長期インターンシップはいつから?メリットは?

◇長期インターンシップとは?

インターンシップは開催される期間によって、短期インターンシップと長期インターンシップに分かれます。長期インターンシップとは1か月~数年かけて、その会社の業務に携わるインターンシップです。特徴は通年募集されていること、そして大学生であれば何年生からでも参加できることです。そのためその企業や仕事に興味がある人は、大学入学時から学業と並行して、社会人としてのスキルを身につけることができます。
 

◇「長期」だからこそのメリット

長い期間同じ企業のインターンシップに参加することで得られるメリットは一体なんでしょうか。

・ビジネスマナーがきちんと身につく

まずは社会人としてのスキルが身につくということです。就活では様々な大人と接していくわけですが、そのなかでビジネスマナーが身についているかというのは非常に重要です。目上の人とのやり取りに慣れていれば、就活が本格的に始まっても、それだけで一歩リードできます。長期間ビジネスの場に身を置くことで、取って付けたようなマナーではなく、自然に振舞えるビジネスマナーが身につくでしょう。

・普段のコミュニティとは違う繋がりができる

大学や専門学校に入学すると、それまでの環境とは違って一気に世界が広がりますが、とはいえ同じ年代の人との関わりが多いです。一方で社会人になると、さらに様々な年代の方との繋がりが生まれます。インターンシップに参加することでそうした繋がりを早めに経験できるのはメリットの一つです。また長期間であればあるほど、深いつながりになるでしょう。様々な年代の人と関わることで、自分の価値観に変化が生まれるでしょうし、自分よりも上の人との付き合い方を学ぶこともできます。

・社会人としての「仕事」の流れを体感できる

長期間、会社のビジネスに携わることで、新しいプロジェクトが生まれる瞬間や、そのプロジェクトを運営していくためにどのように社員が動いていくのか、時には失敗してしまう場面を見ることができるでしょう。短期間では見えない、会社内の仕事の流れを知ることができるのも長期インターンシップのメリットです。もしかしたらそこまで重要な案件の詳細については知れないかもしれませんが、同じ場にいるだけでも、会社の雰囲気や仕事の流れを掴むことができるでしょう。
 

◇アルバイトとは何が違うのか?

長期インターンシップってアルバイトみたいなものじゃない?と思うかもしれませんが、少し違います。

・仕事理解が目的のインターンシップ

まず目的が、アルバイトは会社に提供した時間に対して賃金を貰うのが目的になってきますが、インターンシップは仕事の内容理解を目的としており、自分の成果に対して賃金が支払われます。実際は時間給になりますが、アルバイトよりも成果や会社への利益にどのくらい貢献したかが重視されます。

・自分で考えて仕事をするのがインターンシップ

アルバイトはマニュアルが細かく決まっており、指示通りに仕事をすれば問題ありませんが、インターンシップでは細かなマニュアルはなく、自分で考えて取り組むことが求められます。また取り組んだことに対しての責任も同時に負わなければいけませんから、アルバイト以上に強い責任感が必要です。

・将来の仕事に繋がりやすいインターンシップ

アルバイトでも長期間働いていると「このまま就職してよ」と言われることが多いですが、インターンシップはそれ以上に、すでに社員と同じような働き方や仕事への考え方を経験しているので、正社員へ登用されることも多いです。企業としても、まだ未経験の新入社員を採用するよりも、ある程度仕事の内容を理解しており、職場にも慣れている人のほうが採用しやすいということもあります。
 

◇長期インターンシップはメリットがいっぱい!思い立ったらすぐ始めよう!

もし大学1年生や2年生で働くことへの興味がある人や、普段とは違ったコミュニティへの繋がりを作りたい人は、ぜひ長期インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。アルバイトとは違って、社員としてより成果を追求して働く経験を積むことができますし、就職活動が本格化する前に、きちんと自分の将来の仕事について考える時間ができます。長期インターンシップは通年で募集をしていますので、いつから?とは考えずに、いまから!始めることが可能です。

長期インターンシップはいつから?メリットは?

短期インターンシップはいつから?メリットとは?

◇短期インターンシップとは?

短期インターンシップとは、1日~数週間かけて開催されるインターンシップです。
実際に仕事をする長期インターンシップとは違い、業界の説明を受けたり、企業側から課題をもらってグループワークをするなど、企業説明会の意味合いが強いのが特徴的です。参加条件は大学3年生以上になっていることが多く、企業としても就活を見据えたイベントになっています。主に大学3年の夏におこなわれるサマーインターンシップと、大学3年の秋~冬に開催されるオータムインターンシップ、ウィンターインターンシップ(秋冬インターンシップ)があります。
 

◇サマーインターンシップとは

サマーインターンシップは大学生の夏休みの期間に開催することで、多くの学生に企業を知ってもらいたい意図があります。そのため開催は8月~9月にかけてが多く、選考がある企業は6月頃からインターンシップの参加募集が始まります。ただし業界によってはこの期間がずれていることもあり、特にマスコミ業界は他の業界よりも早く始めることが多いです。自分が興味のある業界への参加を検討している人は、ぜひ調べてみてください。

・サマーインターンシップのメリット

就活の準備が早めにできる
なんといっても大学3年の夏から就活への動きができるので、早めに準備ができます。とくに選考があるインターンシップへ参加する場合は、履歴書やESの作成が必須になりますから、自ずと自己分析や企業・業界研究を進めなければいけません。

インターンの種類が豊富である
学生の休暇期間で多くの参加者が見込まれることから、企業としても多くの優秀な学生に自社を知ってもらいたいと考え、夏にインターンシップを開催する企業が増えています。そのためインターンシップの種類が豊富にあるのが特徴です。学生としても業界を絞る段階ではありませんから、多くの業界を体感するきっかけにもなるでしょう。
 

◇秋冬インターンシップとは

秋冬インターンシップは、就活が本格化する前の大学3年の秋~翌年2月に開催されます。9月~10月にかけて申し込みがおこなわれるものは年内開催、11月~12月にかけて申し込みがおこなわれるものは翌年の1月~2月に開催されることが多いです。なお、秋冬インターンシップは即日開催のイベントも多いため、例えば選考なしで来週の土日に開催するなど、急にインターンシップが開かれることも多々あります。気になる企業の情報は常にチェックをしておきましょう。

・秋冬インターンシップのメリット

秋冬インターンシップの最大のメリットは「本選考に直結することが多い」ことです。
採用試験が本格化する前に開催することから、インターンシップで取り組んだ内容が評価されると採用担当者から本選考へのオファーがあったり、インターンシップへ参加してくれた人限定の選考ルートを紹介されるなどがあります。

・秋冬インターンシップのデメリット

一方で秋冬だからこそのデメリットがあります。サマーインターンシップとは違い、大学の休暇期間ではないため、学業とのスケジュール調整が難しいことです。また1つのイベントの募集人数を少なくする企業もあり、より倍率が高くなるインターンシップもあります。しかし前述したように、企業側でスケジュールが合えば急にインターンシップを開催することが多いのも秋冬インターンシップの特徴ですから、倍率が高くて参加できなかったり、スケジュールが合わなくても企業情報を逐一チェックすることをおすすめします。

短期インターンシップはいつから?メリットとは?

どうしよう全然インターンシップに参加できてない…

◇とりあえず探してみる!

夏も終わってしまってインターンシップに1つも参加できていない人もいるのではないでしょうか。大丈夫です。採用試験が本格化する前まで、企業側としても多くの学生に自社を知ってもらおうと考えていますから、調べてみればインターンシップを開催するところは多いです。気になる企業があれば、そこの採用ページをチェックしてみましょう。また就活支援サイトではインターンシップ情報をアップしています。業界や開催日時で絞って調べることもできますから、ぜひ確認してみてください。
 

◇インターンシップ不参加で本選考まで来てしまった…

インターンシップに参加しないと、就活が長引くかというとそういうわけでもありません。きちんと自分で業界研究、企業研究をして、会社説明会に参加し、自己分析やSPIの勉強をしておけば内定を手に入れることができます。本サイトでは他にも就活で役立つ記事をアップしています。ぜひ参考にしてみてください。

企業研究の基本的なやり方を解説。業界や競合分析も併せて行おう

【新卒】就活には絶対必要!自己分析の方法を徹底解説!

SPI対策!10分でSPIの練習問題にチャレンジしてみよう!

まとめ

インターンシップがいつから始まるのかという疑問に答えるべく、インターンシップの種類別に開催時期やメリットを紹介してきましたが、いかがでしたか。短期インターンシップは大学3年生からが多いですが、いつからでも始められる長期インターンシップがあることもわかりました。ぜひ働くことへの興味が強い人は、アルバイトではなく長期インターンシップに挑戦してみることをおすすめします。就活に追われることなく、じっくりと働くことについて考えることができるでしょう。

まとめ
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