就活の軸とは?

就活の軸とは『会社選びの基準』のことです。企業にとっても応募者の価値観を知る大切なポイントなので、必ずといっていいほど聞かれると思ってよいでしょう。

【会社選びの基準】

就活を始めたばかりの段階では、まず知名度の高い企業などをやみくもにチェックしがちかもしれません。

しかし『自分は働くことで何を得たいのか』『とにかく大企業であればどこでもいいのか』など、自分の価値観を洗い出す作業が重要です。

前者は自分自身に関わる軸です。自分がどういう人になりたいのかを掘り下げることになるでしょう。

後者は自分の外部に関わる軸です。例えば『外資系』『関西に本社がある企業』など、さまざまな観点が挙げられます。両者を掛け合わせることで、自分が働きたい企業を絞り込めるようになるのです。

【面接で就活の軸を聞かれる理由】

就活の軸を確認することで、企業は応募者の本気度を見ようとしています。『なんとなく好条件だからとりあえず内定が欲しい』という応募者よりも、本気で入社したいと考えている応募者を選考に残したいからです。

そのため、選考中に聞こえがよいことを取りつくろうのは避けた方がよいでしょう。さらに質問をされて掘り下げられると、すぐに底の浅さが露呈してしまいます。

また『自社に合わない価値観の持ち主』を見抜くという目的もあります。新卒採用者が3年以内に会社を辞めた場合、コスト面の損失が大きいことに加え、お互いにとって時間の無駄につながるでしょう。

就活の軸とは?

就活の軸の必要性

就活の軸が定まるまでは時間がかかります。しかし軸が定まればエントリーシートを書きやすくなったり、面接での回答がしやすくなったりするでしょう。結果的には近道だと考え、しっかりと練っておくのがおすすめです。

【企業選びが効率的になる】

軸を見出すまでは時間がかかる上、悩むポイントでもあるでしょう。しかし就活の初期段階でこの作業を行っておくと、結果的にはとても楽になります。

一度自分で軸を把握しておけば、応募する企業を効率的に選ぶことができるでしょう。最終的には内定への近道にもなるはずです。また複数の企業から内定が出た際にも、検討しやすくなります。

軸を定めて、限られた時間を有効に使いましょう。

【受け答えが楽になる】

軸さえ自分の中で定まっていれば、企業からのさまざまな質問にも、ぶれることなく答えられるでしょう。

つまり軸探しは面接対策にもなります。さらには、しっかりと根拠を持って答えることができるので、面接の通過率も上がるはずです。

軸に正解はありませんし、企業側も正解を求めているわけではありません。あくまでも『どれだけ自分で考えているか』という、掘り下げの深さをチェックしているのです。

就活の軸の必要性

就活の軸の決め方

就活の軸を決めるには、まず自己分析や情報収集をしましょう。OB・OG訪問も有効です。1人で行き詰まってしまったときでも、思わぬアドバイスが得られたり突破口を発見できたりするかもしれません。

【自己分析をする】

自己分析とは、『自分がどんなときに嬉しいのか』『何が大切なのか』といった価値観を探る作業です。

今までに嬉しかったことや、悲しかったこと、チャレンジしたことなどを具体的なエピソードに関連させて思い出し、達成感を得たのはどういうときかを考えていくのがおすすめです。

例えば『チームで達成するのが嬉しい』のか『とにかく困難な課題をやり遂げることに達成感を感じる』のかでも、随分と価値観は異なります。迷ったら友達や家族などに、自分はどういう人に見えているのか聞いてみるのもよいでしょう。

【業界・企業研究】

就活を始める前には、なんとなく自分の得意なことや好きなことの延長線上で企業を選びがちです。好みに合わせて見ているうちは、業界も偏ってしまうでしょう。

そのため、できるだけ先入観を取り払い、多くの企業や業界について情報収集を行い研究することが大切です。

インターンに応募して、企業の雰囲気を経験するのも有効といえます。意外な発見ができる場合もあれば、結果的に以前から興味があった業界に進む場合もあるでしょう。

たとえ同じ場所に行き着いたとしても、比較検討した後でたどり着くのと、なんとなく選ぶのとでは、後に壁にぶつかったときに乗り越える力が変わってきます。

【OB・OG訪問】

学生の立場で、実際に働くシーンまで想像するのは限界があります。それを補ってくれる強い味方がOB・OGなどの先輩たちです。

実際に話を聞くことで、企業の中でのリアルな話に触れることができます。自分のロールモデルになるような先輩に出会える可能性もあるでしょう。企業で働く自分をよりリアルにイメージできるようになります。

また、社会人経験を踏まえての的確なアドバイスをもらえたり、新たな視点を提供してくれたりもするでしょう。外からの情報収集だけでは決して分からない刺激を得ることができます。

就活の軸の決め方

面接で答えるときのポイントと例文

面接で答えるときに押さえておくとよいポイントを解説します。例文も紹介するので、参考にしながら、根拠と具体性を意識しながら答えるとよいでしょう。

【結論から話して具体的なエピソードを入れる】

エントリーシートに書くときも、面接で答えるときにも、まずは結論から伝えるようにしましょう。

面接官は多数の応募者と対面しています。そのため結論から簡潔に伝えられないと、印象に残らなくなってしまうでしょう。さらに、結論に説得力を持たせるために、具体的なエピソードを盛り込むことを意識します。

具体的な内容であるほど、理解されやすいものです。ただし、エピソードを長々と話すのは避けましょう。逆に印象を悪くしてしまうので要注意です。

【企業に合わせた回答をする】

志望理由や就活の軸などを問われた際には、必ず『その企業ならでは』の要素を入れるようにしましょう。そのためには、深いレベルの企業研究が必要です。

これができずに抽象的な答えになってしまうと、どこの企業にも回答を使い回しているという印象を与えてしまいます。企業研究にはしっかりと時間をかけ、自分の言葉に落とし込むところまで準備できるとベストです。

【参考になる回答の例文】

参考になる回答例を紹介します。あくまでも例なのでカスタマイズが大切ですが、具体例の入れ方など参考にしてみましょう。

また『人の魅力』を挙げるケースは多いですが、これは抽象的になりがちなので、OB・OG訪問などの具体的な経験を踏まえて話すと説得力が出るでしょう。

企業選びでは『成長』を大切にしています。小さいときに苦手だった鉄棒を何度も練習し、できるようになってすごく嬉しかったことが私の成長への喜びの原点です。

一方で、成長できない環境などないでしょうし、自分次第なのかもしれませんが、私が求める『成長』とは、業界で先例がないことに果敢に挑戦していくような積極的なものです。

最近リリースもされ、力を入れられているプロジェクトにとても興味を持ちました。開発ストーリーを読みながら、インターンで経験した電話営業での挫折経験を思い出しました。

インターンの初期には、お客様のニーズをきちんと捉えられず、契約を取ることができませんでした。まずはお客様の話をとことん聞くという姿勢で臨むようになったことで、徐々に契約に至るようになりました。

リリースを拝見していると、顧客ニーズをいかに考えて製品開発がなされているかを知ることができました。このような姿勢で自分も働きたいと思い、応募させていただきました。

『成長したい』で終わってはいけません。抽象的すぎる上に、どの職場でも自分次第で実現できることだからです。

そこで言葉に詰まってしまうと『軸が定まっていない』『自己分析や企業研究が不十分』と判断されてしまいます。「なぜ成長したいのか」「どういう成長をしたいのか」など、具体的に述べるよう心がけましょう。

面接で答えるときのポイントと例文

就活の軸を決めてから会社選びに臨もう

会社選びを始める前に、必ずしておくべき作業が『就活の軸探し』です。自己分析や情報収集、OB・OG訪問など、さまざまな角度から情報収集をした上で臨むのがよいでしょう。

軸がある程度定まれば、企業選びの効率が上がると同時に、自分とのマッチ度も上がっていきます。結果的に、自分にとって大きなメリットとなるのです。時間も手間もかかりますが、初期の段階でしっかり行っておきましょう。

面接で思わぬ質問が来ても、軸があればそこに戻ってぶれない回答ができます。ぜひすぐにでも自分なりの軸を探し始めましょう。

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