インターンシップに参加するメリット

インターンシップの参加には、どんなメリットがあるのでしょうか。

・業界・企業理解が深まる

インターンシップは、業界研究、企業研究に最適の場です。
エントリーシートや面接では、企業理解がしっかりできているかどうかがチェックされています。業務内容も働き方も実際に体験する前のイメージとはまったく違うことがあります。イメージのまま面接を受けてしまうと、企業理解ができていないと不採用になってしまう可能性も…実際に業務を体験することで、企業の特徴や他社との違い、働いている人の雰囲気を知ることができ、企業理解を深めることができます。

・自己分析ができる

多くの学生は、大学3年生の夏から冬にかけてインターンシップに参加します。この時期は就活について考え始めたばかりで、まだやりたいことがはっきり決まっていない学生も多いでしょう。
インターンシップに参加することで、自分の興味のある業界や、向き不向きを知ることができます。また、グループワークなどを通して自分の強み、弱みを発見できたり、実際に働いている社員の意見を聞いて自己分析を深めることができます。
自分の適性を理解することで、入社後のミスマッチの防止にもなります。

・働くイメージを具体的にしやすくなる

インターンシップは実際に働く環境で業務を体験するため、働いている人たちの雰囲気、職場の設備やきれいさを知ることができます。会社説明会やOB・OG訪問などで話を聞く場合よりも、さらに働くイメージがしやすくなるでしょう。
社会人とコミュニケーションを取る機会も増えるため、コミュニケーション能力やビジネスマナーを鍛えるいい機会になります。

インターンシップに参加するメリット

【内容ごとに】インターンシップのメリット・デメリット

つぎに、インターンシップのプログラム内容ごとのメリット・デメリットを紹介します。

①会社説明・セミナー型

会社説明会と同じように、社員による業務内容や、業界の状況などの説明が主な内容となるプログラムです。1dayインターンシップはこのような開催形式であることが多いです。就活準備として、視野を広げたり、業界や企業の知識を深めたい人におすすめです。

【メリット】
・1dayが多いので気楽に参加できる
・会社の概要を理解できる

【デメリット】
・自分をアピールできる機会はほとんどない
・面接はしっかりとはないので練習にはあまりならない
・会社の仕事については体験できない

②プロジェクト型

学生に課題を与え、その課題に対する解決策について、グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーションを行うプログラム。与えられたテーマを処理する能力が求められます。課題は企業によってさまざまですが、主に実際の業務で生じる課題の解決方法など、実際の仕事に近いテーマを扱います。

【メリット】
・自分の能力をアピールできる
・他のインターン生と情報交換できる
・人事とコミュニケーションが取れる

【デメリット】
・課題をこなすことが主となり、実際の業務を体験できない

③就業型

実際に企業の職場に通って業務を体験するインターンシップです。この開催形式は、主に長期インターンシップで行われます。実際の業務に携わることができるので、入社後に即戦力になれるようなスキルを身につけることができます。

【メリット】
・自分の能力をアピールできる
・他のインターン生と情報交換できる
・実際の仕事に関わり、社会人としての経験が積める

【デメリット】
・拘束時間が長い
・平日の拘束になるので時間がないとできない

【内容ごとに】インターンシップのメリット・デメリット

【期間ごとに】インターンシップのメリット・デメリット

開催期間ごとのメリット・デメリットを説明していきます。

①1dayインターンシップ

1日だけで完結するインターンプログラムを「1dayインターンシップ」と呼びます。
代表的な開催形式には企業の説明会や短時間のグループワークなどがあります。1日で業種や職種について簡単に知ることができるため、「忙しくて時間がない」「たくさんの企業を見てみたい」という就活生におすすめです。

【メリット】
・参加のハードルが低いため、さまざまなインターンシップに参加することで、自分の適性を明確にしていくことができる
・拘束時間が短いので、興味があるインターンシップに気軽に参加できる
・業界研究に役立つ情報を短時間で手に入れられる

【デメリット】
・実務スキルがほとんど身に付かない
・内定に影響する可能性が低い

②短期インターンシップ

短期インターンシップは、1週間前後のインターンシップのことです。主に夏休みや冬休みなど学生の長期休みの時期に開催されます。企業理解を深めることが開催目的であることが多いため、実務を体験できることはほとんどありません。プログラムの内容は、グループワーク、ディスカッション、講義が中心となります。

【メリット】
・学校の休暇中など参加しやすい時期に開催される
・期間が数日から長くても1週間ほどなので学業と両立がしやすい
・活躍次第で、本選考での面接が免除されたり、内々定が出る可能性もある

【デメリット】
・実務を体験できない可能性が高く、実際の職場の雰囲気をつかみづらい
・倍率が高くて参加できないこともある

③長期インターンシップ

主に3か月以上のインターンシップを長期インターンシップと呼びます。長期インターンシップは、実際の業務を体験できる場合が多いです。そのため、職場の雰囲気が分かりやすく、入社後のイメージがつかみやすくなります。また、実務をこなすので、給与が発生する企業がほとんどです。

【メリット】
・実際の業務に携われることもあるため、入社後のミスマッチを防げる
・自己PRや志望動機のアピール材料になる
・活躍次第で、本選考での面接が免除されたり、内々定が出る可能性もある

【デメリット】
・「週に〇日以上」「1日〇時間」といったように勤務時間が定められていることもあり、学業との両立が難しい
・募集数が少ない

【期間ごとに】インターンシップのメリット・デメリット

まとめ

インターンシップのメリット・デメリットを内容や期間ごとにまとめて紹介しました。インターンシップはなんとなく参加しただけでは意味がありません。明確な目的を持って参加することでメリットを得られるのです。しっかりと活用して、他の学生よりも有利に就活を進めましょう。

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