自己紹介の基本項目

まず履歴書・エントリーシートの自己紹介の項目に書くべき内容として、必須項目と自己アピールの二つを解説します。自己紹介作成の基本として、しっかり押さえておきましょう。

【氏名や大学など基本情報】

自己紹介の必須項目として挙げられるのが、氏名・大学・学部・学科・専攻分野などの情報です。

これらの情報は、自分が何者であるかを相手に伝えるために欠かせません。

ここでのポイントは、必要な情報だけを簡潔に書くことです。ただし大学名や学科などについては省略することなく、正式名称を記載します。

その上で、次に紹介する自己アピールに移りましょう。

【自分を知ってもらうきっかけ】

自己紹介の最大の目的は、自分が何者であるかを示した上で、さらに相手から興味を持ってもらうことです。

そのためには氏名・大学といった基本情報に続けて、自分をアピールできる情報を伝えることが重要と考えましょう。自己アピールのために伝えるでき内容は、例えば次のようなものです。

・自分の強み
・相手(企業)のメリット
・過去の経験・活動内容

『自分の強み』『相手(企業)のメリット』は、入社後にどのように強みを生かして企業に貢献できるのかという観点を持つと、訴求力が高まるでしょう。

そのためには、企業のビジョンや、どのような人材を求めているのかといった情報を、あらかじめ調べておくことが重要です。

さらに強み・メリットの理由や根拠を示せると、説得力のある自己紹介になります。過去の経験・活動内容を具体的なエピソードとともに、自分の強みにからめて根拠として伝えるとよいでしょう。

自己紹介の基本項目

面接で自己紹介する場合

次に面接で自己紹介をする場合のポイントを紹介します。面接では履歴書・エントリーシートとは違い、その場でじっくりと内容を考える時間はありません。本番で焦らないように、しっかり事前準備をしておきましょう。

【基本は書類と同じ】

面接でも氏名・大学・学部・学科名・専攻分野などは、履歴書・エントリーシートと同じく必ず伝えるべき基本情報です。

第一声から明るくハキハキとした声で、簡潔に伝えるように心がけましょう。もちろん、これらの項目が書類の記載内容と食い違っていれば信憑性が問われてしまいます。

そのようなことのないように、履歴書・エントリーシートの内容には、改めて目を通しておくことをおすすめします。

【1分程度で話をまとめる】

面接の自己紹介では、『1分間』といった時間の指定をされるケースが少なくありません。仮に指定がない場合であっても、自己紹介は基本的に1分程度でまとめられるように準備しておきましょう。

自己紹介がダラダラと長くなると、相手に冗長な印象を与えるだけでなく、端的に伝える能力に欠けているとみなされてしまう可能性もあります。

自己紹介を1分間できちんとまとめるためには、話すべき内容を決めた上で、実際に時間を計りながらペースの調整をしておくと安心です。

途中で話すことが分からなくなってしまうという事態を防ぐためにも、事前の練習は怠らないようにしましょう。

【意気込みなどで締める】

自己紹介の最後の言葉は相手の記憶に残りやすい傾向があるため、意欲的な言葉を伝えることで好印象を残しましょう。具体的には、志望理由や意気込みなどを述べるのがおすすめです。

志望理由については、面接の質問項目として改めて聞かれる可能性が高いため、そこで深掘りをする必要はありません。短く簡潔に伝えましょう。

その上で「本日はどうぞよろしくお願いいたします」という挨拶で締めると、うまくまとまります。

面接で自己紹介する場合

準備しておきたい自己紹介の項目

自己紹介の項目として、準備しておきたい内容を深掘りしていきます。短い時間にできる限り自分について知ってもらうためにも、以下で紹介するような項目を盛り込みましょう。

【学業・研究内容】

準備しておきたい自己紹介の項目は、まずは学業とゼミでの研究内容です。何を学んできたのか、どのように学んできたのかという情報は、自分がどのような学生なのかを伝える上で欠かせません。

学生時代にどのような知識を得たかを具体的に伝えることで、目の前の課題に真摯に向き合ってきたことを理解してもらえるでしょう。また専攻分野が企業の業務内容と関連する場合には、専門性のアピールにもつながります。

ただしあまり深掘りしすぎると、自己紹介という趣旨から外れてしまう可能性もあるため注意が必要です。後々の自己PRにつなげるために、自己紹介では重要なポイントだけを整理して伝えるにとどめましょう。

【趣味や打ち込んできたこと】

自分の人となりを理解してもらう上で、趣味や打ち込んできたことを伝えるのも有効な手段です。

ほかの応募者と差別化できるもの、自分が持たれる第一印象からは想像しにくいものなど意外性のある趣味であれば、面接官に強い印象を残したり、興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。

ここで重要なのは、趣味そのものの説明ではなく、それらの活動にどのように向き合っているかを説明することです。それが仕事に向き合う姿勢につなげられればよいでしょう。

ただし言うまでもなく嘘をつくのはNGで、くわしく質問をされれば大抵の場合は露呈してしまいます。加えてギャンブルや宗教に関する趣味なども、好印象を持たれないリスクがあるため、避けるのが無難です。

【自己PRにつながるエピソード】

学業・趣味などにも関わることですが、自己紹介では具体的なエピソードを交えることで、伝えたい内容を強く印象づけることができます。エピソードは学業・趣味に限らず、アルバイト、ボランティア、サークル活動といったものでも構いません。

ポイントは具体的な体験・経験を通して、自分がどのように成長したか、何を得たかを明確にすることです。このような教訓・気づきを入れることで、自分のキャラクターを知ってもらえるだけでなく、自己紹介の後の自己PRに説得力が生まれます。

そのため自己紹介を考える上では、自己PRにつながるか否かを常に意識しながら、内容の取捨選択をしていきましょう。

準備しておきたい自己紹介の項目

自己PRとの違い

自己紹介で伝えるべき内容と、自己PRで伝えるべき内容には、どのような違いがあるのでしょうか。ここからは自己紹介と自己PRのそれぞれで伝えるべき内容を、具体的に解説します。

【自己紹介は人柄を把握する手段】

面接官が自己紹介を求める最大の目的は、応募者の人柄を把握することです。面接官の立場では、数多くの応募者を相手にしつつ、自社で採用すべき人材を見極めなければなりません。

つまり、自分を他の就活生と差別化するための手段が、自己紹介なのです。自己紹介の最初に氏名・大学・学部・学科名・専攻分野といった基本情報を伝える必要があるのもそのためで、面接官はこれらの情報を元に応募者の確認・整理を行います。

にもかかわらず、自己紹介を求められているときにいきなり自己アピールを始めてしまうと、面接官は本来の目的を果たすことができません。すると意思の疎通ができない、つまりコミュニケーション能力に問題があると判断される可能性もあるのです。

自己紹介では、あくまでも自分の人柄を伝えるという目的から、内容を組み立てることが重要です。

【アピールポイントは自己PRで深掘りを】

一方、自己PRでは自分のアピールポイントを明確に伝えます。アピールポイントとは、自身の強み・スキル・知識・価値観・意欲などです。

とはいえ自分本位なアピールをするだけでは、相手に好印象を与えることはできません。企業にとってメリットがあるか否かを見極めた上で、冗長にならないよう、手短に分かりやすく伝える必要があります。

先述したように、自己紹介の内容と関連づけながら深掘りができると、短い時間の中で自分の魅力を最大限に伝えることができるでしょう。

自己PRとの違い

自己紹介作成のコツ

ここからは、より具体的な自己紹介作成のコツを三つ解説していきます。ここまでのポイントを押さえた上で、細部にもこだわることで、相手により好印象を与えることができます。

採用の確率を少しでも高めるために、ぜひ実践してみましょう。

【論理的にまとめる】

自己紹介の内容は論理的にまとめることで、簡潔かつ相手に伝わりやすいものになります。論理的にまとめるコツは、まず結論から始めた後に、説得力のある理由・事例で補足をすることです。

最初に何が言いたいのかを明確にすることで、全体の内容をスムーズに理解してもらえるでしょう。さらに最後に改めて結論を伝えることで、すっきりとまとまります。

エントリーシートはもちろん、面接でもこの流れを意識して伝えるのがおすすめです。話しているうちに何が言いたいか分からなくなってしまうという事態を防ぐ効果もあり、理路整然とした印象を与えられます。

【企業の求める能力を押さえる】

自己紹介で簡単な自己アピールをするときは、企業の視点から、求められている能力を押さえるようにしましょう。採用に値すべき人物だと評価してもらえることはもちろん、企業研究をしっかりと行ったという努力も伝わり一石二鳥です。

逆に自分本位なアピールポイントだけを伝えてしまうと、企業のことを理解していないと思われてしまう可能性があります。

そのため履歴書・エントリーシート・面接に望む前には、企業の業務内容はもちろん、将来的なビジョンについてもリサーチをしておきます。その上で、自分のどのような点が企業にとって魅力的に見えるかを考えましょう。

【興味を持ってほしい内容を盛り込む】

自己紹介の内容で気になったポイントについて、面接官が質問してくる場合もあります。自己紹介に興味を持ってほしい内容を盛り込むことで、自然に会話が生まれ、訴求したいポイントを深掘りすることができるでしょう。

コツはほかの就活生にはない経験・体験や価値観を伝えることです。「どういうことかもっと知りたい」と面接官が考えるような内容であれば、質問をされる可能性は高まります。

その際は質問の内容にしっかりと答えつつ、自身の強みを簡潔にまとめてアピールしましょう。

自己紹介作成のコツ

自己紹介は自分の特徴を簡潔にまとめよう

自己紹介では自分の人柄を面接官が把握できるように、基本的な情報を簡潔に伝えることが最重要です。その上で面接官が興味を持つような内容や、アピールポイントにつながる内容にも簡単に言及できると、その後の自己PRがスムーズになるでしょう。

そのためには自分本位なアピールにならないように、事前の企業研究が欠かせません。また学生時代に学んだこと・打ち込んだことを具体的なエピソードと一緒に伝えるなど、面接官の印象に残る自己紹介を心がけましょう。

必要最低限の項目は押さえつつ、自分の人物像をしっかりと理解してもらえるような自己紹介を考えることが重要です。

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