伝えるべきは実績そのものではなく【再現性】
1つ目の秘訣は、
成果を上げたプロセスを伝えることで
【再現性】
を伝えるということです。
まだ面接を受けたことが無いという人はなかなか実感がわきづらいかもしれませんが、
就職活動においては「過去にがんばってきたこと」を事あるごとに質問されます。
きっと、みなさんの中で多くの方は、
なんでもいいけど「大きなこと」やがんばった結果について『すごいね!』と言ってもらえそうそうなことを伝えた方がいいと思っていますよね。
でも、そもそも企業側はそれを期待してはいません。

実際にいた”ツワモノ就活生”
一方でこんなにすごい実績を既に残していた15卒の就活生もいました。
英語がネイティブレベルで、在学中に外資系コンサルティングファームに契約社員として勤務して
複数のプロジェクトを並行して担当してクライアントの実績を上げることに貢献したという
「あなた新卒なの?」と突っ込みたくなる就活生や、
プロのダンサーとして活躍した後に、
1万人規模のダンスイベントを主催して成功させたという
こちらも英語が堪能な”ツワモノ就活生”もいました。
でも、そんな経験をしている人は本当に一つまみですし、何度も言うようですが企業側も【新卒】であるみなさんにそんなことを期待してはいません。

実績そのものはウソがつける
ただ、「○○をやった」「□□をつくった」等々、
実績自体はいくらでもウソがつけてしまいます。
よほど大きなことを言わない限りは
企業側もいちいち事実確認をすることはないでしょう。
なぜその事実確認をしないか。
実績それ自体には興味が無いからなのです。

では、何を見ているのか。
採用担当者は、
就活生の実績そのものには興味が無いといいましたが、
一体何に興味があるのでしょうか。
それが【再現性】です。
その実績が偶然の産物ではないのか。
より困難な状況や全く違う状況でも
応用することで成果を出すことができる人間なのか。
【再現性】をどのようにとらえているのか
過去の実績をつくったときと同様の活躍を【再現】してくれる可能性がより高い人材を求めるのは当然のことです。
その【再現性】をとらえるために面接やエントリーシートのどこを見ているのか。
ざっくりとまとめると下記の通りです。
「<成果>どんな成果を出したのか。」
「<行動>成果を出すためにどのような行動をしてきたのか。」
「<思考>なぜその行動をしたのか。」
「<原体験>思考に至るきっかけとなった経験・エピソード。」
例えば、
「<成果>大学時代に東京都のコンクールで入賞した」
「<行動>中学時代から今まで絵画を続けている」
「<思考>人々を感動させるモノをつくることに力を注いでいきたい。」
「<原体験>広告会社に勤める父の職場見学に行ったときに、展示場に飾ってあった父がつくったポスターを見て感動している人々を見たこと。」
これらを体系的に整理できているかどうかを、採用担当者は見ています。

まとめ
これらの項目をみることであなたが入社してからも実績を出し続けられる方なのかを知りたいんですね。
「問題解決力」といってもいいかもしれません。
また、それを知ることであなたの話している実績が「本当なのか」という点も結果としてほとんどわかります。
就活生のみなさんは、いわゆる自己分析をして
どんなことをがんばってきたのかということに加えて、
「なぜ成果が出たのか?」
「なぜ頑張れたのか?」
「そのエネルギー源となったきっかけ・体験は?」
という点について、整理しておきましょう。
それが就職活動の第一歩です。だから自己分析が大事なんですね。
後編に続きます。
後編はこちら
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