいことや、強みといわれて難しく考える必要はありません。学生時代自分はどんなことが好きだったのか、どういうことに喜びを覚えるのか、どんなことを褒められたのか、些細に思えることも強みになり得ます。

自分で考えてもわからない場合は、友達や先生などにたずねてみるのも良いでしょう。

【企業のことをよく知らない】
受ける企業のことをきちんと調べずに面接を受ければ、内定をもらえないのも当然のことです。企業からしてみれば、よく知りもせずに働きたいという理由がわかりません。そして下調べをしていないのですから、受け答えもあいまいにならざるを得ないでしょう。

志望動機や自己PRなどは、具体的であればあるほどよい印象を与えます。そして自分の強みと企業の特徴を踏まえた内容を考えれば、自ずと具体的になっていくものなのです。

【就職したいという気持ちがそこまでない】
内定がなかなかもらえないという人の中には、本当は就職に対して前向きではないという人もいるのではないでしょうか。学生のころのように、遊んではいられなくなってしまうのですから、働くことにモチベーションが上がらないのも仕方のないことです。

しかし就職に対してネガティブな気持ちを持っていると、受ける企業が少なくなってしまったり、面接を積極的な気持ちで受けられなかったりします。

社会人として働いたことはないのですから、「仕事は楽しくないものだ」と今の時点から決めてしまうのは早すぎます。就職してからどんなキャリアを送っていこうかと想像すると、就活のモチベーションになることもあります。熱意を持って取り組めば、仕事は思った以上に楽しいものなのです。

【人に相談せず一人で考えている】
就活が上手くいかないときには、人に相談に乗ってもらうことも大切です。特に先輩へ相談すれば、経験を積んでいる分、的を射たアドバイスをしてくれるのではないでしょうか。内定をもらうまでの道のりは、内定を経験している人に聞くのが一番早いのです。

相手に手間を取らせてしまうなんて心配することはありません。人は頼られるとうれしいものです。気を遣うぐらいなら、アドバイスをもらった感謝の気持ちをしっかりと表しましょう。

就職できない理由10選|なんで就職できないのか徹底解説

内定を取るための方法10選|どうすれば内定を獲得することができるの?

さて、就職できない理由10選を見てきました。これを踏まえて、内定をもらうために、どんなことを心がければ良いのかを見ていきます。内定がもらえない理由とあわせて、内定に近付く人物像もよりはっきりとわかってくることでしょう。

【ハキハキとしゃべり、笑顔を絶やさない】
企業が就活生を見るポイントというのは「人柄」が大半を占めます。学生時代にどんなにすごいエピソードを持っていたとしても、実際の仕事はやってみるまで未知数です。キャリアがない以上、人柄で判断する他ないのです。

そこで大事になってくるのはハキハキとしゃべり、笑顔を絶やさないことです。面接においてはもはや当たり前のことですが、人柄でほとんどが決まることを理解していれば、その必要性もより実感できるでしょう。

【説明会を利用して覚えてもらう】
面接以外の場でも、企業に自分をアピールできる場面があります。それが説明会です。説明会で企業の人と積極的に話せたりすると一番良いのですが、これはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。

そこで提案したいのが、説明会で必ず質問をするということです。説明会というのは、就活生からの質問を受け付けるための場でもありますので、これなら抵抗なくできるでしょう。積極的に質問をする就活生というのは、企業からの印象も非常に良いのです。事前にどんなことを聞きたいか、しっかり考えていくと良いでしょう。

【面接慣れも考えて就活する】
面接で緊張してしまうという人も、場数を踏めば徐々に慣れていき、上手くこなせるようになります。キャリアセンターの模擬面接を利用しても良いですし、面接の練習のつもりで志望している企業以外をどんどん受けるというのもありでしょう。結果、新たに興味を惹かれる業界に出会えることだってあるかもしれません。

また、面接は振り返りをすることも大切です。上手くいかなかったのなら、何が悪かったのか、上手く答えられなかった質問にはどう答えるべきだったのか、ノートにまとめるなどして次に活かせるように工夫しましょう。

【すべてが第一志望だと思い込む】
面接の練習のつもりで受けるのも良いといいましたが、そういった企業もすべて第一志望だと思い込んで受けることをオススメします。練習と思って受けるのと、第一志望だと思って受けるのとでは、身になり方がまるで違うのです。

面接官にしてみても、第一志望だといって面接にきてくれた方がやはりうれしいでしょう。さらにその企業から内定をもらえれば、場数だけではなく自信にも繋がります。ちょっとした心構えが、これだけの恩恵をもたらすのです。

【とにかく試行錯誤を繰り返す】
企業を受けるごとに試行錯誤を繰り返していけば、確実に面接やエントリーシートの質はブラッシュアップされていきます。例えば志望動機や自己PRは、企業ごとに丁寧に練り直していくべきです。

これを毎回心がけていれば、内定に繋がるような、質の高い内容を考える力も身についていきます。面接慣れにしてもそうですが、就活を通して自分の成長を感じられれば、たくさんの企業を受けるモチベーションも保つことができるでしょう。

【相手のことを考えて会話する】
面接となると、多くの人が自分の良いところをアピールしようと躍起になるものです。確かに面接は自分をアピールする場ではありますが、それ以前に面接官と会話をしているということを忘れてはいけません。

意識してほしいのが、相手の問い掛けに対して誠意をもって答えることです。周りが必死に自己アピールする中では、シンプルな受け答えがかえって功を奏したりもするのです。話すことに夢中にならず、しっかりと相槌を打つことを意識するだけでも大きく変わってくるでしょう。

【実際の店舗に足を運ぶ】
例えば小売業で店舗を展開している企業なら、実際にお店に足を運んで感じたことを自己PRに盛り込めば、面接官の関心を強く引くことができます。

売り場のこういうところがよかった、自分が入社したらこういうところを改善していける……といったような内容なら、仕事への積極的な姿勢がはっきりと伝わります。また企業を知るという意味でも、現場に足を運ぶというのは有益でしょう。

【いいたいことを一つにしぼる】
アピールするポイントを詰め込み過ぎないというのも、面接で自分を覚えてもらうための大事なポイントです。アピールポイントをたくさん並べるよりも、はっきりとした強みを一つ、熱意を持って話した方が印象は強く残ります。

強みは一つで良いのだと思えば、その分自己PR自体も考えやすくなるでしょう。

【就活エージェントに無料で相談する】
近年では就活生と企業との仲介役を担う、就活エージェントも注目されています。就活エージェントは面談によって就活生の適正を見極め、その人にぴったりな企業へと紹介するサービスのことです。

あらかじめ適正を見極めているため、就活生は2次面接、3次面接からいきなり受けられたりすることもあるのです。企業としても、就活エージェントが適した人材を選んでくれるため、選考の手間が省けるメリットがあります。

就活生の内定や入社が決まれば就活エージェントは企業から報酬をもらいます。就職が上手くいかなければ自身も仕事が成り立たないのですから、適正を見極めるにしても力の入れ方が違うのです。

就活生は就活エージェントを無料で利用することができます。面談には1時間ほどを要しますが、それだけで内定の確立がグッと上がるのなら、是非利用したいところです。

【自信を持って取り組む】
就活において自分に自信を持っていることは大切なことです。自分に自信がなければ、自分を企業に売り込むことなどできないでしょう。そして自信といっても、自分を過大評価しろということではありません。

面接を受けているとどうしても、就活生よりも企業が上のような、選んでもらっているような立場に感じてしまいます。しかし就活生だって、企業を選ぶ立場にあるのだということを忘れないでください。

礼儀を保っていれば、必要以上に自分を下げる必要はないのです。社会人になって活躍する人材とは、単なるイエスマンではなく、自分のこともきちんと尊重できる人ではないでしょうか。

内定を取るための方法10選|どうすれば内定を獲得することができるの?

まとめ

内定を勝ち取るためには、何より自分を成長させていこうとする姿勢が大切です。最初は誰しも未経験なのですから、就活の最中にどういう気持ちで向き合ったかが大きな差になっていきます。

積極的に行動していく手始めに、合同説明会などの規模の大きな就活イベントで、企業の雰囲気を肌で感じることは特におすすめです。そうやってどんどん場に慣れていくことで、その後の就活にも活かしていけるでしょう。

また、なかなか就職できないと悩んでいる人は、文中で紹介した就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。自分ひとりで抱え込まず、プロと一緒に内定を勝ち取っていきましょう。

まとめ
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