就活の一般的なスケジュールと流れ

ここで紹介するのは、経団連が定める新卒のスケジュールに則った就活です。21年の夏のインターンから採用活動を始めている企業もあるので注意しておきましょう。

~2022年2月 自己分析、業界・企業研究、インターンシップ
2022年3月~ 企業説明会に参加して選考情報を集めよう
2022年6月~ 多くの企業で選考が解禁、内々定が出始める

22年3月~:積極的に説明会に参加しよう

3月からは、多くの企業のエントリー受付・説明会開催・エントリーシートの提出が始まります。選考に進むためには、説明会の参加が必須な企業が多いため、説明会には積極的に参加することをおすすめします。エントリーの数が多ければ良いというわけではありませんが、持ち駒を多めに確保しておけば、本命企業の選考にも余裕を持って臨みやすくなるでしょう。はじめから、倍率の高い大手や本命の企業のみに絞ってしまうと、万が一、選考が上手くいかなかった際、5月や6月に焦って企業探しを再開しなければなりません。もちろん、5月以降でも説明会をおこなっている企業はありますが、3月と比べると選択肢が大幅に狭まってしまいます。内定がなかなか得られないときの保険としても、序盤からさまざまな業界の説明会に参加しましょう。

22年6月~:選考開始

政府主導の現行ルールで採用を実施する企業では、6月から徐々に内々定が出始めます。
ただし、就活スケジュールはあくまで目安となります。企業によっても選考スケジュールは異なりますので、志望する企業の情報は随時チェックするようにしましょう。

6月よりも前から選考開始している?

政府主導のスケジュールとは異なり、実際は、多くの企業が6月よりも前から選考開始しています。優秀な人材ほど取り合いになる可能性が高いので、早い段階でめぼしい学生を確保することが、企業にとって重要なのです。インターンを理由して、内密に選考を行っていることもありますし、面談やセミナーの場で選考が行われることもあります。
調べたときにはすでに選考が開始していた…なんてことがないように、興味のある業界や企業の情報は、早い時期からマメにチェックするようにしましょう。

就活の一般的なスケジュールと流れ

就活準備ですべきこと

自己分析や業界・企業研究は早い段階で終わらせよう

就活で最も時間がかかるといっても過言ではないステップです。
この就活の基盤ともいえる作業を行っていない方は今すぐ始めていきましょう。

【自己分析】
自己分析は、自己PRの時だけでなく、志望動機を作る上でもとても重要です。
特に志望動機と関連が深いのは以下です。

・どんなこと、ものに興味を持ちやすいのか
・好きなこと、嫌いなこと
・得意なこと、苦手なこと
・自分にはどんな強みがあるのか
・自分はどんな性格で、どんな環境で力を発揮できるのか

これらを文字におこしましょう。きれいな文章にしなくても、キーワードをどんどんメモ書きしていくだけでもOKです。自己分析がしっかりできていないと、就活の軸がはっきりしません。
自身の強みや性格の特徴を客観的に把握することで、どんな業界で働きたいのか、どんな業界が向いているのか、が分かるようになります。あとは、それをそのまま志望動機として書いていけばokです。

【企業分析】
企業分析がしっかりできていないと、「なぜその企業を志望したのか」について熱意をアピールすることができません。企業理念や社員の雰囲気などを調べていれば、自然と「この企業のここがいいな!」という部分が見えてくるはずです。逆に、調べていて「いいな」と思う部分が思い浮かばないのであれば、その企業はあなたにあっていない可能性があります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、企業分析をしっかりしましょう。

夏のインターンから就活は始まっている

自己分析をして自分の志望する業界が分かってきた就活生は、積極的にインターンに参加しましょう。夏のインターンの時点で、めぼしい学生には内々定のようなものを出していることもあります。また、インターンでの経験は、エントリーシートや面接での大きなアピールポイントとして役立つはずです。まずは、志望企業のインターンに応募してみましょう。
やりたい業界が決まっていない就活生も、インターンに参加することで、自分の向き不向きを知ることができます。自分の適性がわかれば、自然と志望する業界も定まってくるので、自己分析を深めるためにも、さまざまなインターンに参加してみましょう。

就活準備ですべきこと

就活を始める前に準備・用意しておくこととは?

・リクルートスーツの購入

就活で必要になるもののひとつが「リクルートスーツ」です。証明写真を撮る際にもスーツが必要となるため、早めに用意しておきましょう。選ぶべきスーツの色・柄は、「黒または紺色の無地」のものです。

・身だしなみを整える

採用担当者は身だしなみもチェックしています。特にエントリーシートや面接では、第一印象が大切になりますので、しっかりと身だしなみを整えておきましょう。

髪色は黒が基本です。髪型は男性の場合、耳周りが出る短髪がよいでしょう。女性は、髪が長い場合は、ひとつにまとめるのがベターです。寝ぐせがついていたり、ぼさぼさの髪型は「社会人としてのマナーがなっていない」と、マイナスな印象を与える可能性があります。第一印象をよくするためには、清潔感を意識するようにしましょう。

女性の場合はメイクも大切です。ナチュラルメイクを心がけ、派手になりすぎないよう注意が必要です。ナチュラルメイクでも、すっぴんだと勘違いされるようなナチュラル過ぎるものはNGです。難しく感じる場合は、どんなメイクが就活時にふさわしいのか事前に調べ、練習しておくといいでしょう。

・ビジネスマナーを知る

面接での入退室の仕方、メールや電話の受け答えなど、しっかりとマナーができているかどうかチェックされています。就活での最低限必要なマナーはおさえておくといいでしょう。

・SPI対策

SPIは、対策をしたかどうかで明確な差がうまれます。3月以降は説明会や選考に時間をとられてしまい、忙しくて対策ができない可能性があるため、事前に対策をしておくことをおすすめします。

就活を始める前に準備・用意しておくこととは?

まとめ

いかがでしょうか、就活のやり方や流れはおおむね把握できたかと思います。ここからは早く行動した人が有利になる時期です。まだ就活を始めていない方は、ぜひ自己分析からスタートしてみてください。時間がかかる作業ですので、早く始めることが早期内定への第1歩です。

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