SPI3系

「SPI(エスピーアイ)」は、日本で一番使われている採用テストです。新卒の就職活動では受検する可能性が非常に高く、対策が必須です。
また、多くの就活生はSPI対策のテキストを中心に勉強をしているようです。
なぜなら、どの試験に通用する勉強ができるのがSPI対策だからです。
入念にやりこむ人は同じテキストを何回もおさらいするそうです。
 
【複数の受験方式】
 
今は主に4つの受験方式があります。
☆テストセンター(専用会場のパソコンで受ける)
☆WEBテスティング(自宅のパソコンで受ける)
・インハウスCBT(企業のパソコンで受ける)
・ペーパーテスト(マークシートなどを企業内で受ける)
テストセンターの受検者数はその他の方式の受検者数を圧倒しており、SPIの主流はテストセンターです。
 
 
 
【SPIの構成】
 
言語(国語に相当)、非言語(数学に相当)の基礎能力検査と性格検査で構成されます。また、テストセンターでは、このほかにオプション検査(英語検査、構造的把握力検査)が実施されることがあります。
 
 
 
【テストセンターの特徴】
 
① 他の方式と出題範囲が違う。
テストセンターは、ペーパーテスト、WEBテスティングなど他の方式とは出題範囲が違うため、テストセンター専用の対策をするべき。
 
② 受験結果を使いまわせる。
一度テストセンターを受験すれば、その受験結果を他企業に使いまわせる。しかし、テストセンターの点数は自分で確認することができません。
テストセンターは何度も受けていると同じ問題が出てきたりすることがあるので、回数を重ねる毎に点数が上がるのが普通です。使いまわすよりも何度も受験したほうがよいといえるでしょう。
 
③ 制限時間は問題毎
検査全体の制限時間のほかに、問題ごとの制限時間があります。問題ごとの制限時間を過ぎると、未回答でも自動的に次の問題に進んでしまいます。スピード勝負ですね!
 
 
  
【webテスティングの特徴】
 
① 入力式の問題が多い。
WEBテスティングでは、言語・非言語ともに、回答を入力させる形式の問題が出題されます。特に非言語は、ほとんどの問題がこの形式です。入力式の問題は、一から自分で解き方を考え、計算し、答えを出さなければなりません。この特徴を踏まえたうえで、対策や時間配分を考える必要があります。

② SPIの他の方式(テストセンター、ペーパーテスト)では筆算が前提です。しかし、WEBテスティングでは電卓の使用が前提です。電卓を使いこなすことが求められます。

玉手箱

 「玉手箱」は、ペーパーテストの「CAB」や「GAB」などで知られる日本エス・エイチ・エル(SHL社)のWebテストです。
玉手箱は、自宅のパソコンで受ける「自宅受検型」のWebテストとしてトップシェアを誇っています。中でも大手・人気企業で多く使われており、これらの企業を志望する人は対策が欠かせません。
 
 
 
【玉手箱の構成】
 
玉手箱は、能力テストと性格テストで構成されています。能力テストには、計数、言語でそれぞれ3種類、英語は2種類の問題形式があります。これらの問題形式の中から、企業ごとに異なる組み合わせで実施されます。

 玉手箱

TG-WEB

ここ数年、有名・人気企業などで実施が急増している自宅受検型のWebテストが「TG-WEB」(ティージーウェブ)です。
 
 
 
【難易度が高い!】
 
TG-WEBの特徴は、難解で、あまりなじみのない問題が出題されること。
昨年度までの受検者の中にも「難しかった」「見たことがない問題が出題され、とまどった」という感想を持つ人が多くいました。
しかし、あきらめる必要はありません。あまり知られていないTG-WEBの最大の特徴は「解き方がわからないとまったく解けないが、一度解き方を覚えれば次からはすんなり解ける」ことだからです。つまり、対策がきわめて有効なWebテストだといえます。
 
 
 
【従来型と新型が存在する】
 
「従来型は難解かつ馴染みのない問題が出る」
言語では、「長文読解」や「空欄補充」「並べ換え」などが出題されます。長文は専門的・抽象的な内容が多いのが特徴です。
計数では、「暗号」や「展開図」などが出題されます。他社のテストでも出題される「推論」問題も出題されますが、難易度は高めです。中学・高校までの数学ではあまりなじみのない問題が出題されるテストです。
 
「新型は短時間で大量の問題が出題される」
言語では、従来型では出題されない「同義語」「対義語」などが出題されます。
計数では「方程式」(玉手箱の「四則逆算」のような問題)や、図表を使った問題が出題されます。
言語、計数とも短時間で大量の問題を解かなければならないテストといえます。

TG-WEB

WEB-CAB

 
CABのWebテスト版が「Web-CAB」(ウェブ・キャブ)です。
「CAB」(キャブ)とは、コンピュータ職の採用テストです。日本の主だった情報処理・システム関連企業の多くが、この採用テストを使用しています。図形群の法則性を理解する「法則性」、10個の命令記号に従って図形を変化させる「命令表」、図形の変化から暗号の内容を解読する「暗号」など、科目構成が特徴的です。
 
 
 
【設問内容はペーパーテストと多少異なる】
 
ペーパーテストのCABの暗算が、Web-CABでは四則逆算に置き換わります。それ以外は同じ科目で構成されています(設問数や制限時間は異なります)。
また、難易度もペーパーテストに比べてはるかに難しいといわれています。

 
 
【設問内容と時間】
 

WEB-CAB

【まとめ】 

 
「Webテスト」「テストセンター」の解禁時期は、ペーパーテストや面接の解禁時期よりも5か月も前です。Webテスト、テストセンター対策は、ペーパーテスト対策よりも早い時期から始める必要があります。
また、テストの出題内容は、テストによって異なるため、自分が受ける企業で実施されるWebテスト、テストセンターの対策をすることが大切です!
  
画像引用:http://ice.hatenablog.jp/entry/20070816/1187276395

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