自己分析は相手からの質問に答えるためにする
自分を知るため? ⇒ 自分のことを知らないのですか?
適職を探すため? ⇒ 自己分析をしたら適職がわかりますか?
強みは弱みを知るため? ⇒ 知った後はどうするのですか?
自己分析はエントリーシートや面接で訊かれる質問に答えるためにします。
面接の場は、相手(企業)があなたについて訊きたいことを聴く場です。
そして、あなたが相手(企業)について訊きたいことを聴く場です。
決してあなたの自己アピールの場ではありません。
相手が知りたいと思うことをきちんと相手に伝える。
その為に自己分析は重要なのです。
訊かれたことに結論から答えられますか?
なぜいくつか合格した大学の中から今の大学・学部に入学したのか?
なぜいくつものサークルの中から今のサークルを選んだのか?
いつも何かを選ぶときに特徴はないか?
自分の特徴はどんな出来事がきっかけで形成されたのか?
そういったことに答えられるようにしましょう。
自己分析をサークルで例えると
また、自己分析は一人では決してできません。
ジョハリという心理学者は「自分(自己概念)」を4つに分けるという考え方を提案しました。
1 開放の窓:自分も他人も知っている「自分」
2 秘密の窓:自分は知っているけど他人は知らない「自分」
3 盲目の窓:自分は知らない(気付いていない)けど他人は知っている「自分」
4 未知の窓:自分も他人も知らない(気付いていない)「自分」
1番の開放の窓。4番の未知の窓。これらはわかりやすいですね。
他人に言われて、「そうそう、俺ってそういうところあるんだよねー」という部分と、
自分も他人も気付いていない部分です。
ちょっとわかりにくい2番の秘密の窓と3番の盲目の窓。
この二つをサークルの飲み会のたとえ話にしてみましょう。
2番の秘密の窓。
サークルの飲み会で自分の気になる相手がいたとき、
もしかしてネコを被っていませんか?
自分はお酒好きでアルコールに強いのにお酒が弱いと言ってみたり、
普段はタバコを吸うのに禁煙を装ってみたり。
そういった自分は知っているけど相手に好かれるために(嫌われないために)
相手に隠している(もしくは隠していなくても知られていない)部分を秘密の窓と呼びます。
3番の盲目の窓。
これは例えるのが難しい!!
強いて言うなら、サークルの飲み会のために服装をキメて来たのにも関わらず、
みんなは心中で「うわ、ダサい格好だ苦笑。」と思われているようなことですね。
自分では最高におしゃれだと思っているのに、
みんなにはダサいと思われているような、
相手はわかっているけど自分では気付いていない部分を盲目の窓と呼びます。
自己分析は社会人と行おう
皆さんは自己分析と聞いて、
恐らく書店で売っているようなワークシートや
キャリアセンター(大学の就職課)でもらうような冊子を中心に
自己分析するのではないでしょうか。
それらには意味がありません。
なぜなら、自分の知っていることしか書けないからです。
だからワークシートをやっていると
「こんなことやって本当に意味あるのか?」という気持ちが湧いてきます。
自己分析で大切なのは自分が知らない(気付いていない)部分です。
なぜなら、自分で気付いていなければ面接やエントリーシートで質問をされたときに
回答することができないからです。
盲目の窓はBさんから
「Aくん、その格好はちょっとまずいんじゃないかな。。。?」と
指摘されなければ気付くことはできません。
未知の窓はBさんが気付かなくとも
CさんやDさんに気付いてもらえて指摘をされることがあります。
自己分析には必ず
「他人からの指摘(フィードバックと社会人は言います)」が必要なのです。
ですから、家で自己分析をするのではなく
必ずセミナーやイベントに参加することで自己分析を深めていきましょう。
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