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就職したくない学生へ。就職しない場合の選択肢とは?

就職したくない学生へ。就職しない場合の選択肢とは?

就職したくないけれど、就職しなかったらその後自分がどうなるのか不安になる人も多いでしょう。多様性が認められている現代社会では、「就職しないという手もあるのでは……」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、就職しなければあなた自身の身に不都合が生じることがあります。

この記事では、就職したくない人の進路・選択肢や、就職するメリットとデメリットについて解説します。この記事を読んで、就職する意味・しない意味について改めて考えてみましょう。

「就職すること」だけが正解ではない!

積極的に就活をしている学生が何社も内定を獲得していく中、「就職することに本当に意味があるのだろうか」と疑問を感じる人もいるでしょう。どの会社にも魅力を感じることができず、働くことに意味を感じられないという人もいるのではないでしょうか。文部科学省の調べ(平成29年学校基本調査)によると、大学を卒業しても正規雇用で就職せず、一時的な職についた学生と進学も就職もしなかった学生は全体(2,891,000人)の1.6%、つまり46,256人と報告されています。

(参考:http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/02/05/1388639_1.pdf)

大学全入時代、就活生売り手市場という報道も多い中、実際に安定した職に就かないどころか、就職しないという選択肢を選ぶ学生も多いのです。確かに就職することだけが人生のすべてではないという考え方もあります。しかし、親や先生など就職したくないという学生の周囲の大人たちは簡単に同意しないでしょう。そこで、まずは就職する目的から考えてみましょう。

「就職すること」だけが正解ではない!

まわりの学生が次々と就活を開始し、内定をいくつも取っていく人もいる中で、就職しないという道をあえて選ぶ人には、以下のような理由があると考えられます。

就活がうまくいかなかった

「就職しない」というよりも、「就職できなかった」というほうが的確かもしれません。就活をしてみたものの、志望した企業で不採用になってしまい、消去法で就職しないという選択に至ったというケースがこれに当てはまります。この場合、応募先を大企業、企業の知名度が高いというように高望みしているか、あるいは自分の特性や大学での専攻内容とかけ離れた業種・職種ばかりに応募しているなどの理由が考えられます。

働きたい業種・職種がない

最近では、大学入学直後からキャリア教育を開始するところも多く、1年次から自己分析を始める大学も増えてきました。自己分析で求められた自分の性格的特徴や、これまで得意としてきたこと、挫折から得たものなどを統合して、応募する業種や職種を決めるというのが一般的な流れです。ところが自己分析はできて、自分に合った業種・職種が見つかったとしても、それが「やりたい業種・職種」に直結するとは限りません。自分に合う仕事は分かったけれど、実際にその仕事がしたいわけじゃない……。それなら働く意味がますます分からない……。このような思考になった結果、働きたくないという結論に至る人もいます。

将来やりたいことがない

就活中に応募先を決めきれずにいると、キャリアセンターの職員や、セミナーの講師から「これがやりたいと思うような仕事はないの?」と質問されることがあります。ところが、小学校や中学校から受験に励んできて、誰もが知っている大学に合格することをゴールとしてきた学生は特に、「その先」をイメージできないことがあります。最終ゴールだと思っていた「いい大学」に入ったのに、さらにその向こうを目指せという大人。自分には大学に入るために必死に取り組んできた勉強以外に取り立ててやりたいこともなく、急に野に放たれたような気持ちになる人もいます。そのためやりたいことがないから働かない、学歴を満たしたのだからこれでいい、と思う人もいます。

ゆっくりしたい

上記と同じように受験に次ぐ受験で勉強に励んできた人や、あるいは常に勉強せずに運を天に任せて進学してきた人は、「時間に追われたくない」という理由で働かないということもあります。前者は勉強だけに時間を使い、後者はこれから努力することが億劫などの理由が考えられます。通学で電車を使用してきた人は、社会人になってまで朝のラッシュで揉まれたくないという人も多く、作られた社会から離れて生きていきたいと望む人もいるのです。

就職したくない人の進路、選択肢

就職したくないと思いながらも就活を進めていく学生もいる中、もしも本当に就職しない場合、具体的にどのような進路があるのでしょうか。就職しない場合の進路や選択肢について、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

フリーター

就職せずにアルバイトとして働き、フリーターになるという選択肢もあります。フリーターでも正社員登用のある企業で働いていれば、勤務態度や業績への貢献度合いが高ければ将来的に正社員になれますし、働く時間も曜日も自由に選ぶことができます。一方で働いた分しか収入にならないフリーターは毎月の収入が安定しません。賞与や退職金が出る場合もまれで、金銭的に不自由になる可能性があります。次に転職する際にも前職がフリーターだと、明確な理由がなければ採用されにくくなってしまうでしょう。

ニート

学業にも仕事にも従事せず、ニートになるという選択肢もあります。ニートになればすべての時間が自由に使え、人間関係のわずらわしさから解放されるというメリットがあります。趣味に時間をつぎ込むこともでき、毎朝通勤ラッシュに悩む必要もありません。しかし言うまでもなく無収入の状態が続くのはリスクが高く、保護者が働けなくなったり、最悪の場合亡くなったりしたら、生活費すら確保することが難しくなります。

起業、個人事業主

独立して自分で起業する、フリーランスでどこにも所属せずに個人事業主になるという選択肢もあります。自分の好きなように事業をデザインでき、働く時間を自由に選べるという点では子育て中の女性や、少しの時間働いてあとは趣味に時間を費やしたい人、起きているすべての時間を仕事に費やしたい人など、幅広い人に都合のよい働き方だといえます。一方で、確定申告を自分でしなければならず、領収書の管理や契約書の作成など、会社なら経理に任せている部分をすべて自分で行う必要があります。仕事が安定して入る確証もなく、収入が途絶えたり、起業が失敗に終わったりすることもあります。

進学

一時期はモラトリアムとも言われましたが、大学院に進学するという方法もあります。大学院に進学すれば、学部で研究してきたことをより深い水準で極めることができ、学歴も修士あるいは博士課程修了を箔がつきます。しかし、国公立でも大学院進学で1年間80万円以上のコストがかかり、大学院を出たからといって学部卒よりも就職先が増えるわけでもないというデメリットがあります。大学に残れる研究員は少なく、理系であれば即戦力として研究開発職・技術開発職等に就職できるものの、文系の大学院卒は一般の学部卒と競争の末、就活で再び苦戦を強いられることもあります。

就職浪人

卒業できるはずの大学をあえて留年し、就職浪人するという選択肢もあります。就職浪人をすることで、それまで就活に十分な時間をとることができなかった人は、次の就活に備えた十分な準備をすることができます。また、改めて自己分析をすることで、やりたい仕事が見つかる可能性もあります。一方で、留年している間も学費がかかり、一人暮らしをしている人は生活費もかかります。一人暮らしで仕送りをもらっている人は、「どうして卒業できなかったの?」「就職はどうするの?」などと親に心配をかけてしまうこともあります。親元から通学している場合はなお、親を不安にさせてしまう可能性もあります。

就職したくない人の進路、選択肢
就職しないデメリット

就職しないことによって、家族や友人にも心配をかける可能性があり、大学ではキャリアセンターが就職率を気にして就職を斡旋してくることもあります。それでも就職しないことを選んだ場合、周囲に心配をかける以外にも、以下のようなデメリットがあなた自身にふりかかるかもしれません。

安定しない

就職しないと安定した収入が得られません。実家暮らしの人は家賃もかからず気が楽かもしれませんが、一人暮らしとなると話は別です。家賃に加えて光熱費、食費、スマホ代、交際費、服飾費などがかかるため固定支出が多くなります。収入が安定しないのに固定支出が増えていけば、いずれは家賃を捻出することもままならなくなるかもしれません。

給与が低い

就職せずにたとえばアルバイトで生活する場合、タウンワークの調べによると全国の平均時給は1,010円であり、1日8時間、月に20日間働いたとしても月収は161,600円です。

(参考:https://townwork.net/tokyo/jikyuu/)

一方、厚生労働省の調べによると、大学卒業者の新卒初任給は199,600円となっています。

一見するとそんなに変わらない印象を受けますが、アルバイトの場合は昇給があっても何百円レベルで頭打ちがあります。

(参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/12/01.html)

正社員の場合は毎年業績によって数千円~数万円の昇給を実施している企業もあり、最終的に正社員の生涯賃金はアルバイトの約3倍にもなるといわれています。

社会的信用が低くなる

ニートやアルバイトの道を選ぶことによって、多様性を認めるようになった日本社会とはいえ、世間からの社会的信用は低くなります。アルバイトでは住宅ローンも組めず、住宅を購入することもできません。事業を始めようにも銀行から融資もしてもらえず、加齢とともに八方ふさがりになる可能性もあります。また、結婚したい人と出会っても、結婚相手がフリーターでもいいと言ったところで、相手の両親はフリーターと結婚させるわけにはいかないと反対する人も多いでしょう。それもフリーターやニートの社会的信用の低さが影響していると考えられます。

人より苦労が多い

就職しないという道を選ぶことで、朝から晩まで働いている社会人を「苦労が多いな」と感じるかもしれません。しかし、実際に就職して働いている人の中には、やりがいを持ち、仕事をして家庭を持つこと、仕事をして趣味を楽しむことを生きがいにしている人も多くいます。そのような人から見れば、むしろ収入が不安定で社会的信用も低いフリーターやニートの方が「苦労が多い」と見えるでしょう。実際、若くて体力があるうちはよくとも、周囲が結婚して子どもができて……という年齢になればなるほど、一般的なライフコースから外れていくかもしれない苦労は多いといえます。

就職しないデメリット
就活をするメリットとは?

高卒でも大卒でも、多くの成人男性、成人女性が就職をして労働人口に加わっていることには理由があります。就活をする「意味」「メリット」がそこにあるからです。就活を体験しておくことで以下のようなメリットが生じます。

自分のしたいことが明確になる

就活をすることで、短期的に自分がやりたいことが何なのかを見つけることができるようになります。就活の一環である自己分析を通して、自分の得意・不得意がわかり、得意なことに関連する仕事を見つけることによって、意欲的に取り組める仕事に目星をつけることができるのです。その会社に入るためにはどうしたらいいのか戦略を練ったり、OB・OG訪問の準備をしたりと、意欲的に取り組める仕事を見つけられれば、次々と短期的な目標が生まれ、日々がいきいきとしてくるでしょう。

世の中を知るきっかけになる

主に業界研究を行うと、日本だけではなく世界を知ることができるといっても過言ではありません。世の中にはどんな業種があって、その業種ではどんな職種があるのかを知ることで、今までイチ消費者として暮らしてきた世の中を見る眼が変わるでしょう。よりグローバルな視点で世の中を見ることができれば、世界の中の日本の立ち位置も把握でき、就活を通して自分自身の視野を拡げることができるようになります。

人生の目的を考えるきっかけになる

就活をすることで、より長期的な視点でやりたいことを見つけることができるようになります。就活を進めていけば、その企業の年代ごとの年収がわかり、将来の見通しを立てることができ、このくらいの年齢で結婚して、出産して……といったライフプランも立てやすくなるでしょう。働くことを具体的にイメージしながら就活を行えば、家族、趣味、仕事自体など、生きる目的についてもリアルに考えられるようになります。

就活をするメリットとは?
まとめ

就活は確かに多くの準備が必要であり、今は入学直後からキャリア教育授業を開始する大学も多いことから長期戦を覚悟する必要があります。不採用が続けば心が折れてしまい、就職しないという道を選ぶ人もいるでしょう。

就職しない場合はフリーターやニート、個人事業主になるなどの方法はありますが、いずれも収入は不安定で生活が安定しにくいものです。人生に1度きりしかない「新卒」の看板は、今しか使えない大きな武器になります。この武器を無駄にせず、就活を通して自分の居場所や人生の目的を考えてみましょう。

まとめ

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