【集団面接の狙いは??】
規模の大きな企業ほど面接にも段階を設けている場合がほとんどで、集団面接は一次面接で行われることが多いです。つまり最初の段階での多くの志望者を一度ふるいに掛けて有望な志望者のみ絞るという意味合いが非常に強い面接のスタイルといえます。
この集団面接は複数の志望者と同時に面接を行い、その中で面接官に好印象を与え選ばれるようにしなければならないため、ある意味一緒に面接を受ける志望者は競争相手です。言い換えればオーディションのようなものです。
それではこの集団面接で他の志望者よりも良い意味で目立ち、見事に次のステップへ通過するためにはどのような受け答えがいいのでしょうか?
【集団面接で自己主張が強すぎるのはダメ?】
OB訪問などで集団面接のコツを聞いてみると、集団の中で目立とうとしすぎて自己主張を強くしすぎると面接官には良い印象には映らないよ・・・といった意見を聞くことがあります。
実際にOBで、自己主張を強くし過ぎて失敗し、第一志望の企業に内定をもらえなかった、といった意見もあるようです。
結論から言うとこの意見は少々自己分析に欠けていると言わざるを得ません。
自己主張とは何も意見を声高にして強気の発言をする事ではありません。
大切なのは赤自分の主張をしっかりと持つことです。自分の主張の無い人に自己主張を強く表現する事は不可能です。つまり強引に意見を通そうとするという行為とは全く異質な事なのです。
自分の主張をしっかり持っている人は相手の話をしっかり聞く余裕があるものです。
自己主張が強すぎて相手の話を聞く余裕がなく面接で失敗したという意見は、往々にしてその辺りのミスです。
自己主張の強さが原因で面接に落ちたと思っている人は、本質的にはしっかりとした自己主張が持てていなかったというパターンは非常に多いです。
【集団面接で大切なポイント2点】
それでは、集団面接で大切なポイントをまとめます。
② 人の話を傾聴する姿勢
① しっかりとした自己分析に基づく自己アピールポイントを理解できていれば、他の学生の前でも自信を持ってそれを披露すればよいわけですが、集団面接では稀にとんでもない仰天エピソードを持つ学生が紛れ込んでいることがあります。例えば、「世界一周ヒッチハイクしました」、「全国優勝しました」など、面接官どころかこちらまで驚いてしまうようなネタを持つ人たちがいた場合、「自分の用意した自己アピールなんてインパクトがなさ過ぎるな・・・」と弱気になってはいけません。もちろん仰天エピソードを持つ学生は印象に残りやすいのですが、面接官が聞きたいのは“どんな珍しい経験をしたか”ではなく“経験から何を学び今の自分にどう影響しているか”ということです。たとえ隣にビックリ人間が座っていたとしても自信を失わず、堂々と自己アピールをしてください。
② 集団面接では“傾聴姿勢”を見られているといいますが、傾聴姿勢ってどういうものなのでしょうか。傾聴姿勢というと、文字通り“他の学生が話している時にうつむいたりボーッとしたりせずに相づちをうちながら話を聞くこと”と思われがちですが、これではただ単に愛想を振りまくだけになってしまいます。人の話を愛想良く聞くのもよいですが、傾聴姿勢としてもっと大切なのは“他者の話の内容を理解した上で自分も発言する”ことです。
【まとめ】
集団面接は個人面接と違って一人一人が話す時間はとても短くなってしまいます。そのため短い時間の中でどうにか競合相手よりも目立とうとして前項目で解説したようなミスを犯す可能背は非常に高いです。
自分の意見をしっかり持っていれば相手の話をしっかり聞く事もできるはずです。これが出来て初めて意見の交換が出来るようになり、面接官に自分の意見、主張を無理なく伝える事ができるのです。
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資料引用:http://gaishishukatsu.com/archives/5868
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