就活生にお馴染み「会社四季報」によるランキング
このランキングは東洋経済オンラインが『会社四季報』(2015年夏号発売中)で集計したデータを活用して作成されたです。
対象は、直近本決算までに営業利益が過去3年以上にわたって減っている約100社です。
※(▲は赤字です)
着目する点は、連続減益が続いている年数です。
一般的に、3~4年以上にわたって営業利益が減り続けていることは、企業にとってシビアな状況に置かれていることを意味しているそうです。
それではランキングをどうぞ!
【ランキング分析】
このランキングからみて、
・店舗型小売業の企業に不調な企業が多い。
・しかし、連続減益が多い企業に、目立った業種の偏りはない。
ということが分かります。
景気がよくなっても、その影響をまず受けるのは大企業です。
そのため、中堅・中小企業がその恩恵を受けるのはまだ少し先になりそうですね。
しかし企業の業績不振の原因は景気の問題だけではありません。
それぞれの企業がおのおの固有の問題抱えている結果が招いたものです。
ビジネスモデル・商材・サービスの衰退、資金繰り、またその会社の風土など、
原因は多岐にわたります。
就活生の皆さんは企業研究の際に、なぜこの会社がうまくいっているのか、またはうまくいっていないのかを調べることはとても大切なことです。
【しかし業績の良し悪しだけ見るのは危ない!】
業績が悪い企業ランキングをご紹介しましたが、私がお伝えたいのは
「業績が良い企業に就職するべき」ということではありません。
企業研究で業績を見るときには、セットで調査するべき項目があるのです。
それは「離職率」「職場環境」です。
業績がよくて成長中の会社は、その成長を維持するために従業員に大きな負担を強いていることも少なくない。という事実があります。
単純に考えれば安い給料で大きな利益を上げれば上げるほど、会社の業績はよくなるので、調子のよい会社ほど、職場としてはブラックである可能性が大きいといいます。
以上のことから、業績だけではなく、離職率や職場環境まで調べるべきなのです。
入社数年で会社を辞めてしまう人が多い現状から、この視点が見落とされがちなのではないかと思います。
【まとめ】
いかがでしたか?
志望する企業の業績は当然調べると思いますが、その情報だけを鵜呑みにして就職活動をするのは危険です。
それに、今業績が良い会社が、今後ずっと安定して成長していく保障なんてありません。
ランキングは参考程度に考えてください。
引用ページ:http://toyokeizai.net/articles/-/78155
:http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/01/29/211500
画像引用:http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001749
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