web適性検査とは?

web適性検査は、昨今の採用選考では多く取り入れられている形式です。企業に出向いて筆記試験を受けるのではなく、自宅やテストセンターからインターネットを介して受検します。

まったく知識を持たずに臨むと失敗しやすいので、事前に特徴や実施されるタイミングを押さえていきましょう。

【能力検査と性格検査の2種類】

web適性検査は企業が選考に利用する採用試験の一種で、業務への適性を見るために行われます。

初めて受ける場合には、どんなことをするのか不安に感じるでしょう。内容は『能力検査』と『性格検査』の二つに分けられます。

能力検査は社会人に必要な基本能力や、基礎的な学力を測るテストです。言葉の意味や長文の趣旨を理解するテストなどに加え、簡単な計算問題や論理的思考力を測る問題などが出題されます。

性格検査は志望者の内面を探るための検査で、一つの質問に対し、複数の選択肢の中から最も適当だと感じる回答を選ぶ形式で行われるケースが多いです。

【実施のタイミング】

web適性検査は『選考の初期の段階』で受けるのが一般的です。志望者が多い場合には、点数次第で足切りされることもあります。

企業によって実施されるタイミングは異なりますが、一次面接の前や面接と同日に受けることが少なくありません。企業によっては、タイミングを変えて違う種類のテストを実施することもあるでしょう。

たとえES(エントリーシート)や面接の印象が良くても、適性検査の結果が悪いと、大きなマイナスになる可能性は高いです。チャンスを逃さないように、しっかりと準備して臨みましょう。

web適性検査とは?

必要な事前対策

一口にweb適性検査といっても1種類ではなく、それぞれに特徴が違います。初めて受検する形式の場合は面食らってしまうこともあるので、事前にさまざまな種類があることを押さえておきましょう。

種類別の特徴や対策について紹介します。

【テストの種類を知っておく】

web適性検査には、主に以下の種類があります。

・webテスティング:言語・非言語がSPI形式で出題(約35分)
・玉手箱:四則計算や長文読解など(約30分)
・TG-web(ティージーウェブ):図形の展開図・暗号解読・長文読解など(約40分)
・GAB・CAB(ギャブ・キャブ):図形の並びから法則を見抜く問題など(約40分)
・SCOA(スコア):言語・数理・論理・英語などさまざまな分野から出題(60分)

webテスティングや玉手箱は、内容自体はそれほど難しくはありませんが、限られた時間内に素早く解く力が必要です。

TG-webは『従来形』と『新形』があり、従来形はほかの適性検査では見かけない展開図や暗号などの問題が出ます。新形は従来形に比べ、やや難易度が低い問題を短時間で数多く解いていく形式です。

GAB・CABはシステム関連系企業で採用されていることが多く、ほかのテストにはない出題形式なので、慣れておくことをおすすめします。SCOAは問題の種類だけでなく、問題数が多いことも特徴です。

【本番前に慣れておく】

web適性検査はパソコンから受検するので、普段あまりパソコンを使用する機会がない人は、操作に慣れておく必要があります。

ペーパーテストとは違い、分かるところから埋めていったり、後から前の問題に戻ってやり直したりできない点も頭に入れておきましょう。あらかじめ回答方法や画面の仕様などに慣れておくことがおすすめです。

就活情報サイトやwebテスト対策サイトなどでは、web適性検査の練習問題が提供されています。実際の雰囲気を感じられるので、ぜひ利用しましょう。

【集中できる環境を整える】

自宅のインターネット環境に不備があるとスムーズに受検できないため、通信機器に問題がないか事前にチェックしておきましょう。

またパソコンの不調によって、途中で画面がフリーズしてしまわないように、調子が悪いパソコンは使用しない方が無難です。

長い間パソコンを使用せずにしまっておいたような状況では、問題なく使用できるか心配なので、あらかじめチェックしておきましょう。

必要な事前対策

突破のためのコツ

web適性検査を無事に突破できるか、不安な人は多いでしょう。うまくいかない場合に備え、テストをパスするコツを紹介します。

【SPIの対策をしておく】

SPIはリクルート社が提供している就職採用テストです。利用している企業は多く、就活生の大部分が一度は受けることになるでしょう。

『webテスティング』ではSPI形式の問題が出ます。ほかの種類のテストも問題に共通点があり、応用が利く場合も多いので、SPI対策を必ずしておきましょう。

さまざまな参考書や問題集がありますが、詳しい解き方や素早く回答するためのポイントが載っているものを選ぶことがおすすめです。

直前になってから勉強を始めても焦ってしまうため、できるだけ早いうちから取り組みましょう。

【時間配分を考える】

web適性検査では、短時間で多くの問題に対処しなければなりません。全体の制限時間だけでなく、1問あたりの制限時間が設けられていることが多いので、時間配分を考えて取り組みましょう。

1問の難易度はそれほど高くなく、時間をかければ解けることが多いのですが、高得点を出すには『素早く的確に問題を解く力』が求められます。

問題を解く時間が足りずに、失敗したと感じる受検者は少なくありません。できるだけ素早く問題を解く練習をしておくことが大事です。

【出題パターンに慣れておく】

自分がどの種類のweb適性検査を受けるかは、企業からの案内や口コミなどで事前に分かる場合が多いものです。種類ごとの出題傾向を知り、問題を解くパターンを押さえておきましょう。

頻出問題を解けば解くほど、出題のパターンに慣れることができます。慣れていないと、問われていることの意味をうまく把握できないこともあるでしょう。

例えば非言語分野の問題で、混同しがちなものが『順列』や『組み合わせ』の問題です。

どちらも公式に当てはめれば簡単に正しい答えを出せますが、問題文の意味を間違えて受け取ってしまうと、使用する公式も間違えてしまいます。

問われている内容を素早く正確に理解できるようになれば、解答スピードを上げられるでしょう。

突破のためのコツ

受験の際の注意点

種類や出題形式をよく調べ対策をする以外にも、注意点があります。受検後に後悔しないように、注意したいポイントを見ていきましょう。

【一貫性のある回答をする】

性格検査は能力検査とは違って、特別な対策は必要ありませんが、自分の性格について一貫性のある回答をしなければなりません。

ESでは『協調性がある』とアピールしているのに、性格検査で『1人でいるときが一番楽しい』といった質問に『そう思う』と回答していると、一貫性がない人物だと思われてしまいます。

面接のときの印象と性格検査の結果に大きなズレがあると、評価が悪くなってしまうでしょう。

性格検査の制限時間は、30~40分となっている場合が多いです。1問あたりにかけられる時間は多くないため、深く考え込まず本来の自分の考え方に近い回答をしていきましょう。

【カンニングはNG】

テストセンターや企業で受ける適性検査とは違い、自宅で受検するweb適性検査では、不正をしやすい特徴があります。

もしカンニングをして高得点を出せたとしても、その後の人生で後悔し続けることになる可能性は高いです。

一生懸命に対策をしてきた人は、たとえ満点でなかったとしても、努力しただけの実力が身についています。カンニングをして適性検査をパスしても、実務では周囲との実力の差が出て、結局は苦しむことになるでしょう。

またカンニングの方法を間違えれば、普通に受検するよりも低い点数になってしまうこともあり得ます。最初から適切な努力をすることが、テストをパスするための近道なのです。

受験の際の注意点

web適性検査はしっかり準備をして臨もう

早い段階から準備をすれば、web適性検査で結果を出すことは難しくありません。あらかじめ問題の形式や頻出問題を押さえ、対策をすることが大事です。

何も対策をしないと回答時間が足りなくなり、十分な結果を残せないでしょう。問題自体は難しくなくても、正確な答えを短時間で回答できるようになるには、練習が欠かせません。

SPI対策の問題集を解くのは、よい練習になります。適性検査の種類別の違いも意識しながら勉強し、当日に臨みましょう。

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