最終面接の特徴

企業の最終面接は、一次面接や二次面接などとは違った特徴があります。しっかりと自分をアピールするためにも、所要時間や評価されやすいポイントを押さえておきましょう。

【面接官は役員クラス】

最終面接を担当するのは、企業の経営者や役員クラスです。それまでの面接では人事部門が担当するケースがほとんどですが、最終面接は企業のマネジメント層が自社に合った人材かどうかを見極めるために行います。

一次面接や二次面接では集団面接だった企業でも、最終面接は経営者や役員の面接官1~3人程度と、応募者1人の個人面接となります。これまでの環境と違っていることが多いので、雰囲気にのまれないように、しっかりと対策をしておきましょう。

【最終面接の所要時間】

最終面接は20~40分程度が所要時間の目安です。企業によっては、もっと短い場合もあれば、1時間近く行われる場合もあるようです。応募者によって時間が変わってくることも多いので、長丁場でも冷静かつ堂々と受け答えができるようにしておく必要があります。

なお、企業によっては、最終面接に残した時点で応募者にほぼ内定を出すことを決めているケースもあるようです。その場合は、入社や内定承諾の意思確認のみ行われるため、10分も掛からずに面接が終了することもあります。

【評価されるポイント】

最終面接で評価されるポイントは、主に応募者の志望動機と企業との相性です。最終面接まで残した応募者は内定を出す可能性が高いので、志望動機を確認して、モチベーションの高さや「本当に自社に入社する気があるのか」を確認する傾向があります。

せっかく内定を出しても、辞退されてしまうと採用に掛けた時間が無駄になってしまうため、志望度の高さは必ず確認してきます。

また、応募者が本当に企業の社風や職場環境に合っているかも判断しようとするでしょう。企業の目指す方向と、応募者が企業に求めるものとの整合性が取れていなければ、自社では実力を発揮できないと思われてしまうかもしれません。企業の理念や求める人材像に合っていることをアピールする必要があります。

最終面接の特徴

最終面接に向けて行うべき対策

次に、最終面接に向けてやっておくべき対策を解説します。それまでの面接過程を見直すことはもちろん、面接官になる可能性のある経営者や、役員に関する情報を調べておく必要があるでしょう。質問や逆質問に対する対策も必要です。

【一次や二次面接の内容を見直す】

一次面接や二次面接の内容を振り返り、どのような点を評価されたのかを考えておくようにしましょう。志望動機や企業が求めている人材像にマッチしているかどうかを確認されるので、もう一度エントリーシートや履歴書なども確認しておくことが大事です。

どのような点をアピールするか、想定される質問にどう答えるかをシミュレーションしておきましょう。

最終面接でも、それまでの面接でされた質問が繰り返される可能性が高いので、落ち着いて受け答えできるようにしておく必要があります。特に、面接官は数多くの人材を見てきた経営者や役員なので、正直に熱意を持って伝えることが重要です。

【役員や企業の最新情報を調べる】

その企業の情報をどれだけ収集・分析しているかも評価されやすいので、経営者や役員に関する最新情報を調べておきましょう。特に、直近で受けた面接から時間が空いている場合、企業の状況も変わっているかもしれません。

企業サイトの情報も更新されている可能性があるので、事前にウェブサイトや企業のSNSなどもチェックしておくと良いでしょう。業界全体の情報も追っていると、最終面接で業界に関する質問をされたときに、スムーズに受け答えできます。企業や業界のことをしっかり調べていることをアピールするのは、かなり効果的です。

【質問や逆質問の対策をしておく】

最終面接でされるであろう質問はもちろん、面接官にする逆質問の内容も考えておきましょう。役員層に質問できる機会は貴重であり、熱意を伝えられるのはもちろん、質問する内容を通じて、企業の求める人材像にマッチしていることをアピールできるチャンスでもあります。

人によっては「特にありません」と回答してしまう場合もありますが、必ず質問はするようにしましょう。単に疑問に思ったことだけを質問するのではなく、面接官が「ウチのことをよく調べているな」と思うような質問を考えておくことが重要です。

最終面接に向けて行うべき対策

最終面接でよくある質問例

では、最終面接でよくされる質問を紹介しておきます。必ず以下のような質問がされるわけではありませんが、似たような質問がされる可能性が高いので、しっかりと答えられるようにしておきましょう。

【学生の特徴に関する質問】

これまで問題を解決した経験や、その問題を解決するために努力・実行したこと、あるいはこれまでした失敗と対処法などを質問されることが多いようです。あるいは、学生時代にした挑戦について聞かれることもあります。これまで経験してきたことを中心に聞かれるので、具体的なエピソードと学んだことを分かりやすく伝えるようにしましょう。

【志望動機に関する質問】

率直に「志望動機を教えてください」と言われることもあれば、「当社でどのような仕事をしたいと思っていますか?」と仕事内容の希望を聞かれることもあります。

入社意欲や企業風土にマッチしているかを確認するための質問なので、なぜその企業でなければならないのか、そこで実現したいことに関して、具体的に答えるようにしましょう。

特に、競合が多い大企業の場合、数ある企業の中で、なぜその企業に入社したいのかを説得力を持って伝える必要があります。

【将来のビジョンに関する質問】

自分が将来理想とする姿や、達成したい目標や夢に関して聞かれることも多いはずです。あるいは、もう少し具体的に入社後のキャリアプランに関して質問される場合もあります。

企業の目指す方向と、応募者の目指すところに整合性があるかを確認するための質問なので、企業のビジョンと自分の理想が合致していることを伝えるようにしましょう。ただし、付け焼刃の回答では説得力がないので、なぜ企業と自分の方向性が同じなのか、論理的に説明できる必要があります。

最終面接でよくある質問例

最終面接は逆質問も重要

続いて、最終面接で面接官にする逆質問のポイントと、具体例をいくつか紹介します。「特にありません」と答えるのはNGなので、必ず質問を用意しておきましょう。

【逆質問をするときのポイント】

逆質問は、その企業に対する知識や、志望意欲をアピールするチャンスです。質問する内容によって、自分の長所を伝えたり、その企業の社風に合っていることを伝えたりできます。

例えば、企業の理念をいかに実践しているか聞きいたり、経営者がメディアのインタビューなどで答えた内容に関して質問したりすれば、その企業のことをよく調べていることをアピールできるでしょう。

積極的に質問する姿勢を見せることで、入社のモチベーションやコミュニケーション能力をアピールすることもできるので、少なくとも2問以上は質問内容を考えておくことが大事です。

【好印象な逆質問の例】

面接官に好印象を与える逆質問の例としては、「10年後に描いている御社の姿はどういうものですか?」といった理念や経営方針に関するものや、「これまでの仕事でもっとも達成感を感じたことは何でしょうか?」など、経営者や役員の仕事ぶりに関するものが挙げられます。

または、「御社の〇〇という商品が大好きで、どういう経緯で開発されたのでしょうか?」といった、具体的な商品やサービスに関するものも良いでしょう。

特に、企業の実績となっている事柄に関する質問をすれば、「ウチのことをよく調べている」と思ってもらえる可能性があるのでおすすめです。少し調べれば、誰でも分かるようなことではなく、かなり突っ込んだ質問をすると良いでしょう。

【NGな逆質問の例】

逆に、NGな逆質問の例としては、給料や休日に関する質問や、すでに面接の過程で伝えられたことを聞き直すようなこと、そして誰でも調べればすぐに分かるような内容の質問です。

給料や休日に関することばかり聞いてしまうと、仕事の内容ややりがいよりも、待遇で企業を選んでいると思われてしまうかもしれません。すでに伝えられた内容を質問すると、話を聞いていなかったと判断されてしまう可能性があります。

さらに、少し調べれば答えられるような質問をしてしまうと、思考力がないと思われてしまったり、その企業について調べていないと思われたりしてしまうでしょう。

それまで面接官に好印象だったのにもかかわらず、逆質問によって印象が悪くなってしまうリスクもあるので、質問内容には十分注意する必要があります。

最終面接は逆質問も重要

最終面接が終わったら

最終面接が終わったら、あとは内定の連絡を待つばかりです。ただし応募者のマナーとして、やっておくべきこともあるので忘れないようにしましょう。

【まずはメールでお礼を送る】

面接後は企業からの連絡を待つだけで良いと思っている人もいますが、必ずお礼のメールを送っておきましょう。就職活動の事情で当日中に送れなかった場合には、翌日に送るようにします。

しっかりと面接官に感謝の気持ちを伝え、感想なども記載しておきましょう。内定をもらえたら、ぜひ就職したいことを伝えるなど、自分の正直な気持ちも添えておくと良いかもしれません。企業に送るメールには決まった形式やルールがあるので、失礼にあたらないように気を付けましょう。

【結果の通知はいつくる?】

最終面接の結果通知は、即日すぐに来る場合もあれば、2週間ほど掛かる場合もあります。面接終了時に「〇〇日後には結果を連絡します」と伝えられる場合も多いでしょう。企業によって変わってくるので、連絡が遅くても採用に至らなかったと考えるのは早計です。

通知の方法もメールの場合もあれば、電話や郵送で送られてくることもあります。電話が掛かってきた場合は、マナーを守ってしっかりと受け答えをしましょう。

最終面接が終わったら

最終面接の質問を想定しておこう

企業の最終面接でよくある質問と、好印象を与える回答例を紹介しました。最終面接では志望動機と、企業の求める人物像に合致しているかどうかなどが判断されます。

質問では「他社ではなくなぜ弊社を志望するのか?」といったことが聞かれることが多いはずです。事前にしっかりと回答を用意しておき、よどみなく答えられるようにしておくことが大事です。

また、逆質問が許されるケースもあるので、質問を通じて志望意欲をアピールできる内容をしっかりと考えておく必要があります。内定まであと一歩なので、準備と対策を怠らずに面接に臨みましょう。

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