事前に用意する物:面接を録音するためのICレコーダー
まず事前に準備しておくものは「ICレコーダー」だ。最近ではスマートフォンでも録音機能が付随しているので、それを活用するのも良いだろう。面接を録音し、終わったあとに聞き返すことで振返りを行なうためだ。では一体なぜ聞き返す必要があるのかというと、理由は2つだ。
1つ目は、客観的に自分の「良かったところ」「悪かったところ」を認識するためである。
レコーダーで自分の面接の様子を聞くと、自分がかなり早口で話している事、長く話し過ぎてしまっている事、しどろもどろになってしまっていること、そして質問の受け答えが出来ていないこと等、多くの反省点に気が付くことが出来ることで、次回の面接への改善点の材料になる。
2つ目は、面接官の「質問の意図を考え直すため」である。
録音した内容を冷静になって聞き返してみると、多くの場合で自分は面接官の質問の意図とズレた内容を話してしまっていることに気が付くはずだ。つまり「相手に響く受け答え」が出来ていないと言うことである。こうした「ズレ」を修正していくために、面接官の質問を再度考え直すたまえのこのような振返りが重要なのである。
当日にすること:ただ録音するだけ
面接当日はただ録音するだけで良い。ただ面接官にバレないように内ポケットなどに忍ばせておこう。
事前に音声がちゃんと録音されているかどうかも確認しておいたほうが良い。開始のタイミングは面接室のドアに入る直前が良いだろう(もちろん面接室に入ってから録音開始ボタンを押すとバレてしまうからだ)。
終わった後にすること:面接で話している内容の書き起こす
面接が終わった後は、録音内容を書き起こしてみよう。
内容を書き起こすメリットは、録音内容を聞き流すよりも、より自分の話していたセリフを丁寧に検証出来ることと、面接官の反応や質問の意図を冷静に考え直す事が出来ることだ。
これは英語のヒアリング力を身につけることと同じで、聞き流すだけよりも書き起こすことでインプットに集中出来、更なる学習効果が生まれやすい。
しかしデメリットとしては時間がかかりすぎる、ということだ。忙しい時期には全て行なうのは物理的には不可能だろう。そこで私がオススメするのは、部分部分だけを書き起こすことだ。
例えばあなたが「自己PRのところを今回は振返りたいなあ」と思ったなら、そこだけを書き起こせば良い。話している時間は10分程度だろうから、60分程度で書き起こしは終えられるだろう。この60分間が次の面接で大きく生きてくる。是非とも実戦してみ欲しい。
おわりに
以上振返りの方法について説明してきた。やり方は理解出来ただろうか?
「やり方はわかったけど、イマイチまだイメージが掴めていない」
こういう声が聞こえてきそうだ。そこで次回は実際の振返りをした人の「振返りシート」をご紹介しよう!私が運営する就活スクールに通っていた学生の物だ。ぜひ次回の記事を読んで、振返りの仕方についてイメージを掴んで頂きたい。
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