東京三菱UFJ信託銀行 1次選考(面接20分)振り返り (○月○○日△△時△△分~)

1次選考の面接質問内容
面接官1(男性):学生1の個人面接

【1】簡単に自己紹介
○○のHNです。本日はよろしくお願いいたします。
現在ゼミでは哲学を勉強しています。中でも西洋のドイツ観念論のカントという哲学者の理性について勉強しています。
学生時代に頑張ったことは、3年間勉強を行うことで、2600人中1位や簿記二級を取得しました。以上です。
→その後勉強や努力をすることが好きということでいいか等尋ねられる。

【2】志望動機
私には夢があります。実家の不動産の経験から、「商業銀行の扱うような金銭だけでなく、信託業務も行い、相続対策等を行える人間になる事」です。これを達成するために、人の資産の管理ができる銀行、そして相続から信託、そして御行を志望させていただきましたのは、既存の信託顧客だけでなく、グループの総合ネットワークでより大勢のこれから相続対策などに当たる人を救えるのではないかと考えたため、御行が第一志望です!!

−面接官:プライベートで申し訳ないけど、相続はそんなに苦労したのか?
はい、実は、私の実家の相続は、不動産の相続が絡んでいたため、苦労しました。というのも、不動産賃貸業を行っていた祖父が昨年亡くなり、その不動産を祖母と母と母の妹様で分けることになったのですが、その時祖母が不動産を全てほしいから代償金にしてくれと母に持ち掛け、それを母が断ってもめたからです。

−面接官:今までで一番苦労したこと
大学での勉強で2600人中1位を修めることです。理由は、他の人と比べ中高の勉強の土台がなかったので、それを埋めることが大変でした。
そこで、3点工夫しました。
① サークル活動やアルバイトがあっても必ず1日勉強時間4時間確保
② 教授の考えを掴むために出席率100%
③ レポートは締切3日前に仕上げて親などの客観的な目を取り入れる
以上を3年間行い1位を達成しました。

−面接官:サークルについて、どんなことをしているサークルか
アナウンス研究会は、年二回、会場を借りてラジオの公開DJのような発表会を行います。
→その後サークルの話を数点

−面接官:ゼミ(カント、道徳形而上学原論)とは
カントは道徳形而上学原論の中で、人は理性と感情を持ち、理性の点で他の動物と違うから尊敬されるべきだとしました。そして、その尊敬されるべきものを人間は持っているから、人間同士はお互いに尊敬しなければならないとしました。

−面接官:え・・・趣味、フラフープを毎日30分・・・?(笑)
はい!!今日も御行だけの為に回してきました!(笑)

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《振返りのポイント!》
ゼミの話しから趣味の話しに話題が移っている事に注目して欲しい。
この学生は書いていないが、このようにいきなり話題(しかもありふれた趣味の話題)に変えるということは、
その前の話しが退屈だったか、面接官の意図に合っていない回答をしていることが多い。
そのために振返りでは、どのように話しを進めるべきだったか、また話題が変わった時にどのように対応する方が適切だったかを考えてみて欲しい。
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−面接官:アルバイトで何か困難あった?
結果的にお客様のご要望に応えられなかった困難があります。スタッフの意思疎通が図れず、お客様のオーダーの出しそびれがありました。

−面接官:第一志望と言ったけど、自分の強みとどう活かすかを教えて
はい、私は、大学三年間の勉強で修めた2600人中1位や簿記二級で1日7時間以上毎日勉強した経験から「継続して物事に取り組むこと」という強みがあります。この強みを、今後は継続していくことが必要な人との信頼関係に充てたいと考えています。

−面接官:伝えきれなかったことある?
何度も恐縮ですが、私は、御行が第一志望です。6,7回以上参加させていただいたセミナーを通じて、自分の夢を叶えられると確信しております。本当に宜しくお願いいたします。

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《ポイント!》
 ここは振返りについてではなく面接に関してのポイントの紹介だ!
この学生は面接官からの「最後に伝えきれなかった事はある?」という質問に対して説明会に6〜7回も参加したという根拠を持ってアピールしている。これは以外と面接官には好印象だ。最後に何か一言求められた時には、必ず「根拠を持って」入社アピールをすること。必ず実施して欲しい。
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良かった点

・帰り際に「本日はありがとうございました。一日中面接でお疲れでしょう」と言えて微笑んでもらえたこと(そのおかげか、エレベーターまでの道のりで「これから君のお父さん世代の人と沢山話すことになると思うけど、頑張ってね。」と言ってもらえた。)
・始まる前の緊張している?という問いに「いやー、第一志望で、御行だけの為に就職活動を行ってきたので、本当に緊張しています・・・!」といったこと
・とにかく何度も熱意を伝えた点(少ししつこかったかもしれない)

悪かった・改善点

・第一志望で本当に緊張してしまった。その為、かなり長々と話してしまったと感じた。(聞かれていないことまで話してしまった)
・時間がない中でどの程度まで話していいのかわからず、説明しすぎたところとしなさ過ぎたところがある点
・はしゃぎすぎた点

振返りのポイント

振返りでは面接の時の自分の感情も思い出しながら書く方がより効果的となる。
「緊張」「喜び」「焦り」…そのような感情の時にどのような振る舞いや発言をしてしまうのかを客観的に理解して、次回の反省のするためだ。この学生は「緊張してしまった」「はしゃぎすぎた」というように、自分の感情も振返りのポイントとしている。ぜひ皆さんも参考にしてみて欲しい。

おわりに

以上三菱東京UFJ信託銀行の1次面接の振返りシートをご紹介してきた。
この学生の緊張感も伝わってくる。非常に内容の濃い振返りではなかっただろうか?残念ながらこの学生は次の2次面接で不合格となってしまったが、毎回の面接でこのような振返りを続けた結果、見事他の企業から内定を獲得することが出来た。
毎回と言わなくても、是非とも2回に1回、3回に1回は振返りを行い、自分の面接を客観的に見つめ直して改善する機会を設けてみて欲しい。それが内定への最善の方法である。

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